「妹にしか見えない」定番振られ文句に潜む男の本音とは

先日、友人が「彼氏に振られたぁ!」と報告してきました。話を聞いてみると、なんでも「お前のこと、好きだけど妹にしか見えなくなってきたんだよね」と言われたんだそうです。この「妹にしかみえない」というセリフ、よく耳にしますよね。少女漫画かよ、と思いますが結構よくある「振られ文句」みたいです。彼氏から言われるだけでなく、「告白したら妹みたいと言われて断られた」、という女子も少なくない模様。

男性が「妹みたい」であることを理由に女子を振るとき、そこにはどんな意図があるのでしょうか? 男性陣に聞いてみました。

目次

1.性の対象として見られない


「そもそも女性として見られないときの常套句だと思います。『ごめん、君に性欲が湧かないわ』とは言えないですよね。そういうときに、『妹』という表現が一番使い勝手が良い。『家族みたい』とか『親友だから』というセリフも、だいたい同じニュアンスだと思います。彼氏が彼女にこのセリフを言って振るときは、たいてい『もうエッチしたくない』という気持ちが募ったんだと思います」(男性26歳)

2.相手から嫌われたくない


「『妹みたい』というときには、『女だと思えない』という意味もあるけれど、『相手から嫌われたくない』という意図があると思います。彼女と別れるときに『妹に思えてきた』と言うときって、オトコの側には、『本命彼女ではなくなっても、連絡は取りたいし、恨まれたり嫌われたくはない』と思っていることが多いと思う。嫌われない言い方を考えた結果、こういう中途半端な表現になるんだと思う」(27歳男性)

3.今のままの関係が都合が良い


「『妹みたい』という風に言うときは、たいてい深い意味はなく『女に見れないけど、関係が完全に断たれるのも不都合』という状態だと思う。サークルの友達とか、大学のクラスの友達とか、会社の人とか、そういう『今のままの関係が都合が良いから、断るけどこのまま仲良くしようね』というときに使うと思います。それなら反感も買わないし、周囲との関係も壊さないで済みますから」(25歳男性)

なるほど。やはり「女性として見られない」ということの遠回しの表現であると思って良さそうですね。しかし、関係を壊したくないという思い、周囲との関係を悪化させたくない、という予防線の意図もそこには含まれているのかもしれません。

こう言われて振られてしまった場合は、「またよりを戻せるかも」と思ったり、「いずれ私も妹から女に昇格するかも」という期待はせずに、きっぱりと割り切った友人関係を続けるほうが良さそうですね。
(ヤマグチユキコ)

この記事を書いたライター

ヤマグチユキコ
WEBライター。ビジュアル系バンド、ジャニーズなどの音楽情報や、漫才、恋愛ネタ、コスメ、ファッションなどを幅広いジャンルを執筆。「野中すふれ」名義での執筆も多数。キャンドルをつけてリラックスするバスタイムが好き♡

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