「一緒に居られればいい男」と「何かイベントしたがる女」 デートに対する男女の差

「デートの時に冒険しない男」ってどう思いますか? お決まりの待ち合わせ場所、お決まりのお店、お決まりのデートコース。「新しいお店がオープンしたらしいからちょっと足を伸ばして出かけようよ!」なんてことは絶対に言いたくない、そんな男の恋愛にまつわる本音をひもといてみましょう。

目次

一緒に居られればいい男


冒頭にも書いたように、男は概して冒険しない生き物です。漫画やドラマに登場する、「夢を追って冒険し続ける男たち」がより輝いて見えるのは、あなたの周りの男たちが冒険しない男たちばかりだから。

そして特にデートにおいては、男は「デートを日常の延長に置きたがる」傾向にあると言われています。行きつけの喫茶店でいつものコーヒーを飲みながら彼女と会う、あるいは休日には彼女と家でゆっくりとレンタルした映画を観る、などがそのわかりやすい例です。日常の中に彼女との時間を組み込むことで安心、満足するのが男で、デートにおいては時間を共有するだけで満たされる場合が多いのです。

何かイベントしたがる女


一方で女は、めんどくさがりの男とは違って「行きたいところ(やりたいこと)リスト」をせっせと作り、非日常的なデートをしたがります。オシャレをして、いつもと違う街に出掛けて行って、たまたま見つけた美味しそうなお店で思うがままに料理を注文して食べてみる。そんな「予想のつかないサプライズ満載の冒険的なデート」の方がワクワクする、と考えるのが女です。従ってデートでは、時間だけでなく体験を共有することに大きな満足を覚えます。
 

冷めたわけではない男心


さて、以上のようにデートに関する満足の基準は男女の間で異なっています。

従って、たとえ彼氏が目新しいデートスポットになかなか連れて行ってくれなくても、あるいは「ただ会うだけのデート」を提案してくる機会が増えても、それはあなたへの愛が冷めたというわけではなく、めんどくさがりという男の基本的な性分が現れているだけ。

むしろ日常の中にあなたを招き入れて安心する関係を築いていると彼氏が感じているということの何よりの証拠なのだと理解しましょう。「最近彼氏が冷たいかも?」と考えて疑心暗鬼になってしまうよりは、こうした男心を理解して、彼の日常に少し付き合ってあげるような心の余裕を持てるようになると良いのかもしれませんね!
(五百田達成)

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この記事を書いたライター

五百田達成
作家・心理カウンセラー。「男女コミュニケーション」「きょうだい型性格分析」「ことばと伝え方とSNS」をテーマに執筆・講演。35万部を超える「察しない男 説明しない女」シリーズほか著書多数。

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