彼が手放したくなくなる! テンションを上げてくれる女性の言動3つ

知り合いに、交際7年の末に結ばれ、今年の8月にちょうど1年目の結婚記念日を迎えた夫婦がいる。旦那さんに長続きの理由をうかがってみたところ、「なんども苦しい局面もあったけど、そのたびに彼女が僕のテンションを上げてくれたことかな」という答えが返ってきた。

奥さんは、旦那さんの気分を上げるためにいったいどんな言動をとってきたのだろうか。さまざまな話をうかがった内の3つを紹介させていただこう。

目次

1.まずはホメる


「ホメる、と言っても簡単なことなんです。残業帰りに"仕事終わったよ"、ってメールしたら、"遅くまで頑張ったね、お疲れさま"って。それだけでテンション上がりますね」

男性をホメるということに対して、なかなか高いハードルを感じる女性も多いかもしれない。
仕事について語りたがる男性は多い。内容や功績、作業の量や時間など。それを聞いても、あまりピンとこないだろう。わからないものをどうホメるのかと思われがちだ。
けれど理解する必要はない。男性がどんな風に言葉を重ねようと、求めているのは女性からの「すごいね、よくやったね」という言葉だけなのである。

また、「この仕事でこんなに時間を取られたよ」と説明されたら、デキる女性は「こうしたらもっと早くできたのでは?」とアドバイスしたくなるかもしれないが、まずは堪えよう。
「そんなに時間をかけたんだ。がんばったね!」どんなアドバイスをするにしても、最初はホメて、彼のテンションを上げさせる。それが男性とスムーズにコミュニケーションを続けるためのコツである。

2.面白い話をする


「妻はよく、寝てる間に見た夢の話をしてくれます。先日は、"四方八方を両津勘吉の格好した香取慎吾さんに取り囲まれた"なんて話を聞いて、シュールすぎて笑ってしまいましたね」

これは少しマネしづらいかもしれない。何が面白いと感じるかは人それぞれだ。自分では面白いと思っても、相手につまらないと思わせると逆にテンションを下げてしまう。

本気で楽しませるには練習が必要だ。なるべくいろんな話を持ちかけ、彼の笑いや興味のツボをつかむこと。ギャグを言ってもいいが、下品さを感じさせるようなギャグはなるべく避けることをおすすめする。

3.何はなくても笑顔でいる


「一番テンションが上がるのは、やっぱり彼女の笑顔を見られることですね。"つらいときこそあなたに笑ってほしいから"なんて言われて、うれしすぎて逆に泣いちゃいましたけど(笑)」

何もないのに笑う、というのはなかなか照れくさいかもしれない。特に彼がつらい局面を迎えているとき、笑うなんて不謹慎だと思えるだろう。だがそんな状況こそ、彼を笑わせることができるのは恋人であるあなただけ。そう自信を持っていただきたい。


今回、3つの言動を紹介してきた。一番注目すべきポイントは、相手に「笑って欲しい」という気持ちを込めて行動するという点だ。
なかなか相手のことまで思いやれない女性も多いだろう。「自分だって苦しくて笑えないのに、なぜ彼のテンションを上げさせてやる必要があるのか」と。しかしいったん、その利己主義な考えにフタをしてはどうか。
男性にとってテンションを上げてくれる存在は、彼の元気の源であるあなただけ。それに誇りを持って接してあげよう。立ち直ることができた彼は、きっとあなたに元気を返してくれるハズだ。
カップル・夫婦とは支え合いなのである。それをおたがいを意識することが、何より長続きの秘訣なのだ。
(平原 学)

この記事を書いたライター

平原学
1985年佐賀県生まれ。作家・ライター・小説家。妻から「私より女子力高い」と言われているのが悩みの種。著書に『ゴオルデンフィッシュ』(文芸社)がある。

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