大げさに捉えすぎ!? 男性にとって「付き合う」の意味するところとは

物事を大げさに捉えてしまうことってありますよね。実際にはそれほどのことでもないのに、つい身構えてしまうというか……。男性の場合は、「付き合う」という行為を、大げさに捉える傾向が強いように見受けられます。

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付き合う=朝晩LINEせねばならぬ!


自称「特定の恋人は作らない主義」の男性たちは、「だって付き合うと、おはようとかおやすみとか、毎日LINEしなきゃダメなんでしょ?」と、口を揃えます。そりゃ確かに、私たち女性は、「離れているときも、繋がっている感」を欲する性分ですから、朝晩のLINEがあるに越したことはありません。ですが、「必須!」とまでは考えていないですよね。せいぜい、「毎日LINEがあったら嬉しいなぁ」程度です。

この感覚が男性陣に伝わっていないのは非常に残念! だって、「朝晩のLINEが不要なら、特定の恋人を作るのもアリかなぁ」とシフトチェンジしてもらえる可能性が開けてくるのですから!

だからといって、「LINEがなくても平気だよ」と、強がるのは×。男性側は、「じゃあ、お言葉に甘えて!」と言わんばかりに、マメなLINEを放棄するでしょう。ここは、一般論に持ち込むのがベスト! 「そりゃ、オンナだからLINEあったほうが嬉しいけど、でも男の人はLINEって苦手なのかな?」と、「私」「あなた」ではなく、「オンナ」「男の人」に置き換えましょう。

付き合う=毎週末会わねばならぬ


仕事の時間は別として、余暇の時間はすべて恋人に捧げることを求められると勘違いしている男性もちらほら存在します。男友達とも飲みに行きたいし、趣味のフットサルにも顔を出したい……しかし、付き合うとそれらが一切できなくなる! だったら付き合うだなんて真っ平御免という結論に至るのでしょう。

「自惚れるなよ、オトコ共め!」と、声を大にして言いたいですよね。私たち女性とて、同性同士の付き合いくらいあります。趣味のピラティスやパン教室の予定だっててんこ盛りです。ネイルやエステにも行かねばなりません。こっちのほうがよっぽど忙しいんですけど……などと本音を言っては角が立ちますから、そのへんはオブラートに包みましょう。

これに関しては、言葉で説明するよりも、自然な会話の中で、余暇の過ごし方を伝えておくと良いでしょう。パン教室でヴァイツェンブロートを作った話とか、エステで施されているOゾーン脱毛の話とか小出しにしておけば、「週末はずっとベッタリ過ごさなくても良さそうだ」と、男性側は胸を撫で下ろすでしょう。

付き合う=結婚を意識せねばならぬ


「オンナはすぐ結婚を迫る生き物」「あからさまに迫らずとも、無言の圧力をかけてくる生き物」……「付き合う」を大げさに捉えている男性たちにとって女性とは、そういう認識なのでしょう。女性は、恋愛に安定を求める傾向が強いので、まんざら嘘でもないのですが……。

対処法は、相手男性の両親は言うまでもなく、友人知人の類に会いたがらないこと! また、自分の両親や友人知人に会わせようとしないこと! この二点だけ死守すればオッケーです。「結婚=外堀から埋められる」の固定概念を覆すことが大事!

要するに男性は、「付き合う」のハードルを、やたら高く設定しているのでしょう。そうではなく、付き合うってもっとラフなものですよ……と、さりげなく伝えることができたら、もっとカップルは増えるはずですよ。
(菊池美佳子)

この記事を書いたライター

菊池美佳子
コラムニスト。1977年3月17日生まれ。岩手県盛岡市出身。21歳~29歳まで、舞台女優のかたわら、様々なナイトワークを体験。29歳で引退後、コラムニストとして活躍中。

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