永遠に“遊び人”ではない人も!? 愛妻家に変わるかもしれない「肉食男性」の見極め方

好きになった男性には自分だけを愛してほしい、浮気をしないでほしい、と思うのは多くの女性の願い。特に結婚の場合、自分だけでなく子供の幸せも考えますし、どんなに好きでも“遊び人”を相手に選ぶのは、なかなか覚悟が要りますよね。そのあたりは結婚前にしっかり見極めたいと考える女性も多いと思いますが、既婚男性を見ていると、「昔は遊んでいた時期もあったけど、今はすっかり愛妻家の良きパパです」という変化を遂げる人もいます。過去はさておき、結婚後に誠実に家族を守ってくれそうな男性を見極めるには? 実例から検証してみました。

目次

本気になれる女性が現れたら生き方も変わる、かも!?


まずは、今ではすっかり落ち着いていてそうは見えないものの、「実は俺にも、まさかの遊び人時代がありまして(笑)」と語ってくれた33歳の男性Aさんの例。
Aさんは社会人になってから5年間ほど、激務の合間をぬってかなりの“女遊び”をしていたものの、とても大好きな女性が現れて、その時代が自然に終わったそうです。彼女には何か特別な“フィット感”のようなものがあり、「仕事をしている時間がもったいない」と思うほど会いたくなる、本気の恋をしてしまったとか。無事にその女性と結婚し、今はすっかり家庭人になっています。

ちなみに、現在その奥様は「浮気は絶対に許さない」と言っているそうで、彼は「そのリスクを負ってまでは、別に……」という気持ちなのだそう。「あのころ十分遊んだし、金と時間の無駄だと思えるので、もういいかな(笑)」と語っていました。

「この人は絶対に失いたくない」と思える本気の恋をしたら、男性も生き方を変えることがあるようですね。そういえば、タレントの土田晃之さんも、浮気をしない理由として「大好きな奥さんと4人の子供を失って、養育費や慰謝料まで払って、そんな2億の価値がある浮気って何?」といった名言を放って話題になっていました。夫の浮気は絶対に嫌だと思う女性は、自分に本気で惚れてくれている男性で、かつ、リスクまでちゃんと考えて行動できる男性を選ぶことが重要だと言えそうです。

若いうちは年齢的な理由もある!?


また、「年齢は大いに関係あると思う」という経験談を語ってくれた男性も複数もいました。「男性の欲望は10〜20代がピークで、年齢を経るごとに減少していく」といった研究結果もありますが、このくらいの年齢の時期は、どうしてもセーブが効かない瞬間もあるとか、ないとか……(笑)。しかし、30代前後になってくると、女性関係もひと通り経験して徐々に興味も落ち着いてくるし、仕事のやりがいや充実感が増してきたり、子供が懐いて可愛い時期だったりして、自然に遊び人から“引退”していく男性も少なくないのだとか。
真偽はさておき、「若い頃に多少遊んだ経験がある人の方が、浮気しないと思うよ」「結婚後に目覚めてしまう人のほうが危ない」なんて意見も聞かれました。

もちろん、年齢に関係なく遊び続ける“根っから”の遊び人タイプもいますので、そのあたりは見極めが必要ですし、浮気トラブルを起こさないためには、女性側の手腕や器量も重要です。一概には言えませんが、「将来的に、落ち着きそうな男性か?」という点で判断したい場合には、男性側の「年齢」も加味しながら考えてみるとよさそうです。

多くの女性を追いかける男性には、2タイプ


最後に、浮気を繰り返す“根っから”の遊び人タイプを見抜くために、こんなヒントをご紹介。仏作家のミラン・クンデラは、「たくさんの女を追いかけてしまう男」には以下の2タイプがある、と分析しています(『存在の耐えられない軽さ』より)。

(1)どの女性に対しても、同じような自分の“理想”(=異性に求める理想像・虚像)を投影していくタイプ
(2)女性にはそれぞれに無限の違いがあり、その違いに夢中になるタイプ(違いを味わってみたいと考えるタイプ)

光源氏のように、“理想”を様々な女性に投影して追い求める人もいれば、女性ひとりひとりの違いにロマンを感じる人もいる、ということですね。「浮気する心理なんか理解したくない! する人は論外!」という人もいるでしょうが(汗)、もしその男性が「一人の異性では満足できない性格なのか」を見極めたくなったら、どちらかのタイプに該当しそうかどうか、考えてみるといいかもしれません。

おわりに


まとめると、「絶対に失いたくない」と思う本命の女性が現れても、また、いくつになっても“お盛ん”な男性の場合、その覚悟をして一緒に生きていくか、もしくはキッパリ別れるか、どちらかを考える必要がありそう。ただし、過去に遊んでいた時期があったからといって、必ずしも一生そう、という人ばかりではないことは覚えておきたいものですね。こちらに本気で惚れ込んでくれる男性ならば、愛妻家の良きパパタイプに変わる可能性も十分にあると言えそうです。もちろん100%の保証はできませんが(笑)、そういう実例もあるということで、お留め置きいただければ幸いです。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

関連記事