彼氏の携帯が気になって仕方ない…それって実は「神経症」という病気かも

東京探偵調査士会による浮気調査アンケートによると、「恋人の携帯電話を黙って見たことがありますか?」との問いに、30代男性は約半数、30代女性は約75%の人が「見たことがある」と回答しました。10代よりも20代、20代よりも30代と、年齢が進むにつれて男女ともに「見たことがある」という人は増加。そして男性よりも女性に断然多いというのも、興味深い結果です。さて、携帯を覗き見たくなるのは、どうしてなのでしょう?

目次

携帯をチェックしたくなる理由はダントツで「浮気」


「結婚式場口コミサイト・みんなのウェディング」で、女性が携帯をこっそりチェックする理由として、ダントツに多かったのが「浮気チェック」。女性としての魅力を感じられるかどうかという期間は(一部の男性の中では)限られているそうですから、もし浮気をしているのならば早く気が付いて、見切りをつけたいと考えているのかもしれません。浮気をするような相手では交際も結婚も不安。もしかしたら本命は自分ではなく、別にいた! なんてことにもなりかねませんからね。まさかの既婚者だった! とか、自分の友人とも関係があった、などなど。浮気やふたまたを心配し始めたら、止まりません。そのためにも携帯チェックを大事な作業と考える人もいるのでしょう。

「気持ちが冷めてしまった」「この人とは将来を考えられない」などと思ったら、素直に別れを切り出せばいいのです。でも別れを切り出すのって、なかなか勇気がいりますよね? それに、自分の立場が悪くなるのも避けたい、そう思った時、大義名分が欲しいもの。それが恋人の浮気です。もし彼が浮気していてくれたら、あなたは堂々とその浮気を責め、それを理由に別れを切り出せます。悲劇のヒロインの誕生です。

好きだからこそ安心したい


交際当初は毎日メールをくれていたのに最近は減った、愛の言葉もささやいてくれない、なんだか冷たく感じる……。女性は好きになると様々な不安を抱え、そこからネガティブな妄想をしては落ち込むところがあります。そうなれば不安は増殖され、その不安をかき消すために携帯チェックにはしります。他の誰とも連絡を取っていないことで、安心するのです。

ただ、残念ながら携帯チェックというのは無意味です。基本的にはチェックをしても安心感を得られませんし、不安がぬぐえるわけでもありません。何もなかったからといって、心からその状態を信じられますか?
「怪しいメールやアドレス、画像は削除したのかも?」「男性の名前でアドレス登録しているかも?」と、不信感は結局募るばかりでしょう。それに今日はシロでも、明日はクロかもしれません。携帯チェックの頻度はますます上がり、やがて彼にもバレてしまいそう。当然、疑われた彼はいい気がしません。あなたは果たして恋人とケンカをしたいのか、相手を責め立てる理由が欲しいのか、どちらでしょうか? 相手のことが、好きなんですよね?

愛しているなら隠し事などないはず、というのはエゴかも


率直に言えば、どんなに愛していても、知られたくないことは誰にでもあります。その知られたくない事柄は、あなたの基準で決まるものではありません。彼の基準で判断して、「知られたくない」から隠しているわけです。
それなのに彼の気持ちを尊重できず、「すべて見せてほしい!」なんて言うのはエゴ以外の何ものでもありません。それ以前に、あなたもこっそり盗み見るような真似などせず、「こういう不安を抱いているから、見せてくれないかな」と正直に打ち明けるべき。まずは自分の内面を、包み隠さずさらけ出すのが先です。

何もいいことがないとわかっているのに、やってしまう強迫観念


強迫観念とは神経症の一種です。いくら頭から取り払おうとしても取り払うことができず、不安が増殖されて病的に執着してしまう心の病気。携帯のチェックぐらいで心の病気とは、大げさだと思うかもしれません。でも「これをしたところで不安がなくなるはずないのに」とわかっていながら、やってしまう行為。それは、下手をすれば別離に至る行為かもしれません。しかし、それが怖いと分かっていながらも、どうしても携帯を覗いてしまう。エスカレートすれば、本当に危険です。知らず知らずのうちに、些細なことが気がかりになり、四六時中疑心暗鬼に。言葉通り鬼のような形相に、なってしまいますよ。

不安に駆られて携帯を覗き見たくなる気持ちは、わからなくもありません。でもそれは裏を返せば、それだけ相手を信頼していない、という証拠でもあるのです。きちんと信頼の置ける人と交際すること、そして交際をしながら信頼関係を築くことが大切です。徐々にでも構いません、携帯を覗く回数が減っていくような素敵な関係づくりを目指しましょうね。
(鈴木ナナ)

この記事を書いたライター

鈴木ナナ
お酒と食べ歩き、人間観察が趣味のフリーライター。心理カウンセラーの資格を有し、夜な夜な面白い人を探しに街へ繰り出すのが趣味

関連記事