「準備」と「緩急」が肝心!? 恋愛成就に役立つ必勝ノウハウ5選

これだと思う人に出会ったら、恋も真剣勝負。生半可な心構えでは“戦い”に挑めないですよね(笑)。今回は、戦国時代に重宝された『兵法』を参考に、恋愛成就にも有効な心構えを5つ紹介します。

目次

(1)「情報」は、徹底的に集めるべし!


まずは、有名な「彼を知り、己を知れば、百戦して危うからず」という言葉から。これは「戦いの前には、敵の情報や自分自身について、とことん調べつくすべし」という教えです。恋愛でも、まず「情報を収集すること」は必須ですよね。彼は何が好きなのか、どんな時間の使い方をしているのか、コンプレックスはあるのか、どんな異性にグッと来るのか……など、何も知らないままアプローチをかけるのは無謀というもの。自分自身についても、アピールポイントや得意なアプローチ法、恋愛で失敗しがちな癖などについても、しっかり把握しておくといいでしょう。

(2)アプローチには「緩急」をつけよ!


続いては、「迂直(うちょく)の計」という言葉。「迂(曲がりくねる)」と「直(まっすぐ行く)」という、相反する手法を使いこなせ、という教えです。例えば、ゆっくり近づき、敵を油断させておいて猛攻をかけたり、ぐっと敵陣まで詰め寄りながら、急に動きを止めてみたり……。恋愛でも、そっけない態度の人が急に優しくしてきたり、気があると思っていた人に急に距離を取られたりすると、確かに心を乱されますよね。あまり意図的に振り回すのは考えものですが、アプローチには「正攻法」と「奇襲作戦」を取り混ぜ、「緩急」をつけると効果的でしょう。

(3)恋の「主導権」はできるだけ握るべし!


「人を致して人に致されず」。この教えも恋愛に応用できます。「相手に左右されず、自分が相手を左右する立場に立つ」という意味になりますが、わかりやすく言えば、主導権を握れ、ということになるでしょうか。恋愛では「より多く惚れたほうが負け」なんてよく言われますが、惚れた側の弱みで、何でも言いなりになってしまうような関係では、相手に魅力を感じてもらうことは難しくなってしまいます。相手に惹かれるまま振り回されるのではなく、自分の主張やペースもしっかり打ち出せるよう、心がけていきましょう。

(4)まずは「隙」を見せ、その後「逃げるウサギ」になれ!


つづいては、「始めは処女のごとく、後に脱兎(だっと)のごとし」という教え。これは「始めは処女のように静々と振舞って敵を油断させ、その後、逃げるウサギのように素早く動いて敵を翻弄せよ」といった意味になります。恋愛でも、初めはまず相手に「好意があるのかも!?」と思わせるアピールをすることが肝心ですよね。言葉は悪いですが(笑)、最初は相手を油断させ、付け入る隙を与えておき、その後は“逃げるウサギ”のように俊敏に身をかわしながら、相手に追いかけさせる――。モテる女性は、確かにこれを無意識にやっていますよね。かなり高度な戦法ですが、腕に自信のある方はぜひ実践してみてはいかがでしょうか!

(5)とにかく「勝てる相手」に挑むべし!


最後は、「善く戦う者は勝ち易きに勝つ者なり」という言葉を。これは「名将とは、勝てると思える戦いに、無理なく自然に勝つ者である」という意味になります。「勝てない戦いはするな」と言うと身も蓋もないですが、実際に恋が実らないことが続いている方は、自分より“格上の相手”に固執しすぎていないか、自分と釣り合わない相手にばかり恋の戦を挑んでいないか、一度考えてみるといいかもしれません。どうしても格上の相手を射止めたいなら、自分もそれ相応の実力者にならないと勝てない、そんな教訓にも取れますね。

深く理解しあい、支えあうのが愛の本質ではありますが、特別な関係になろうとする恋の段階では、まず相手を“射止める”手腕も必要。気になる異性がいる方は、ぜひ上記参考にしてみてくださいね。夏も真っ盛り、きっとあちこちで恋の合戦が繰り広げられているかと思いますが(笑)、それぞれの恋の戦いでの“大勝利”をお祈りしています。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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