「空手」でウエストのくびれが戻った!

前回のコラムで、無謀な「空手入門」を決行したことをレポートしたのだが、これはその後日談だ。

「道着」が醸し出す上段者の風格


「正道」マークの入った道着に、初めて袖を通し、二回目の稽古に臨んだ。いわゆる「体育の着こなし」というのは、日常のファッションより格段に難しい。まだ、武士の裃のようにピンと張った新しい道着は、借り物のようによそよそしい。

先生の道着は、何度も着用と洗濯を繰り返し、こなれた生地がいかにも上段者の佇まいをいやが上にも醸し出している。とにかく黒帯に刺繍された文字が眩しい。

襟の袷の空き具合だとか、裾の擦り切れ具合だとか、長年精進してきた風格が断然違う。あぁ、道着がサマになるくらい、頑張ろうと、心では思ってみたものの、二回目の稽古は、更に混乱の一時間だった。

自分の体と向き合う時間


「中段突き」「上段受け」「脾臓打ち」など、基本的な稽古が中心なのだが、まったく体が言うことをきかない。「型」を正確に覚えようとするあまり、ロボットのような不自然な動きになってしまう。自分の体なのに、自分を御せないもどかしさが膨らんでくる。

「空手」をはじめとする「武道」は、自分の体が意のままにならないという現実を直視し、自分と向き合い、自分で自分を制御できるように鍛錬する「道」なのだと、しみじみ思った。

気づいたらウエストが5センチサイズダウン


昨年は、酷暑の疲れからか、稽古に足が向かず、行ったり行かなかったりという日々がしばらくあった。ある日、「組手」の稽古をしているときに、相手に技を繰り出すタイミングがフッとツボにはまった瞬間があった。

空手も他の武道も、きっとタイミングやリズムが感じられるようになると、体も解放されて、もう少し自由に動けるようになるのかなと思い、それから稽古に休まず参加するようになった。そして今年に入り、「回し蹴り」「前蹴り」のコンビネーションを多く稽古するようになったある日。
ウエスト周りに手を当てると、夏の間に徐々に膨らんでいた「浮き輪」がしぼんでいたのだ! 恐る恐る測ってみると、なんと5センチサイズダウンしていた!

ジムのコントロール系プログラムでも、まったくビクともしなかったウエスト周りの「浮き輪」が、週一回の空手の稽古で変化を起こしたのは、思ってもみなかったことだった。

女性でも気軽に門戸を叩ける空手の世界


YouTubeで、正道会館の子供たちの演技を見ていると、片足で立ち、蹴りの技を連発しながらも、体幹が抜群のバランスを保っていて、美しい強さを感じる。

教育的観点からいっても、「空手」の稽古は、子供の心身を鍛え、己を知る素晴らしい機会だと思う。女性にとっては、メリハリの効いたディラインを手に入れるチャンスだし、護身術としても身に備わるものがある。

今年はぜひ、思い切って「空手」の門戸をたたいてみることをお勧めする。
(初音/初音と綾乃)

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