芸能人の妻たちに勝るとも劣らない一般女性の中に潜むプロ彼女とは

プロ彼女……いまや、この言葉を知らない人はいないでしょう。人気芸能人と結婚した女性たちのプロ彼女っぷりに、「さすが芸能人と結ばれる女性は違う! まさしくプロ彼女!」と唸らされますが、一般女性の中にも、彼女たちに勝るとも劣らないプロ彼女が存在します。

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格闘技好きの年下彼氏に技をかけられまくるプロ彼女


首都圏在住のA子さん(34歳・事務)は、2歳下の彼氏宅で同棲状態。彼氏は、熱狂的な格闘技ファンとのこと。部屋で缶ビールを飲みながら、格闘技の試合動画を視聴するのはしょっちゅうです。A子さん自身、格闘技には1ミリの興味もないのですが、格闘技好きの彼氏に合わせるべく、一緒に動画を視聴しているそうです。ここまではよくある話、というか筆者にも経験はあります。

A子さんがすごいのはここから……動画を観てヒートアップした彼氏は、必ずA子さんに「プロレス技」をかけたがるとのこと。決してDVではなく、彼氏なりに手加減してくれているようですが、「痛いときもある」と……そりゃ、そうですよね。それでも、愛する彼氏のため、日々プロレス技をかけられ続けるA子さんは、正真正銘のプロ彼女といえるでしょう。

名曲『関白宣言』の世界観そのもの!?


都内在住のB子さん(23歳・カフェ店勤務)は、出版社勤務の彼氏と半同棲中。週5~6日を彼氏の部屋で過ごし、自分が一人暮らししている部屋に戻るのは週末くらいです。

B子さんは、シフトによっては朝4時起きになる場合もあるとのこと。対する彼氏は、フレックス出社で、だいたいお昼くらいに会社に着く生活をしています。では、B子さんのほうが床に就くのが早いかと思いきやとんでもない!

彼氏はB子さんに対して、「俺より先に寝てはいけない」というスタンスだそうで、B子さんは彼氏が眠くなるまで、極力起きているのだとか。彼氏は、口では「先にベッド入って良いよ」とは言うものの、B子さんが先に寝るとあからさまに不機嫌になるため、起きているほうがよっぽどマシという結論に至ったそうです。

睡眠時間が5時間を切る日もあるようで、週末一人暮らしの部屋で「寝溜め」をしているのだとか。若いB子さんだから可能かもしれませんが、38歳熟女の筆者にはとうてい無理なプロ彼女っぷりです。

特異な性的嗜好もウェルカムの姿勢で!?


関東在住のC子さん(29歳・派遣社員)の彼氏は、ちょっと風変わりな性的嗜好をお持ちとのこと。それは、プチ露出ごっこ! あくまでも「プチ」であり「ごっこ」のレベルですから、法に触れるようなハード露出を求められるわけではないのですが、ノーブラデートや、リモコンローターを仕込まれた状態でのデートは日常茶飯事なのだとか。C子さん自身にも同じような性的嗜好があれば楽しめるのでしょうが、彼女は至ってノーマル! それでも、ときにはノリノリに、ときには恥じらいを見せつつプチ露出ごっこに合わせるC子さんも、立派なプロ彼女です。

プロ彼女に徹することで、相手男性に「俺にはコイツしかいない!」という感情を湧かせることは大いに可能です。しかし、プロ彼女としての献身が無駄になるケースも存在します。プロ彼女に徹するということは、一種の「賭け」といえるでしょう。
(菊池美佳子)

この記事を書いたライター

菊池美佳子
コラムニスト。1977年3月17日生まれ。岩手県盛岡市出身。21歳~29歳まで、舞台女優のかたわら、様々なナイトワークを体験。29歳で引退後、コラムニストとして活躍中。

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