デキる女はモテない!? 有名人から学ぶ、賢い女子が恋愛・結婚で幸せになる3つのヒント

賢く、仕事ができる女性はモテない。欧米に比べると、日本ではそうした風潮が強いと言われています。「女のくせに、というムードが残っているからだ」と指摘する識者もいますが、周囲の男性陣に本音を聞いてみると、「ライバル視してしまって、くつろげない」「すごいとは思うけど、守ってあげたいと思う瞬間がない」「負けず嫌いで、気が強い人が多そう」「話が難しすぎてついていけない」といった意見が続々。こうした逆境を乗り越え、賢い女性、デキる女性が恋愛を成就させるために必要なヒントはないか、有名人の発言を例に探ってみました。

目次

ヒント1:「仕事の才能より、女としての私を好きでほしい」by尾野真千子さん


まずは、「恋愛に求めるもの」を考えさせられる意見から。女優の尾野真千子さんは、対談番組で「恋人男性には、『女優としてすごい、才能ある』とか言われるより、『綺麗やなあ、ええ女やなあ』と言われたほうがうれしい」というパートナー観を語っています。

賢い(デキる)女性が、相手にも「自分と同じくらいか、それ以上に賢い(デキる)人を」という条件を求めると、どうしても選択肢は狭まってしまいますよね。加えて、そうした女性たちは自身の努力や能力を誇りに思っていることも多いので、パートナー男性にも「私の知性や頑張りを認めてほしい」と望みがち。しかし、冒頭の男性意見にも見られるように、知性や能力を評価しつつ、かつ「ひとりの女性」として愛してもくれる男性に出会うのは、この日本では結構な低い確率になってしまうと言えそうです。

それならばいっそ、「私の能力は、社会や仕事関係の人に認めてもらっているから、それで十分」などと考え、尾野さんのように恋愛相手となる男性には必ずしもその要素を求めないのも、ひとつの生き方としてアリなのかも。「きれいやな、ええ女やな」などと女性としての自分を認めてくれる男性、というポイントで探してみると、案外すんなりと、「女性として幸せ」を見つけられるかもしれません。

ヒント2:「旦那様は一目惚れで選んだ」by中野信子さん


続いては、世界的な脳科学者で医学博士の中野信子さん。彼女の旦那様は美術大学の講師をしている男性ですが、180cmのイケメンで、中野さんの一目惚れで恋が始まったのだそうです。彼女の幸せから学べるのは、「本能でのパートナー選び」、そして「別の業種の相手とはうまくいく確率が高い!?」という2点です。

まずひとつ、中野さんのような優秀な女性は、生活を生涯自分で支えられる力があるからこそ、「本能」で恋をして、その気持ちだけでシンプルに相手を選ぶことが可能だった、とも推測できます。適齢期になると頭でっかちになってしまい、恋ができないと悩む男女も少なくないですが、「私は本能と直感で選ぶぞ〜」なんて決意してしまえば、案外すんなり、ときめきだけで結婚相手を見つけられるのかも。偶然か必然か、その相手が自分とは違う業種の人ならば、ライバルにならなくて済み、より一層うまくいきやすいと言えるかもしれません。

ヒント3:「演奏姿を見ると、普段の態度が帳消しになる(らしい)」by高嶋ちさ子さん


最後は、バイオリニストの高嶋ちさ子さん。「恋愛は無駄!」と言い切っている方なので、恋愛至上主義でない方は彼女を参考にするといいかもしれません(笑)。その頭の回転の速さから繰り出す、壮絶な「毒舌ぶり」でも有名な高嶋さん。旦那様にも毎日辛辣な言動を繰り返しているそうですが、旦那様は「彼女が舞台で演奏している姿を見ると、普段のつらさがすべて帳消しになる」と言っているそう。

冒頭の意見にもありましたが、デキる女性特有の“気の強さ”に普段は圧倒されていても、男性が惚れ込んでいる一面があると、それが帳消しになることもある様子。尾野さんや中野さんとは真逆のパターンですが、恋愛感情やときめきよりも、とにかく自分の賢さや才能に心底惚れてくれた男性を結婚相手に選ぶ……というのも、賢い女性のひとつの賢い選択と言えるかもしれません。

いろいろな見解を紹介しましたが、ひとえに「賢い女性」「デキる女性」と言っても、さまざまな方がいらっしゃいますので、どうぞ悪しからず。「賢さや仕事がデキることが恋愛成就の障害になっているのかも……」と悩んでいる皆さんが、自分に合った方法でパートナーを探す際の参考に少しでもなれば、幸いです。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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