やっぱりストレートさが大事!? ときめくアプローチと残念アプローチの違いとは

恋愛で男女の距離が縮まり、はっきり「好きです」「付き合ってください」と伝えるのは最終段階。その前のアプローチの段階では、さりげないものから大胆なものまで、男女ともさまざまな好意表現をするのが一般的です。しかしそのアプローチでときめかせることもできれば、逆に落胆させてしまうことも。どんなシチュエーションや言い方に女性はグッとくるのか、そしてがっかりしてしまうのか。実例から検証してみました。

目次

がっかりアプローチ編


(1)3分の1の愛情!?
30歳前に失恋して、「あー本気で婚活しなきゃ、候補を探さなきゃ」と息巻いていたとき、男友達から「俺、3人の候補のうちの1人とかにならなってもいいよ〜」と上から目線で言われました。後から友人に聞いた限りでは、私にかなり好意を持っていてくれたらしいのですが、まったく響かず。「3分の1? なにそれ?」と心でツッコみました(笑)。(34歳女性)

――どう受け取っていいのか、微妙でわかりにくい言い回しですね。彼女が彼を好きならば、「じゃ、候補の1人になってよ、デートしようよ!」なんて積極展開もあったかもしれませんが……。相手の気持ちを試すような、そして逃げ道を用意したようなアプローチは、女性が最もがっかりするパターンと言えそうです。

(2)なぜ皆の前で言うの!?
少しぽっちゃりなのがコンプレックスの私。職場の飲み会の帰り、坂道でゼーゼー言っていたら、仲良い同僚男性が「おぶってあげようか!?」なんて背中向いて膝まずいてきました。他意はなかったのでしょうが、とにかく皆に大笑いされ、恥ずかしい気分に。後日、告白されましたが、いまいち惹かれず断りました。(26歳女性)

――二人きりの時なら違った雰囲気になったかもしれないのに、人前で言ったために台無しに。これも結構よく聞かれるパターンですね。女性は人の目を気にする人が多く、また皆の前だと冗談にも取れてしまうので、アプローチは二人きりの時に行ったほうが、効果も反応も得やすいのではないでしょうか。

(3)一方的に「将来の夢」に含められて……
「将来は、海のそばに住むのが夢」と語っていた男性と2回めのデートをしたとき、「ここらへんに家建てたら、どう思う?」と聞かれました。深く考えず無難に「いいんじゃないですか〜」と答えておいたら、彼の中ではそれがOKの返事だと思ったらしく、その後、急に馴れ馴れしくなってビックリ。「まだ付き合ってもないのに、いきなり将来設計に含められても……」と軽く引きました。(30歳女性)

――これは男性の方がロマンチスト、という好例かも!? その男性も結婚願望が強かったのでしょうが、まだ好きかどうかもわからない段階から色々すっ飛ばして暴走されると、女性の気持ちが置いてけぼりになり、興ざめしてしまうこともあるようです。

ときめくアプローチ編


では逆に、ときめいたアプローチ、グッときたアプローチは? 以下のような経験談が聞かれました。

(1)ストレートだけど丁寧で好感触
会社の後輩とご飯に行った後日、彼から「またデートしてください!」とメールあり。かなり年下だったので何も考えていませんでしたが、はっきり「デート」と言い切ってくれたことで、そういう目で見てもいいのかと意識し始め、無事付き合うことになりました。(37歳女性)

――「ストレートさ」は、ときめくアプローチの基本。このケースではストレートさに加え、「してください」といった丁寧な申し出も、年上女性にはぐっとくるポイントだったのかも。年上女性好きの男性の皆さんは、ぜひ参考にしてみては!?

(2)酔ったせいにしない態度にグッときた
仲良くなりかけの男性との帰り道、急にキスされてもやもやしていたら、「先日は突然すみませんでした。でもお酒のせいじゃありません!」と連絡があり、ふっと気持ちがほぐれました。その彼が今は旦那さんです。(38歳女性)

――大胆に距離を縮める行為をしてしまうと、「相手はどう思っただろう?」と気になって言い訳してしまう人も少なくないですが、むしろそうしたハプニングを自分の思いを伝えるきっかけにする。そうした“捨て身”の態度にぐっとくる女性の気持ち、共感できる方も多いのでは?

(3)見返りを求めない態度に感動
学生時代、自信のなかった私をしきりに褒めてくれる先輩がいました。私は「言い過ぎです」と謙遜していましたが、「俺が言いたいだけだから」といつもニコニコ。いつの間にか好きになっていました。後にも先にも、あんなに私を認めてくれた人はいないと今でも思います。(27歳女性)

――「言いたいだけだから」なんて惜しみなく好意を与えてくれる態度には、たしかに心も動きそう。自分を大いに認めてくれる異性がいる(いた)ということは、その先の人生においても、大きな心の支えになりそうですね。

がっかりアプローチ・ときめくアプローチの違いをまとめると、まずは「ストレート」かどうか、かつ周囲の目や相手の立場にきちんと「配慮」があるかどうか、という2点に尽きるようです。不器用でも遠回しでも、一生懸命に好意を伝えようとしてくれるならば、察して受け取る姿勢も恋愛成就には大切だと思いますが、配慮はしつつズバッと言ってくれる男性の態度には、やはり女性は心をぐっと掴まれることが多いようです。皆さんはどんなアプローチにときめいた/がっかりした経験がありますか?
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

関連記事