私が大事じゃないの!? 「会う時間を作ってくれない男性」との向き合い方を考える

「会う時間を作ってくれない男性」に対して不満を抱えていたり、悩んでいる女性は非常に多いです。そこで、「会う時間を作ってくれない男性の攻略法」を提案したいと思います……ではなく! 男性が「会う時間」を作らない現実を受け止めたうえで、どう向き合っていくか、考えていきましょう。

目次

男性はこんにゃく、女性はお粥


そもそも、なぜ男という生き物(の、ほとんど)は、「会う時間」を作ることに情熱を燃やせないのでしょうか? それは、あなたを愛していないから……というわけではありません。確かに愛はあると思います。ただし、愛情の量と会いたい気持ちは必ずしも一致しないのです。

デート後の「会えて楽しかった」という感情の消化がゆっくりなのでしょう。食べ物にも、消化されるのが早いお粥のような料理もあれば、反対にこんにゃくや白滝は消化に時間がかかりますよね。

男性の感情は、こんにゃくや白滝のように、時間をかけてゆっくりと消化されます。こんにゃくも白滝もダイエットの強い味方ですが、要するに満腹状態が長く続くため、すぐに「何か食べたい!」と思わないのです。男性の感情も然り。「会えて楽しかった」という満足感が腹持ち……もとい長持ちするので、「当分は会わなくても平気」という思考に至るのでしょう。

対する私たち女性の感情は、お粥の如くあっという間に消化されます。お粥って、すぐにお腹が空いちゃいますよね。それと同じで、デート後の「会えて楽しかった」感情は瞬時に消化され、すぐ食べたくなる……もといすぐ会いたくなるのです。

「会う時間を作って!」を聞き飽きた男心


以上を踏まえると、世の男性たちは、女性側から「会う時間を作って!」と要求されるのが日常茶飯事ということになります。元カノのA子からも、元々カノのB子からも、元々々カノのC子からも、それこそ耳にタコができるくらい、「会いたい!」「どうして会えないの!」「会う時間を作って!」と言われ続けてきたのでしょう。男性にとってもはや、「女あるある」です。

だからこそ、「会う時間を作って要求」をしない女性は、男性に新鮮さを与えられます。A子ともB子ともC子ともタイプが違う、「女あるある」に該当しない、新しい魅力を持った女性として、重宝されるのです。

大事なのは「頻繁に会わなくても、相手を信じられる関係性」


「会う時間を作って要求をしない女性」になるためには、どうすべきなのでしょうか? 一般的には、会わない時間を趣味や女友達との交流で充実させるのが大事と言われていますよね。それももちろん大事ですが、「頻繁に会わなくても、相手を信じられる関係性を築くこと」が肝心であると、筆者は考えます。頻繁に会わないと、相手の心変わりが不安になるのは、彼をきちんと信じていない証拠。疑り深い女性は可愛くないです。相手を信じるには、会っている時間の「集中力」がポイント! 
ワンシーンごとに、「ああ、楽しい」「ああ、幸せだ」「自分は愛されている」と実感できれば、ちゃんと相手を信じられるようになりますよ。

相手を変えることは決して不可能ではないですが、ぶっちゃけ手間も時間もかかります。「会う時間を作ってくれない男性」を変えようとするよりも、自分のスタンスを変えたほうが、うんとラクチンですよ。
(菊池美佳子)

この記事を書いたライター

菊池美佳子
コラムニスト。1977年3月17日生まれ。岩手県盛岡市出身。21歳~29歳まで、舞台女優のかたわら、様々なナイトワークを体験。29歳で引退後、コラムニストとして活躍中。

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