男たちの知らない裏事情「義理と人情のバレンタイン」

バレンタインが近づくとウキウキソワソワするのはあげる側の女性よりも、オッサン達の方であったりする。バレンタインに貰う側の彼ら。
口では「要らない」とか「義理なんて欲しくない」「俺、甘いモン嫌いなんだよね~」とか強がりを言いながらも(多分表向きでわざと言っている)本音は義理でもいいから貰いたいのが男心。それに一個もないとカッコがつかない……。

また、今年はいくつ貰えるかを予想してたり、チョコの多さを自慢したいやからもいる。義理チョコを貰うために影では痛い努力をしている人だっているのだ。

バレンタインといえば何も女の子が告白する日だとか、本命だけにあげりゃぁいいってもんでなくなっているのが事実。とくに著しく伸びているのは、女友達に贈る友チョコ!10代・20代の若い女性は最も数が多い。
江崎グリコ(株)が調査した「バレンタイン事情2011」

しかし働くOL達にはやはり何と言っても義理チョコの数が世代別でトップ!
この義理チョコはなにかと苦労の種。女性達はアレコレ工夫し知恵を絞り模索してるのだ。

○ウチの職場は女子が少なくて男性社員ばかり…一人ずつあげるととんでもない金額になるので女子だけで一定の金額を集め、女子一同としてあげている。

○この時期のデパートや百貨店で開催されるバレンタインフェアは、仕事帰りや土日に行くと激混みして見るのも選ぶのも買うのも行列! 義理チョコに無駄なエネルギーや労力を使いたくないので上司が会議とか取引先に行ってる間を見計らって女子同士で順番にコッソリ行くことにしている。

これは勤務時間の有効活用である!

○好きな上司や男性のためならいざ知らず…嫌な上司やオヤヂどもの為にわざわざ足を運んで買うなんて面倒……なのでネット通販にしている。まとめ買いすればお得だし楽チン!

○社長・専務・部長・課長・係長・次長…と上司のランクに合わせてチョコのランクを決める。
だいたい1000円ぐらいの差をつける。毎年その上司の差でチョコを選び見つけるのが一苦労。役職のないペーペーや平社員にはチロルチョコをバラまく。

○本当はあげたくない同じ部署の上司…いかに安くて不味そうな物を探しだすのが大変。
値段がバレないように外見や見栄えはそれなりに良いとか、デカいとか、目立つとかがなければいけない。

○本当にお世話になってる、面倒見のいい上司や尊敬してる上司にだけにあげたいけど、そうすると周りのどうでもいい上司達がスネるので仕方なくあげている。
どうでもいい上司には皆の前でわざと渡し、お気に入りの上司にだけ、義理でもAランクのものをあげる。その上司が営業で出かける時などに即座に私も席を立ち、さも仕事の伝達忘れのように見せかけて追いかけて行き廊下やエレベーターホールで渡す。トイレに行くフリもよく使う。

○ホワイトデーのお返しをくれそうな人にしかあげない。

○バレンタインが近づくとやたら親切にしてくる上司がいる。
普段は声など掛けてこないのに「なにか困ったことがあったら俺に言え」とか「仕事たまってるなら回していいぞ」とか「その服いいねぇ…」とか媚を売ってくる。
わかりやすいがこういうタイプに限ってお返しがショボイ!センスもないしセコイ!
倍返しは愚か、あげた金額の半値以下の要らぬものをくれる。

○うちの課と隣りの課の上司対決がオモロイ。毎年チョコの数を競っている。
「チョコの数=人気投票」みたいなモン。チョコの多さで「俺は人気がある」「人望がある」「信頼されている」「女子社員から頼りにされている」と思い込んでいる。
バレンタインの近くになると女子社員に「これお土産だよ」「みんなでお茶の時間に食べなさい」とスィーツやお菓子を買ってきたり、ランチに連れて行ってくれる。
これは立派なワイロである。

○職場での扱い方やそのあとの展開が変わってくるので義理チョコには「入れたくない気合」を入れている。チョコひとつで根に持たれてひがまれたり、イジメられたり、仕事上の評価まで下がったらたまらない。

○「○子君や、×美チャンからは貰ったが…君からはまだ貰ってないよねぇ」
と上司に言われてビックリ。前の会社には義理チョコ制度などなかった。転職して初めて前の会社の良さに気づいた。

○会社で義理チョコ禁止令が出た。
ホッとしていたら抜け駆けして上司に渡している女子社員を発見。
「他の女子には内緒ですよ」
渡された上司はすごく嬉しそうだった。

○私の会社も表向きは「義理チョコ禁止令」。
ウチら下の女子社員の負担を思ってか、「バカバカしい……もうこんなこと辞めましょう」とお局樣達が発してくれたのだ。
しかし、仕事が出来る先輩やキャリアを積んだお局樣たちのようには強くはなれない、小心者で力のない私たちは、やはりあげるしかないのである。お局様の目を盗んで……という厄介なことが増えてしまった。


○本当のホント、チョコなんてあげたくないんだけどさ、上司の奥さんや子供たちのことを考えると……。
多分あてにしてるんだよね。私があげる義理チョコ。「お~い貰ってきたゾ!」と奥さんに自慢し、子供に渡す姿が想像できる。これがチョコを一つも貰えなかったら
「お父さんってモテないんだね」と子供から白い目で見られ、「アナタ、社内の女性から嫌われているんじゃありませんか?態度を改めなさい」などと奥さんから罵られ蔑まれることになりかねない。家族円満の為にも気の毒だから毎年あげている。

義理だけでなく情けをかけてもらっている男性達。

たかがチョコ、されどチョコ……。チョコは仕事にも影響を与え、人間関係と家族関係さえも左右するものなんである。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
「恋のことならなんでもお任せ!」恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト/神崎桃子 「恋が続かない」「いい人止まり」「本命になれない」「男運が悪い」「ダメ男を切れない」「気になる彼を振り向かせたい」「男の人の気持ちが知りたい!」 さまざまな恋の悩みに効く恋愛テクニックをお届け!!

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