恋愛のこだわりをなくすには麻痺するまで○○しろ!?

あなたには、恋のお相手にこだわりはありますか? 背が高くないとイヤだ? 年下は無理? かわいい系は対象外? さて、そういった恋愛のこだわりはいざ恋のチャンスが来たときに妨げになってしまうかもしれません。でも、長年こだわっているものであればあるほど、譲りたくないと思ってしまいますよね。
 
実は、こうした恋のこだわりをなくす方法があります。それは、感覚が麻痺するまでデートすることです。

ある知人の女性のエピソードを紹介しましょう。その女性は、自身の身長が高く、付き合うなら絶対自分より背の高い人、と前々から周囲に宣言していました。しかし、先日彼氏ができたというので彼氏の身長を聞いてみるとなんと彼女より低い男性だということが発覚。周りの人はかなり驚いていました。

あんなに頑なだった彼女に何があったのか。聞いてみると、「とにかく沢山の人とデートしていたらこだわりがなくなった」と言うのです。

なんとその女性、1年で10人の男性とのべ20回以上デートをしたのだとか。それらの男性全員に恋心を抱いていたわけではありません。誘われてあまり気乗りしない相手でも、自分の経験になるかもしれないと気軽にデートをしていたそうです。そうして色んな男性とデートを繰り返すうちに、自分のこだわりが揺らぎ、最終的には一緒にいて居心地の良い、気の合う男性と付き合うことになりました。

この麻痺するまでデートをするということには、いくつかメリットがあります。

目次

1 こだわりがなくなる


まず冒頭に述べたように、自身の視野を狭めるこだわりをなくすことができます。デートを繰り返していくうちに、「自分は身長が高い人じゃないとイヤだけど、この人は身長が高くても付き合いたいと思えないなぁ」「年下は対象外だと思っていたけど、この後輩は頼もしくて好きになりそう!」などなど、自分の決めつけによるこだわりが段々薄れていくはずです。

2 自分の真の好みが見えてくる


色んな男性とデートを繰り返していると、凝り固まっていたこだわりがなくなってくるのと同時に、自分の真の好みが具体的に見えてきます。たとえば、相手に求めるコミュニケーションの取り方。自分は相手に沢山しゃべっていてほしいのか、自分の話をじっくり聞いて欲しいのか、それとも互いに話し掛け合いを楽しみたいのか……など、デートという形で二人の時間を過ごすことで、どういうテンポの人が好みなのかが見えてくることでしょう。

3 デートの練習が積める


たかがデート、されどデート。付き合う前の男性とのデートってこれからが左右される分緊張しますよね。
せっかく大本命の彼とデートにこぎ着けたのに、緊張して全然うまく話せなかった……。いつもより女の子っぽい仕草を心がけておけばよかった……。などと後悔しないように、日頃男性とのデートに慣れておきましょう。

たまたま男性と二人でご飯に行くことになったという時も、デートだと意識してみると、相づちの打ち方や食事の時の細かい作法などに気を遣うはずです。日々の練習なくして試合で結果を残せるスポーツ選手はいません。それと同じで、デートにも練習が大事なのです。

また、気になる相手をデートに誘えずタイミングを逃してしまった……という経験はないでしょうか。このような残念な事態も、麻痺するまでデートすることでなくすことができます。気軽に相手を誘ったり誘われたりを繰り返すことでデートに対するハードルが下がり、「今だ!!」と思ったタイミングで相手をためらいなく誘えるようになります。

思わぬメリットが沢山ある「麻痺するまでデート」作戦。彼氏がほしいあなたはぜひ試してみてください!
(五百田達成)

この記事を書いたライター

五百田達成
作家・心理カウンセラー。「男女コミュニケーション」「きょうだい型性格分析」「ことばと伝え方とSNS」をテーマに執筆・講演。35万部を超える「察しない男 説明しない女」シリーズほか著書多数。

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