彼氏でいい男と結婚したい男の差って? 女が男を選ぶ時の基準4つ

前回は「彼女にしたい女と結婚したい女の違い」について、一体男性たちはどんな風に考えているのか、その本音について書いた。主観の差はあっても、男たちは、友達や職場の上司など周囲に堂々と紹介できない女性を生涯のパートナーとして選ぶことはないという結論だった。

ならば今度は女性たちはどんな目で“夫と彼氏”を分けているのだろうか?
「今彼は結婚するまでのつなぎだし~。もっといい人がいたらソッコー乗り換えるわ」
「付き合ってる人はいるけど結婚は考えてない!」
……なんて状況のあなたは、どうかその彼にばれないようこっそり読んで欲しい。

目次

1.ちょっとダサめの男性


・「そりゃイケメンに越したことはないし、ファッションセンスだって良ければ良いほどいい(笑)。でも私の体験上、そういう人は見栄っ張りで金遣いが荒い! 女の私よりも服代がかかる男性と付き合っていたことがあったけど、彼はナルシストな上に経済観念がめちゃくちゃだった。おまけにモテるからいつも浮気が気になって……。その後、“服に関心はないけど、私に関心を持ってくれる男性”と結婚しました(笑)」(30代・バイヤー) 

――この教訓は「自分の身の丈に合った男性を夫にすべし」と言いかえることができる!
付き合うだけならいくらカッコいい男性でもいい。けれど夫にするならあまりイケメン過ぎても困る。「私じゃ彼を落とすのはムリ~」と女たちはわかっているのだ。女の結婚はものすごく現実的……ともいえるだろう。

2.定職に就いている男性


・「夫にするなら最低限“職に就いている”ことは絶対条件です。元彼はフリーターで、職場の人間関係が原因でバイトも辞めてついに無職に……。収入よりも“俺なんてどうせ!”ってすさんでいく彼を見るのが何よりツラかった。男の人は仕事を失うと自信まで失ってしまう。そういう人とひとつ屋根の下で暮らすのはムリ」(30代・コールセンター)

――お金がないのはツラい。けれどもっとツラいのはやさぐれていく男性をみることだ。
プライドを失い、「どうせ俺はダメ人間だよ」と自暴自棄になった男性をただ眺めているしかできないのは女にとって耐えがたい苦痛である。「私が養ってあげるから!」と言えるほど稼いでる女性ならば問題ないだろうが……。
女にとって結婚と相手の収入(定職)の問題は切っても切り離せないのだ。

3.本音を言える男性


・「気が弱くて周りに合わせがちな私は、彼氏と付き合っても自分の本心を押し殺し、へとへとになって別れる……というパターンばかりでした。そんな時に『どうしたの?』と唯一“聞き役”になってくれた上司と付き合い、そのまま彼が夫に! もちろん相手の話にもある程度耳を傾けるべきですが、女の結婚は“聞く側”じゃなくて“話す側”になるほうが幸せになれる気がします」(40代・証券会社)

――場の空気を読むのに長けている女性は、相手の気持ちを察するあまり、ともすれば“相手の意のまま”になりがちだ。
デートのときの数時間だけならまだよいが、結婚という一生をともにする場で本心を聞いてもらえない……なんてストレスが溜まりすぎてしまうことだろう。
女は自分の本心を打ち明けられない、愚痴を遠慮しなくてはいけないような相手を女は一生のパートナーには選ばないのだ。

4.許してくれる男性


・「昔、ものすごーく“断固とした意思のある”彼と付き合ったときは大変だった。正義感の強い彼は自分の考えがすべて正しくいと思っていて、そこからはみ出した行動をする私を決して許さなかった。『他の男を見るな!』とか『帰ったら必ず連絡しろ!』だとか……。“お前は俺が守る!”タイプなのは頼もしくて良かったけど、なんでも彼の言うとおりにしないといけないし、彼の言った通りにしないと怒られるし……そんな状況がツラくて。夫にするなら私の失敗や欠点を許してくれる人がいいなあ」(20代・保育士)

――「あなたを許してくれるか、くれないか」これはけっこう重要なポイントではないだろうか。人間誰だってうっかりミスをする……。どんなにそうしたくなくても、長い人生のどこかであやまちを犯さない人間などはいないのだ。そんな時に許容力のない人が夫だったら……と女はその時の修羅場を思い、あまりにも頼もしく厳しい男性を彼氏止まりにし、自分を多少甘やかしてくれる男性を夫にするのかも知れない。

女性たちが最後に選ぶのは“芯アリ”それ以外は“柔軟な男性”


彼氏にするなら“ビシっ”とした人がいい……カッコ良くて、筋が通っていて、毅然としていて……。だがあまりにもカタイ、キチンとした人間と四六時中いっしょにいるのはひどく疲れるし、常に上昇志向の強い男性と話しているとくたびれる。
そして、相手が完璧な人間であればあるほど、自分と比較し落ち込むこととなる。だからこそ女性たちは一生のパートナーとして、「生涯の仕事がある」という芯さえあれば、あとはちょっとゆるめの男性、適度にぬるめの男性を結婚相手に選ぶのだ。

この場合の「ゆるい人」というとだらしないというよりそれは“柔軟性がある”ということだ。「ホントはこうかもしれないけど、こういう道もあるよね」「まあまあ、ここはそう言わずに……」そんなふうに言える、臨機応変に対処できる男性を女性は「彼氏」ではなく夫として最後に選ぶのではないだろうか。

それは将来やその先を考える女たちが、人生は決してマニュアル通りにゆかないものだと感じているからだ。1パターンの解決策に固執する男性に自らの命運を任せるなど、危なくて仕方がない……女たちは本能を持ってそう知っている。そこが前回の記事で説明したように“結婚にある程度の体裁を求める男性”とは違うところだ。
女の結婚は社会的立場や世間体より個人のことを考える。
女性はより「実利を取る」とはこのことを指すのだろう。
あなたの今のカレは「お固い人」だろうか、それとも「柔らかい人」だろうか?
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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