どうして私ばっかり…恋がうまくいかず悩んだ時の脱出法5つ

人を好きになれない。出会いがない。好きになっても不発ばっかり、振られてばっかりで実らないことが続いている……。そんな状況が続くと、どんなに他のことがうまくいっていても、落ち込んだ気分になりますよね。周りを見渡して、「なんで私だけうまくいかないの?」という気持ちになったり、そんな自分を不幸、気の毒だと思ったりしてしまうときは、ぜひ以下のようなことを心がけてみて下さい。

目次

1)「どうして、うまくいかないの?」ではなく、「次は何をしよう?」を口癖にする


まず、「どうして私はうまくいかないの?」と思ったときは、すかさず「今日は何をしよう?」「次は何をしよう?」という考えに切り替えること。「なぜ、どうして」と理由を探すことは、改善策を考えるならば有意義な面もありますが、ただ頭の中でぐるぐると考えているだけでは、何ひとつ変化を生みません。「なぜ、どうして」が頭をよぎったら、「こんなこと考えても無意味だ!」と断ち切り、どんな小さなことでも構わないので、「今日は何をしてみよう?」「この次は、何に取り組んでみよう?」などと生産的なことを考えて、実行に移していきましょう。恋愛に限らず、気持ちが後向きになったときには有効な思考です。

2)「小さな創造活動」をしてみる


続いて、その具体的な行動としてオススメなのが、“小さな創造活動”です。創造というとハードル高く聞こえるかもしれませんが、例えば、部屋の模様替えをする、新しいレシピの料理に挑戦する、今まで買ったことのない服や香水を吟味する、お気に入りの写真や詩を集めたコレクションを作る、ネイルのオリジナルデザインを考える……などなど、気軽にできる“小さな創造活動”は家の中でもたくさんあります。落ち込むときは、頭よりも手先を動かしてみましょう。

3)悩みは胸に秘め、とにかく「散歩」に出てみる


散歩に出てみるのもおすすめです。悩みは胸の中に秘めたままで、とにかく外を歩いてみる。これはネイティブアメリカンの教えでもあります。不平不満を生み出しているのは、いつだって自分の頭(脳)。頭は知恵を生み出す素晴らしい存在ではありますが、一方で、嫌な考えもネガティブな思いも作り出してしまいます。誰かに吐き出させてもらうのも悪いことではないですが、口に出すと逆に悩みに焦点を当てることになり、袋小路にはまってしまうことも。そういう状態のときは、まずとにかく体を動かしてみる。20分程度の軽い散歩に出るだけで、思いのほかスッキリすることでしょう。

4)人生をトータルで見て、大きな”流れ”を意識する


「人生には山谷があって当然」「そうそう悪いことばかりは続かない」と思ってみるのも一案です。今がつらい「谷底」ならば、これからは登っていくだけ。谷が深いほど、上がる山も大きいはず……。女優・夏木マリさんも、「神様はそんなに不公平ではない。人生はトータルで考えよう」と語っていますが、長い目で見れば、「あのつらい時期も自分には必要だった」と振り返れることもあるものです。今、恋がうまくいかないからと言って、ただ後ろ向きに悶々としていたら、「浮上」の時期が先延ばしになるだけかも? 「いつか時は動く。その風を待っていよう」などと思いながら、自分で胸を張れる人生をコツコツと積み上げていれば、必ず風向きは変わってくることでしょう。

5)「自分の魅力(努力)」をしっかり自分で評価する


「自分だけがなぜこんな目に」「私は可哀想だ」などと思ってしまうのは、実は誰ならぬ自分自身が、自分の魅力や努力を評価していないから。自分が自分を見くびっているからなのですね。他人の評価は気になるものですが、実は究極のところ、自分の自信(プライド)には直接関係がありません。「私のこういうところは欠点だけど、こういう魅力もちゃんとある。毎日こんな風に、頑張ってもいる。恋がうまくいってなくたって、ちゃんと素敵な存在なんだ!」と心の底から思う訓練をしていきましょう。どうしても思えないならば、小さな努力を重ねてみること。恋愛の状況や、他人や世間の評価に依らない真の自信を持てるようになれば、それはきっと長い人生の財産になるでしょう。

梅雨入りし、気分もジメジメしやすい季節。「どうして私だけ……」などと気分が滅入りそうになったときは、ぜひ上記ご参考くださいね。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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