成功率があがる! 相手に「迷惑」だと思われないアプローチの心がけ3つ

今年のゴールデンウィークは連日、晴れ予報。イベントも目白押しだし、ここはひとつ、気になる異性をデートにでも誘ってみたいところですよね。しかし、アプローチするにあたっては、「迷惑だと思われたら嫌だし……」などと気にする方も少なくないことでしょう。あまり経験がなく、「女性のほうからの誘い方がわからない」という声も聞かれます。そこで本日は、迷惑だと思われにくいアプローチの心がけを3つご紹介します。

目次

(1)「逃げ道」を用意して誘うこと


まずは、誘い方について。相手が「断りにくいな……」と感じる誘い方をしてしまうと、返事に困って結局スルーされてしまう、なんてことも起こりやすいです。必ず“逃げ道”を用意し、「断ろうと思ったら、断りやすい誘い方」を自分に置き換えて工夫しましょう。

例えば日程提案の際、「空いてる日あったら教えて」「いつでもいいから」といった文句は、結構困りモノ。断りたいときに、「空いている日が全くない」とは言いづらいですよね。それよりは、「今週末か来週末、◯◯に行かない?」「×日か×日あたり、どうですか」などと具体的に候補日をあげて、「ごめんなさい、そこは予定が埋まっているので」と言える逃げ道を用意してあげたほうが、相手の負担も少ないでしょう。

また、いきなり「◯日って空いてる?」などと、内容を提示せずに予定だけを先に聞こうとする方もいますが、これもちょっと配慮に欠けますよね。「内容次第で、面白そうだったら行こう」と考える人もいるでしょうし、それがデートの誘いなのか、仕事関係なのか、友人も交えての話なのかわからないため、非常に返事がしづらいです。お誘いの内容は、きちんと最初に提示したほうが親切でしょう。

「脈があるのかないのか、さっさと答えを知りたい」というならば、逃げ道をなくして相手の好意を探るのも一案かもしれません。しかし、配慮に欠けた誘い方をすることで、「こういう誘い方をする人はナシ」なんて思われてしまうケースもあるので、縁を繋ぎたいのであれば、このあたりの文章は十分に気をつけて損はないかと思います。

(2) 好意は「小出し」に! 思い詰めすぎないように


続いて、好意の出し方について。一度も話したこともない、見覚えすらない関係性でいきなり誘ってしまうと、驚き、身構えて断ってしまいやすいのが人間心理。よっぽど一目でわかる魅力的な要素を持っているならば別ですが、通常は段階的に距離を縮めたほうが叶いやすく、また迷惑だとも思われにくいでしょう。目を合わせる、笑顔を向ける、ささいなことで話しかける、ちょっとプライベートな話や連絡先を聞くなど、事前に相手側が「この人、自分と仲良くしたいと思っているのかな?」という心の準備ができるよう、好意は小出しにし、“ほのめかす”フェーズを設けましょう。

そしてもうひとつ、「思いつめない態度」も重要です。あまり真剣に思い詰めた態度で迫ってしまうと、条件反射で相手を引かせてしまいがちです。思いの強さに心を動かされる、なんてケースもゼロではないですが、そうしたドラマチックな展開は滅多にないと思った方が無難。現実では、「好きでたまらないんです!」なんて段階まで思いを募らせてからのアプローチよりは、「ちょっと気になる」「仲良くなってみたいな」くらいの段階で少しずつ、相手の反応を見ながら距離を縮めていったほうが、うまくいきやすいでしょう。爽やかなアプローチを心がけて!

(3) 「見返り」や「報い」を求めないこと


最後は、もっとも重要な点。「好意」そのものを迷惑だと思う人は少ないですが、そこに「見返り」や「報い」を求める気持ちが出てきてしまうことが、好意が迷惑がられる最大の要因です。「あんなに色々してあげたのに……」「気のあるそぶりだったのに、なぜ応えてくれないの?」などと思ってしまう瞬間もあるでしょうが、アプローチは自分が好きでやっていること。相手に応える義務はない、ということはしっかり胸に留めておきましょう。

もし「好きになって欲しい」「報われたい」思いが募りすぎているな、と思ったときは、相手にそれをぶつけて関係を完全に壊してしまわないよう、一旦、距離を置くのがベスト。体制を立て直し、明るい心持ちになれるときに再度アプローチし直したほうが、うまくいく確率はあがると思います。

以上、3つの心がけのご紹介でした。これらを最大限に配慮してのアプローチならば、万が一相手にその気がなくても、きっと“迷惑”だとまでは思われないはず。楽しい夏に向けて、ぜひ自分からも勇気を出して、いい恋のチャンスを掴んでくださいね。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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