「追われるより追いかけたい」ハンター女子が恋愛成就のために心がけたいこと

「追われるより追いかけたい」「愛されるより愛したい」タイプの女性は、恋愛の数は多いものの、なんだかんだ「うまくいかない」と悩んでいる人が少なくない印象を受けます。その理由のひとつとして、自分に好意を持ってくれる異性に嫌悪感を示し、「きちんと愛してくれない相手」を選んでいるケースが多いことも挙げられるでしょう。無理に興味のない相手に関わる必要はないですが、もしも「大切にしてくれる相手と出会いたい」「いい加減、結婚にまで至る恋愛がしたい」などと思い始めているならば、そうした態度を少し和らげることが、幸せへの“キー”になるかもしれません。今回はそんなお話です。

目次

振り向かなくていいから、せめて「嫌わない」「普通に接する」


「追いかけられるのが嫌い」な女性のなかには、恋愛対象外の異性に少しでも好意を持たれていると気づいたら、恐ろしいほどバッサリと(笑)、相手を切り捨てる人もいる様子。例えば、「今日は有難うございました、また機会があれば」といった普通のお礼メールでも、相手に好意があるなと察すると、完全無視をしたり、ひどく冷たい返信をしたり。いつものようにそうした態度を取りそうになった時には、ぜひ以下の2つのことを考えてみてください。

(1)「敵を作ること」は、自分にも不利益かも!?


まずひとつ、好きになってくれる異性を極端に嫌うことは、自分に不利益をもたらすこともある、という点。相手の心やプライドを深く傷つけてしまい、恨みを買ってしまう危険もありますし、その人に対する態度だけで「高飛車」「非常識」「自信過剰で冷たい女」なんてイメージがついてしまうのは自分にとって損ですよね。飲み会などの場でも、好意を持って話しかけてくる男性を理由もなく毛嫌いしていると、他の男性の本命候補からも外されてしまう、なんてことも見受けられます。最近は“浅く広い繋がり”も増えている時代なので、知らないところで事実以上の悪いイメージがついたり、回り回って、自分の気になる異性に伝わってしまったり、なんてことだって絶対にないとは言えません。他人の「好意」に対して「敵意」で返していると、あまり良い事態を招かないのは、どんな人間関係でも同じですよね。

(2)人は「成長する」「考え方が変わる」可能性もある


それに、今その相手に魅力を感じないからと言って、一生そうであるかはわからないもの。特に若いうちは成長の余地がたくさんあり、今は頼りなく見えても、いろいろな経験を経て、たくましくすてきに成長していく可能性もあります。自分の好みや“異性観”だって、時とともに変わっていく可能性は大いにあるでしょう。「今の彼には魅力を感じないな」くらいに考えて、常識の範囲で丁寧にお断りしておいたほうが、後々、恋愛のチャンスを増やすこともあるかもしれません。実際、大人になってから、「昔、私を好きだった男性が素敵になっていた」「惜しいことをした!」なんて後から悔しがっている女性もいますよね(笑)。

もちろん変に気を持たせる必要はないですし、迷惑なときはハッキリ伝えるべきですが、よっぽど非常識な相手でない限り、相手を傷つけるようなやり方で、こっぱみじんに好意を打ち砕く必要まではないはず。いつものように冷たい態度を取りそうになったときは、「何か酷い事をされたわけでもないのに、ここまで嫌な態度をする必要があるだろうか?」と一度自問してみて。好意を持ってくれていた人を「敵」にまでする必要はないよな……と気づけたら、最低限、人としての礼儀は忘れず接していきましょう。

好意は「上手に」受け取れるようになろう!


それに、多少は面倒なこともあるかもしれませんが、「異性に好かれる」って基本的には悪いことじゃないですよね。応えられないとしても、その気持ちだけは謙虚に、ありがたく受け取って、プラスに活かしていくのが最善ではないでしょうか。

以前の記事でもご紹介しましたが、「自分に好意を持ってくれる異性」を“過剰に”毛嫌いする人のなかには、自分に自信がなかったり、強い愛情を渇望している反動で猜疑心が強かったり、という人もいます。その状態を脱して穏やかに愛し愛される関係を手に入れるためにも、周りの異性の好意は「上手に」受け取れるようになっていったほうが、絶対に自分のためになるはず。思い当たる傾向がある方は、ひとつの幸せへのヒントとしてぜひご参考くださいね。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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