「生理的に無理……」男の体臭が気になるのは私の遺伝子のせい! 愛は匂いを越えられないのか?

恋愛サファリパークの神崎桃子です。

女性は嗅覚に優れているがゆえの、男の選び方がままならない胸の内を聞いて欲しい。
さて※前記事で書いた
「彼氏に加齢臭対策グッズなどプレゼントできない……」。奥さんという立場ならば「アナタ、クサイわ」と真実を教えてはくれる。しかし文句は言ってくれても旦那を改造することに興味もなく、中高年のオヤヂ臭のためになどお金を出してはくれない現実……。加齢臭やオッサン臭に限らず人は誰でも体臭を持っている。その人が放つその人自身の香りは人付き合いに関わってくるほど、“匂い”というのは大事である。

「やっぱり無理……。彼の匂いがどうしても気になる。良い人なんだけどね……」こんな話を聞く。

特に深く異性と関わる場合“たかが匂い”ではすませられない! 相手の体臭が好みの「匂い」ならいいのだが、嫌悪感を抱くような「臭い」だったりしたら?

“匂い”は男女関係や、恋愛を左右する重要ポイントである! 私の周りにも相手の匂いひとつで今後の付き合いをどうするか悩んでいたり、実際それが原因で離れたりもしている。

● 彼が初めてお泊りに来ました
二人で過ごす初めての夜、ということで私は覚悟はしてたのですが……。しかし、イザ接近して気づきました。間近で嗅ぐ彼の匂い、体臭がとにかく鼻につくんです。汗臭さというよりもお父さんの枕のような匂いです。彼が帰った後のベットにも残り香がして悲しくなりました。

● 彼のことは決して嫌いじゃないのに……
その匂いを思い出してしまうと会いたいという気持ちが萎えてしまうんです。

● 彼が遊びに来たら彼の独特の匂いが私の狭い部屋に充満して、とても不快な気分に……
彼が帰った後、フレグランススプレーを部屋中にまいて、お香を炊いて気持ちを落ち着かせました。

● 彼とお泊りをする度に彼の匂いのせいで、毎回気になって眠れません!
あっちの方も何度か挑戦してみましたがダメ……。キスだけでもう精一杯です。ハグもキツイです。彼に直接言うのも言いにくいし、いったい私はどうすりゃいいの? って感じ。我慢して匂いを嗅ぎ続けるのも、彼にそのことを伝えるのもつらいです。

● 外でデートしたり食事したりした時はそれほど気にならなかったのに……
彼の愛車(?)に乗った時、カビ臭さと油臭さが混じったような匂いがし吐きそうになりました。車が古いのか良くないのか?と車のせいで臭いんだと思い我慢しました。でも彼の部屋に行った時同じ匂いがし、気分が悪くなってしまい早々と退散しました。
もう彼の車にも乗りたくないし家にも行きたくありません。

● 休日に参加したお見合いパーティーで出会った時には何も感じませんでした
仕事帰りに待ち合わせし、混雑している居酒屋のカウンターで横並びになった時にあきらかに漂ってくる鼻につく体臭。一気に食欲がなくなりました。それからも相手の男性は、何度も懸命誘ってきたのですが、もう会う気になれませんでした。

● 元彼の体臭がやはりど~しても好きになれませんでした
元彼とは会話も趣味もめちゃくちゃ気が合ったのですが、個室に入ったり間近にいるとどうしてもイライラしてしまい、そのニオイに耐えられず別れることに……。もう数年も前の話ですが未だにその匂いを忘れることができません。未練ではなく彼の香りが印象的で強烈すぎて忘れられません(笑)。

● 匂いがどうしても気になり別れ話を切り出した
「アナタとはもう会えない。もう無理なの。ごめんなさい」と言うと……「どうして?なんで?なんで?」としつこく訊かれて困りました。
「喧嘩したわけじゃないし言い争いとかもないワケだし……俺たち案外上手くいってるじゃないか。なにも別れるような大きな原因がないんだからさ……」と拝み倒され途方にくれてます。
「原因はアナタの匂いよ!」って、「どうしてもアナタの匂いが嫌なのよ」って言いたいんだけど。本人は匂いが原因なんてこれっぽっちも思ってない。上手く遠まわしにわからせる事ってできないものでしょうか?

そう、この“匂い”。
女性にとって男性の体臭は恋愛において大きなウエイトを占めてたりするのだ。
匂いのせいでその人を避けたり、嫌いになってしまうこともある。

“匂いが気になる”これは自分の意思ではどうしようもない、解決出来ない問題である。理性で抑えて我慢出来るものでもない。またニオイは相手に対しての感情で左右されることもない。いくらそれまで好ましいと思っていた相手でもその人の匂いがダメなら、相手を見る目は“いい人から不快な人”に変わってしまう。結婚の条件がいいとか自分の理想に見合っている相手であったとしてもその人特有の匂い、香りの好き嫌いは理屈じゃない。

悲しいことに相手の体臭が気になると、一緒に居続けるのも一緒に寝るのも苦痛となる。
相手の体はもとより、相手の体臭が染み付いた部屋やシーツ、ベットの匂いすべてに馴染むことはできない。

よく女が相手を“異性として見れない場合”に使うセリフ。
「生理的にうけつけないの」
などというがこの匂いもそのひとつ。
ただ単に女側の我儘などではなく本当に生理的にうけつけられないのだ。努力すればとか慣れれば好きになれる、という問題ではない。

体臭の好き嫌いは遺伝子レベルの話だと研究結果でも明らかになっている。女性は優れた嗅覚、男性の遺伝子を嗅ぎ分ける特殊な力を持っているのだ。

女性たちは、MHC(またはHLA遺伝子)という免疫をつかさどる遺伝子が、自分と遠い男性ほど“好ましい匂い”として感じるのである。つまり、好ましい匂い、好意的に感じる男性というのは本人同士というよりも“遺伝子”のマッチングが上手くいっているということ。

逆に相手の体臭が気になるとか、臭いと感じるのはその人との遺伝子が似ているためであり、特に思春期の女性は、この遺伝子が近いため父親の匂いを嫌がる、避けたがるのではないかということである。遺伝子が近い双方、つまり娘が父親を臭い、嫌だ、と感じることで近親交配を避けるように出来ているらしく、これは女性側にしかない能力らしい。

かけ離れた遺伝子の相手の匂いを好ましく感じそれを求めるのは健康な子孫を残す為、生殖のメカニズムによるものといえる。つまり、理性を超えた本能のレベルで、女性は男性を嗅ぎ分けているのだ。

……なので男性の匂いや体臭がすべてクサイと感じているわけでも、好ましくないわけではなく自分の遺伝子の問題。匂いの好き嫌いは遺伝子の相性、カップリングなのだ。
例えば、周りの人が不快に思ったり「クサイ」と感じる匂いでも、自分には、いや自分の遺伝子レベル的には好ましいとか好きだと感じることもある。
お日さまみたいな匂いとか、花のような香りとか、または青臭い匂い……などよりも、“おっさんの匂い”の方が落ち着く、という人もいたりするのだ。
また汗の匂いは勿論、足の匂いも、毎日履いてるような靴の匂いでさえ、遺伝子がかけ離れた相手のものなら好ましく、場合によってはクンクンとまた嗅ぎたくなるのである。

「彼の匂いが好き!」と自信をもっていえる人は本当に幸せである。
抱きついた時の彼の首から香る匂い、汗ばんだ脇から漂う体臭……。
彼が脱ぎ捨てたシャツや寝起きの枕やシーツの匂いを顔をくっつけて思いきり吸い込んで嗅げるのは自分の遺伝子が「ビンゴ!」と言っているのだ。
遺伝子が「このヒトよ! このヒト!」と叫んでいるのである。

意思ではなく本能だから外見が好みでなくても、年収がなくったって、たとえダメンズだって遺伝子にとってはお構いなし!

逆に性格とかどんなによくっても、気があっても、でも体臭が好ましくない、つまり遺伝子が避けている場合が非常に困るのである。自分の判断と遺伝子が同じ好みならいいのだが……。

自分の気持ちや感情とは裏腹。遺伝子(本能)は違う人を求める。匂いを気にさせることで遺伝子が「コイツはやめろ」といっている。

しかし遺伝子は人柄で男を選んではくれない!だから人を見る目、男を見る目は毛頭ない!子孫繁栄あるのみ。元気な子孫さえ残せりゃいいのだ。

「アナタの匂いは私には合わない……」「私の心でなく遺伝子がダメだといってるの」「免疫の多様性を考え優れた子孫を残したいの」と言って、遺伝子のせいにして別れるか、それとも、良い人である彼や性格の上で相性のいい彼と、本能である遺伝子に逆らって付き合い続けるか……。

果たして「愛」は「匂い」を乗り越えられるだろうか?
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
「恋のことならなんでもお任せ!」恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト/神崎桃子 「恋が続かない」「いい人止まり」「本命になれない」「男運が悪い」「ダメ男を切れない」「気になる彼を振り向かせたい」「男の人の気持ちが知りたい!」 さまざまな恋の悩みに効く恋愛テクニックをお届け!!

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