全国で最高レベルの食材の集まるグルメスポット築地

毎度のこと、様々なメディアに取り上げられる「築地」。
週刊誌、グルメ雑誌、書籍、テレビ番組……など、度々目にしたり耳にする場所である。
築地市場は東京都が昭和10年に開設した水産物、青果物を卸売する市場。
東京ドーム7つ分の広さを持ち、水産物の取り扱い規模と取引金額は世界最大!

その世界規模を誇る市場だけあり、ニュースやネタも豊富。国内だけでなく海外からの観光客の人気スポットでもあり、食の台所となっている。豊洲への移転問題やマグロの競り見学やツアー、また観光客のマナーのことなども取り上げられたり、新春早々の毎年恒例の初競りも話題となる。
今年の初競は1月5日。青森産大間のクロマグロが一匹5649万円の史上最高値で競り落とされた!
この日最大の2メートル18センチ、268キログラムもあるクロマグロを競り落としたのは、寿司チェーン店の「すしざんまい」でお馴染みの木村社長。自ら「マグロ大王」と名乗る木村社長が大好きな握りはマグロの赤身だという。

全国で最高レベルの食材が集まるこの市場は、一般のスーパーでは手に入らないブランドや生産量の限られた食品を扱う店もあり、プロの料理人や飲食店関係、業者等は勿論だが、一般の客でも手に入るものもあり、観光客や買い物客で常に賑わっている。海産物の店はもとより、乾物屋、卵焼き屋、肉屋……。
また食材だけではない。料理に使われる調理道具、包丁、鍋、ステンレス類、食器、陶器、包装用品、計量器、雑貨、飲食店の軒先や玄関に飾られる置物や赤提灯、築地グッズ…など様々な物を取り扱う店が軒を連ねている。

そして何と言ってもその豊富な食材が集まるこの築地市場には数多くの飲食店があり、食い道楽や食にうるさい人には嬉しい限りである。

築地見学をして美味しいランチを食して、買い物をして……と、大満足な散策コースとなるのだ。

さて、このグルメスポットの築地……といえばやはり寿司。
日本が世界に誇る食文化!この「ジャパニーズスシ」が目当てでこの築地に足を運ぶ外国人も多い。
築地の代名詞、看板ともいえる寿司。旬のネタ、新鮮な魚を使った寿司を求めて朝から店頭に並ぶのは日本人だけではないのだ。

築地は場外にも場内にも寿司店は何軒もあるが、場内は昼の2時ぐらいで閉まってしまう。
ゆっくり食べたい、飲みたい人は場外の方がお薦めかもしれない。
早く閉まる場内の寿司屋は朝から人が集まる。

有名なのは「寿司大」。こちらはいつでも大行列である。

私自身もやはり美味しいものを求めで築地を歩くことがあるのだが、いつもすごい人だかりで、人気アトラクション待ちのような長蛇の列に毎度諦めていた。

しかし「次に築地に行った時には是非味わいたい」という思いは失われず…先日挑戦してきたのだ!
この寒空の下で待つのはつらいと思い、今はヒートテック、昔ならばババシャツと呼ばれる薄手のインナーを着こみ、靴下やレッグウォーマーを重ね、ダウンを羽織り、手袋とマフラーはしっかり着用、という防寒対策をとり、並ぶ覚悟で出向いた。

るるぶやグルメ本、築地周辺の地図を持った若いカップル、女性同士のグループは勿論のこと、年配のご夫婦…と、まさに老若男女が立ち並んでいる。私の前後は韓国のカップルと中国のカップルであり、その後ろにはアメリカ人…と、国際色も豊かである。

朝10時半から…待つこと1時間半。
冷たい風のせいで耳も痛くなってきたし、手足がシビレ感覚も麻痺してきて辛くなってきた……しかしここで諦めてしまったら美味しいネタにはありつけない。

待つことそろそろ約2時間……ようやく店ののれんをくぐった。

狭い店内に入ると板さんが「……らっしゃい!寒い中お待たせしましたっっ」
と威勢よく元気な声で迎えてくれた。
注文したのは「『旬魚』おまかせセット」……3900円。
私は順番に出てくる色とりどりの10貫の握り達に魅せられ、ハートを鷲掴みにされた。
トロは勿論、金目鯛の昆布締めはとろける味わいだし、白海老は甘いし、貝は出されてきてもまだ動いていた。卵焼きは出来立てのフワフワ。外人さんは大喜びし、皆新鮮なネタの写真を一枚一枚撮っていた。
また、こちらのお寿司は一手間かかっている。味付けは旬のネタに合わせ殆んどついているので、小皿に注した醤油をあまり使わないのも嬉しい限り…。

だいたいどこの寿司店でもランチセットの種類や握りのお値段などは似たり寄ったりなのだが、このお店の最後のサービス、最後の演出はニクい。

最後に好きなネタ一品をなんでもリクエストしていいのだ。
勿論、今まで出された握りの中で気に入ったものを再度リクエストしてもいいし、値段が高いネタでもいい。とにかくなんでもいいのだが、流石に納豆巻きやカッパ巻きを頼む人はいなかった。
店長に聞いたがここでお国柄が現れるらしい。
韓国の方はアナゴやマグロ。
中国の方は貝類とかウニ。
白人サンはやっぱりトロ。

……しかしどこのお国の方であろうが、嗜好があろうが、
最後に自分の食べたいものが食べられる。
これは最高に嬉しいし、幸せを感じることができる。
ラストは自分の欲望のままリクエスト。

「終わり良ければすべて良し」
……ってわけで、待たされても大満足!
なんでも物事は最後の締めくくりが大切である。
最後には誰もが笑顔で帰れる。

築地が一番混雑するのは11月、12月。そして、暖かくなる4月あたりからは更に観光客が増えるという。土曜日や繁忙期には知られた人気店は3~4時間待ちもザラだそうだ。行くなら今の時期の平日が穴場。

少しでも待ち時間の少ないこの時期に防寒対策をして出かけてみてはいかが?
学習した私は皆さんには耳パットと手を暖めるホッカイロと靴に入れる足シートのホッカイロの持参をお薦めしたい。

東京都中央卸売市場(※見学についての注意や市場の休日を調べてから出掛けよう)
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
「恋のことならなんでもお任せ!」恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト/神崎桃子 「恋が続かない」「いい人止まり」「本命になれない」「男運が悪い」「ダメ男を切れない」「気になる彼を振り向かせたい」「男の人の気持ちが知りたい!」 さまざまな恋の悩みに効く恋愛テクニックをお届け!!

関連記事

今、あなたにオススメ