あ…今嘘つかれたな…女が彼氏の嘘にピンとくる瞬間3選

「あ、彼、いま嘘ついてるな」
……女はカンの鋭い生き物である、と言われる。その洞察力は悲しいかな「恋人の嘘」にも適用されることが多い。

「なんでバレたの!?」
……そう男たちは慌てふためくが、女にとって男の偽りを見破るなど造作もないことなのだ。今回のコラムでは「私はこうして男の嘘を見抜いた瞬間」をお送りする。「ああ、そうだよね~」と女性は納得しながら探偵のような気分で読んでみてほしい。

目次

その1.「Facebookは嘘をつかない」


・「『今日具合が悪くて、ゴメン』って当日の朝デートをドタキャンしてきた彼。『大丈夫? 看病に行こうか?』というと、『いいよいいよ、悪いから!』という慌てふためいた返信がなんか気になり……。数日後彼のFacebookを覗いたら、デートするはずだった日に遊園地での楽しそうな写真が。そのことを問いただしたら『なんで分かったの!?』ってオロオロ。せめて日付を誤魔化すとかの知恵もない浅はかさに呆れ果て、速攻別れた。ちなみに遊園地には別の女と行ったみたい。別れたくてわざとやったんじゃ?とすら思う」(20代・営業企画)

……この男性が“わざと”こんなずさんな行為をしたならばなかなかの策士であるが、彼らは心底なにも考えてなどいないことがほとんどなのだ。
1.不自然な当日ドタキャンが怪しまれるとも思っていない
2.自分のSNSを彼女がチェックする可能性など考えてもおらず、ただ単に楽しかった時間や様子を投稿したかっただけ
これがこの手の男性の真実である。
「どうせならもっとうまく嘘をついてよ……」という女の嘆きも彼らの大ざっぱさの前には通用しない。
逆を言えば、彼氏の嘘を見抜きたい女性は、「初歩的すぎ」とあなどらず、相手のSNSをチェックするというのは基本なのかもしれない。

その2.「キャラが合わない」


・「他人には冷淡なハズの彼が、“いやあ、同僚が入院しちゃってね。奴の分の仕事までカバーしなきゃならないから、当分会えないや”と言った時、ピン! ときた。これまでの彼ならその同僚への不満を真っ先にぶちまけるハズなのに、急にそんな聖人君子みたいなこと言うなんて……。試しに彼の会社に電話を掛けてみたら、その同僚の方はピンピンしていた。
会いたくないならそう言えばいいのに、子どものようなくだらない嘘をついてまで私を遠ざけようとした彼に、呆れ果ていまでは嫌気が差しています」(30代・インストラクター)

――「普通ならば通用するごく真っ当な言い訳」も、「彼のキャラじゃないな」と感じたら女は即、嘘を暴くもの。
「ん? こんなこと言うような人じゃないんだけどな……」「これまでの彼の言動からして、コレはないな」と思ったその瞬間から、たとえ訓練など受けていなくても女は名探偵になるもの。女はささいな違和感でも見逃さないのである。

その3.「突然のプレゼント」


・「“誕生日や記念日以外にプレゼントされたら、彼になにかやましいことがある証拠”とはよく言うけど、まさか自分がそうされるとは……。普段はイベントに無頓着な彼が、いきなり私が気になっていた流行りのバッグを渡してきた時、すぐ分かっちゃった。案の状、彼の長期出張中に浮気されてた。いくら心苦しいからって、バックでなかったことにしようとする彼にも腹立つし、その罪悪感を一人で抱えきれない弱さにも幻滅」(30代・広告宣伝)

――普段やらない行為を平然とするのが男という生き物。
「そんな不自然なことしたら怪しまれるのに」なんて懸念は彼らには一切なく、ただ「良心の呵責から逃れたい」ばかりに自爆行為をしてしまうのだ。女は贈り物が好きだが、これほどまでに嬉しくないプレゼントはないだろう。この女性が嘆いているように、これは自主的な好意の贈り物ではなく自分の過ちを許してもらいがたいための“罪滅ぼしの贈り物”。
「ひたすら自分がラクになりたいだけの態度」ほど女の心を萎えさせるものはないのだ。

大切なのは、“嘘を見抜いたそのあと”のこと


男性は嘘をつくのがヘタである。ここに書いたようなケース以外でも、真実を隠したいときあからさまに挙動不審になる彼も多いのではないだろうか。

口数が妙に多くなる、墓穴を掘るまいと急に黙りこくる、もしくは「彼は嘘をつくと額から汗が噴き出すからぜったいに分かる」(30代・金融)なんて顕著すぎる症状が現れる男性もいるようだ。

空気を読むことや他人の顔色を窺うことに長けた女に取って、「恋人や旦那の嘘」を見抜くのはそう難しいことではない。問題はそのあとである……「彼、私に本当のことを言っていないな」と感づいてしまったとき、女はどのような行動に出ればよいのだろうか?

最もやってはいけないのは、「あなたいま嘘ついたでしょ!」と即座に責め立てることである。そうしたくなる気持ちはよーく分かる……。誰だって嘘を歓迎する人間などいない。
「嘘をつかれること」に絶望し寂しさと悔しさの入り混じった気持ちになるのが当然だろう。

だが「責め立てれば責め立てる」ほど男は逃げる。彼らは決して「分が悪い戦い」には乗って来ない。“口では決して彼女にかなわない”と分かっているからこそ貝のように口を閉ざし、ただひたすらその場をやり過ごすことだけを考えながら黙りこくるか逆ギレするだけなのだ。「そこまで言うことないだろう」という自分を責める女への、逆恨みのような感情を腹の中に溜めながら……。

彼に逆ギレされないためにもここは一呼吸置き、互いに頭を冷やしてから後日話し合いをするに限る。感情的にならずごく冷静に、理詰めで証拠を並べ立てたほうが男性を反省させる確率は高くなるだろう……だが、それには悲しいけれど女の忍耐がいる。

次回は女のその苦しみを少しは減らせるようなコラムをお届けする。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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