トラウマなんて存在しない!? 失恋や裏切りから立ち直るための簡単な方法

「失恋で傷ついたから、もう恋はしたくない」「好きだった人に裏切られて、もう男性が信用できない」なんて思って恋に消極的なあなた。果たしてそれは本音でしょうか? アドラー心理学では、「トラウマは存在しない!」と断言しています。この理由を知ったら、きっとワクワクした気持ちになり、恋に積極的になれるかもしれません。ではその理由を探ってみましょう!

目次

「できない」のではなく、「しない」


失恋で傷ついたり裏切られたりするという経験は、恋をしてきたほとんどの人が体験していることでしょう。でもそこで全員が揃って「もうダメだ!」と、恋をするのをやめているでしょうか? いいえ、そうではありません。中には、「絶対、あの男を見返してやる!」と、意気込む人もいるでしょうし、「いい経験をしたな、これで見る目が少し肥えたかも」と、前向きにとらえる人もいるわけです。あなたがトラウマによって「もう恋なんてできない」と思っているのは、恋をしない理由を無理に作っているだけかもしれませんよ。「できない」のではなく、あなたの意志で「しない」のです。

恋よりもやりたいこと、守りたいものがある


口では「恋をしたい」と言っていながらも、何かを理由に恋をしないあなた。それは恋以外にもっと、重要なことがあるからではないでしょうか。例えば、恋をすればまたフラれるかもしれません。フラれれば傷つきますし、心が痛みます。痛い思いをしたくないから、最初から恋をしない。交際をすれば嫉妬に苦しむ自分が現れるとか、生活感や人生観、価値観の違いを知ってショックを受けることも時にはあるでしょう。「ピッタリ合う人なんて見つかるはずがない」と、その度に失望感を抱くくらいなら、最初から恋をしない。これ、自己保身なんです。自分を守りたい。恋をするよりも徹底的に自分を守りたいという、欲求の方が勝ってるんです。その点では、あなたは自分の希望通りの生き方をしているといえるでしょう。なのにどうして? なぜか幸せじゃない。そんなふうに感じていませんか?

それは「幸せじゃない日々」を望んだから


アドラー心理学では「過去に何が起ころうとも、今の自分は自分が望んだ自分」だと言っています。「もっとスタイルが良く生まれたかったのに」と体型や外見的要素を理由に、「だからモテない」と結論付けているとします。モテないのだから、恋人ができなくても仕方がない。モテないのだから、最初からオシャレなんてする必要はない、という正当化。でも外見が女優さんのようではなくても、モテる人はモテるんです。それは「モテたい」という気持ちを思って、ひきこもらずに外へ出て、オシャレをしたり料理を勉強したり、何かに積極的になれているからです。その人が、「モテ人生」を望んだ結果なのです。

それともう一つ。もしも素敵な外見で生まれてきたとしても、幸せじゃない日々を望み、それを正当化する人は、必ずまた別の理由で「モテない」と嘆くでしょう。幸せになりたくない、不幸な自分が好き。不幸なのは過去にこんな経験をしたから…と、ここでまたトラウマの登場です。この悪循環は、あなたから頑張る努力や、踏み出す勇気をどんどん奪い去っていくのです。

過去のことは変えられないが、今から積み上げていくことならできる


恋をするのにトラウマが原因でできないのだとしたなら、この先一生恋はできなくなってしまいます。なぜなら過去は変えられないのだから。だからこそ、「今」を大事にしてみませんか。今この瞬間から刻々と「今」は「過去」になっています。今やりたいことを、そのまま素直にやってみる。「美味しいものを食べよう」と思ったら、美味しいものを食べに行きましょう。そしたらきっと幸せな気分になるはずです。ここで「美味しいものを食べたら幸せになった」という過去ができあがるんです。この積み重ねをしていくと、自然に人生は幸せに包まれていくことでしょう。

人生は自分のためにある


誰がなんと言おうと自分の人生は、自分のためにあります。幸せかどうかは誰かが決めるものではなく、自分で決めるもの。そして各々が自分のために生きているのですから、「誰かに幸せにしてもらおう」とか、「誰かが幸せを運んできてくれる」なんてただ待っていたら、何も起こらないまま年を取ってしまうだけです。だってみんな自分が幸せになってから、ようやく誰かを幸せにする余裕が生まれるからです。だからあなたも、自分が幸せなれることを見つけて、どんどん実践してみてください。意外と簡単なことなんですよ。新しい恋のために洋服を買いに行く、その洋服を選んでいる時間もすでに幸せになっているはずだから。
(鈴木ナナ)

参考文献 「アドラー心理学」/ 「嫌われる勇気」

この記事を書いたライター

鈴木ナナ
お酒と食べ歩き、人間観察が趣味のフリーライター。心理カウンセラーの資格を有し、夜な夜な面白い人を探しに街へ繰り出すのが趣味

関連記事