隠れ肉食系? ちょっと引かれちゃう「前のめりちゃん」女子の特徴

恋愛がうまくいかない女性のタイプとして「前のめりちゃん」というフレーズが話題になっているそうです。
 
前のめりちゃんとは、恋愛で空回りをしている人のこと。気になる相手とちょっといい感じになった途端、距離感を一気に詰めたくなる。自分の問題は自分で解決するマインドを持っているために、恋愛でもすぐに駒を進めようとしてしまう人は、前のめっている可能性が大きいです。
 
例えば、ふたりで食事をしたその夜、間髪入れずに「次はいつご飯行く?」と連絡を入れてしまう。メッセージが来たらすぐに返信(既読スルーなんて絶対しない)。春夏秋冬のイベントを網羅し、「8月は花火に行った、9月はディズニーのハロウィン行こう」とイベントごとに頻繁にお誘いしてしまうなど、好意が露骨すぎて気になる相手に温度差を感じさせてしまうのが、前のめりちゃんの特徴です。
 
とはいえモテる女性の中には、積極的でかわいげのある人もいます。相手の心情の機微を想像できず、マイペースに恋愛をすすめようとしてしまう前のめりちゃんと、何が違うのでしょうか。

モテ女子と前のめりちゃんの違い


ひとつには形にとらわれすぎる、という特徴があります。
 
「5回デートに行った。彼からの好意も感じる。そろそろ彼から告白があってもいいと思う」、そんなことを思ったことはありませんか。2回目のデートで手をつなぎ、3回目のデートで告白があって……、という昔に仕入れた恋愛マニュアルに心を惑わされてしまう状態は、夏休みのラジオ体操のスタンプ集めのようなもの。
 
体操よりもスタンプ集めが目的になってしまうように、「〇〇を何回した」事実に縛られて恋愛したつもりになってしまい、相手が自分のことを恋愛対象としてどう思っているのか、なぜ踏み込んでこない(告白してこない)のかを想像できない悪い状況に陥っています。
 
さらには、プライドが高く、自分の好意をうまく相手に伝えられない傾向も。
 
心の中は「数回デートに行ったのに、何にもアクションを起こしてくれない。どうして?きちんとおしゃれして、男をたてるようなことも言ってきたのに!」と揺れている。それなのに、口から出る言葉は「ねえ、私のこと好きなんじゃないの?」と直球な割に、かわいげがなかったり……。
 
結局、こうした前のめりちゃんは「相手と恋愛」せずに、「自分と恋愛」している「独り相撲状態」ということが言えます。
 
自分はエサをまいてるのに、反応が悪い。それは相手のせいだ。
自分は恋をしている。だから、楽しい!
自分は傷ついた。自分は悲しい。
 
――こうした、自己中心的で独りよがりなスタンスは、間違いなく相手に伝わります。積極的に攻めているのに、なぜかうまくいかない人は、まずは一旦ペースを落としましょう。
 
そのうえで、相手の反応をきちんと観察し、相手からのLINEをよく読み、あせらずに会話のキャッチボールを重ねるところから始めましょう!   
(五百田達成)

この記事を書いたライター

五百田達成
作家・心理カウンセラー。「男女コミュニケーション」「きょうだい型性格分析」「ことばと伝え方とSNS」をテーマに執筆・講演。35万部を超える「察しない男 説明しない女」シリーズほか著書多数。

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