元カノの話ばかりする男性の本音3つ

「最近、付き合い始めた彼がいるんですが、彼は何かにつけて『元カノは○○なところがイヤだった』という話ばかりしてくるんです。これって、なんだかんだ言って未練があるということなんでしょうか?」(37歳 女性)

最近、とある女性からこんな相談をされました。元カノの話を持ち出してくる男性というのは、結構多いんですよね。男性が元カノの話をする理由はいくつかあります。今回はそんな男性の本音に関して考えてみましょう。

目次

1.ネタがない


彼の年齢や彼女いない歴によりますが、話のネタがないということも考えられます。沈黙になるのも嫌だ。でもなにかは話さないと……そんな焦りから、仕方がないから元カノの話をしてしまう……。あまり女性との付き合い方が得意じゃない男性ほど、この特徴が表れやすいです。

彼から元カノの話をされて、どうしてもイヤな場合
「ちょっと、そういう話は聞きたくなかったなぁ~」
「同じ女として、私もそうなったらと思うと不安……」などと、やんわりと伝えるのはアリです。
ネタがなく、無意識的に元カノの話題を出しているという場合、本当に、彼は何も考えていないので、言われて初めてあなたの気持ちに気が付いてくれることもあります。

2.予防線を張っている


元カノの嫌な面をあぶりだすことにより「君はそんな女にならないでよ」というサインを送っている場合がありますね。
このような場合は「そうか、彼はこういうことをされるとイヤなんだな」という情報収集ができますから、かえってラッキーかもしれません。

私の恋愛相談経験から考えますと、2のタイプはちょっと特殊です。男性は女性のようにあまり計算高く行動するのが得意ではないので、ほとんどの男性は、1の場合が多いです。

3.全く未練がない


今回相談してきた女性のように、彼氏が元カノの話ばかりするという場合、未練があるのでは、と考えがちです。でも、必ずしもそれが「未練がある」ということにつながるわけではないんです。本当に未練がある場合、(あなたに元カノの話を問われたとしても)敢えて話題を変えようとしたり、むしろ話題にも出さないという場合がほとんどですから。
今の彼女にあっけらかんと元カノの話をできるということは、逆に全く未練がない。「友達との思い出話」を伝えているくらいにしか考えていない場合が多いです。
だから、あまり真剣に考え込まない方が賢明かもしれません。

男女では考え方が違う


それから、元カノや元妻との思い出の品をとってあるというのも、大した意味はありません。
女性は、新しい彼ができた時点で過去は完全に忘れ、思い出の品は質屋に売ってしまいますよね?(笑)。
おそらく、元カレと付き合っていた自分と、今の自分とは違う、なんて思っているところもあると思います。

実はこれ、男性には考えられないんですよね。
彼らは、失恋のつらさも全て自分の中にあり、外に押し出すかたちでリセットができないんです。だから、別れて何年経っても、それを含めて自分だと思っているんです。

男性の場合は、元カノに未練があるということではなく、当時の自分と今の自分は違う……と思えないだけなんですよね。単に、切り替えが遅いだけなので、あまり気にしないようにするのが一番ですよ!

また、かなり大切なことですが、彼が元カノの話をしてくるからといって、対抗して過去の男関係の話をするのはやめた方がよいでしょう。
付き合った人数を聞かれても「彼氏3人、経験人数5人」などと正直に答えてはいけません。年齢の10分の1以下の交際経験を申告するのがいいですね。
あなたが30代なら、3人より少ない数を申告せよということです。男の人はプライドが高いので、未練うんぬんということよりも比べられたりすることを嫌がる人が多いです。
恋愛における「沈黙は金」というのは、過去の男関係のことかもしれません。
(橘つぐみ)

この記事を書いたライター

橘つぐみ
恋愛コンサルタント。1979年東京生まれ。大妻女子大学文学部卒業。既婚、2児の母。 2004年に「つぐみ恋愛相談所」を設立し、年間200件以上のカウンセリングを行う。恋愛テクニックだけでなく、「男選びは人生選び」をモットーとしたカウンセリング、勉強会が人気。著書に『野性の勘で恋せよ乙女!(講談社)』『最終彼氏の見つけ方(大和出版)』などがある。

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