当日になるとドタキャンしたくなる!? 本命デートがうまくいかないのは◯◯が原因かも

先日、「とても楽しみにしていた相手とのデートだったのに、いざ当日になると気乗りせず、ドタキャンしたくなってしまった」という女性の話を聞きました。なんとかテンションを上げて向かったものの、終始気を張っていて、帰宅後はどっと疲れてしまったとか。相手が本命だったり、異性と関わるのが久しぶりだったり、恋愛経験が少なかったりすると、このようにデートへの“心理的ハードル”が高くなってしまうこともありますよね。多少の緊張感は恋のスパイスにもなりますが、過度の緊張は、あまり良い結果を生まないのも事実。本日は、恋愛につきものの“緊張”の心理を飼いならすコツをご紹介します。

目次

緊張を生み出す2つの心理


デートはなぜ、緊張しやすいのか。まずひとつ、「自分をよく見せなくてはならない」と気負ってしまうことが原因です。「ちゃんとしないと嫌われてしまうかも」「素の自分を出したら、拒絶されるのではないか」といった恐れ、そして「自分は相手にどう見えているんだろう?」という繊細な自意識があいまって緊張を生み、その状態が“ストレス”を生み出してしまう。本命とのデート前にドタキャンしたくなった……というのも、これが原因でしょう。

あるいは、「自分は本当の本当に、相手を好きなのだろうか?」「関係を先に進めていいのかな?」といった迷いや不安が、緊張やストレスとなる場合もあります。恋愛に慎重になりすぎて、デートなど相手と関わる行為に大きな不安や抵抗感が生まれてしまうのですね。この場合、相手がどうというよりも、「恋愛をうまくいかせたい、絶対に傷つきたくない」という思いが強すぎるのが原因と言えるでしょう。

「ひとりが好き、ひとりのほうが楽だ」という人や、「好きじゃない人には好かれるけど、好きな人には好かれない」というタイプの人も、少なからず“緊張”の心理による影響が考えられます。他人や好きな異性といるときの緊張感が強いために、そう感じてしまうのですね。

普段から底上げしておけば、緊張しない!?


デートであまり緊張していると、相手に意識が向かないので好意も伝わりにくく、また自分も楽しめないので相手も楽しくない、という悪循環が起きてしまいがちです。では、どうすれば緊張をほどけるのか。「ありのままの自分でいけばいいよ!」「慣れることだよ!」なんてアドバイスをされても、簡単にそうできないから悩むのだし、「慣れるほど、デートの機会を作れない」という人もいることでしょう。

気負ってしまうのは、普段の自分より頑張らなくてはいけない「特別な本番」だと思うから。そこで提案したいのは、普段から“素の自分”のほうを底上げしておくことです。デートで「100点の自分でありたい」と思っても、普段を50点の状態で過ごしていれば、「こんな自分にできるだろうか」と自信がなくなり、緊張してしまう。そこで普段から70〜80点くらいの自分でいる意識を作っておくのですね。

わかりやすく言えば、ご飯はいつも姿勢よくきれいに食べたり、友達の前でも、笑顔や愚痴らないことを意識したり。普段からファッションに気をつけておけば、デート直前にひどく悩む……なんてこともなくなります。以下のようなことも、ぜひ心がけてみてください。

(行動)
・普段から“自分なりのオシャレ”を心がける。どこで誰と一緒でも、それなりのマナーや振る舞いを心がける
・デート直前だけ、ダイエットや美容に励もうとしない(そうした特別な頑張りが、緊張を生んでしまう。やるなら普段からやっておくこと)
・デート直前の予定を空けすぎない。友達と会う、なじみの美容院に行くなど普段どおりの行動をして、ひとりで緊張を溜め込まない

(思考)
・デート相手を特別視せず、「何か縁があって、たまたまデートが実現した普通の人」だと考える
・「自分がどう思われるか」ではなく、「相手はどんな人だろう?」ということに意識を集中する

上記が実行できれば、いつチャンスが来ても気負いすぎることなく、自然体でデートに出かけていけるはず。もちろん、誰の目も気にせず、50点以下の自分でダラダラしたい瞬間もあると思うので、そういう家での時間も多少は確保しておくといいと思います(笑)。イベントが多く、デートの機会も増える夏。外見や特技などを磨くのもいいですが、“緊張感”で失敗しやすいと思い当たる方は、ぜひ心のほうも鍛えておきましょう!
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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