好きになった相手がバツ1だったら? 相手の離婚歴との向き合い方

「婚活」という言葉が市民権を得て久しい昨今、巷には数多くの結婚相談所が存在します。そして、結婚相談所のほとんどが、相手に対する希望条件のキーワードとして、「結婚歴を気にするか、気にしないか?」を掲げています。要するに、相手がバツ1やバツ2だったら……ということ。あなたは、バツ1男性やバツ2男性をどう思いますか?

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離婚経験者=問題アリとは限らない


前の奥さんと離婚をしたのは、そりゃ何かしらの問題があったからなのでしょう。だからと言って、彼自身が問題のある人物とは限りません。問題を起こしたのは奥さん側のほうで、彼自身には1ミリの落ち度もないケースだって存在します。そう考えると、離婚経験者に対して身構えるのはもったない! というか、失礼にあたります。

彼自身が問題を起こしたのかもしれませんが、一度失敗しているからこそ、「同じ過ちは二度と繰り返さないぞ!」と、ふんどしを締め直す気持ちで臨んでくれている場合だってあるんです。

離婚の事実よりも、その前段階にある結婚の事実に目を向けてあげましょう。一度(もしくは二度)結婚できているということは、女性に「この人と結婚したい!」と感じさせる、魅力的な男性である証し……と、ポジティブに捉えたほうが健康的ですよ。

離婚直後に到来する「モテ期」


離婚した「時期」も気になるところでしょう。半年前と10年前では、こちら側が受ける印象もだいぶ変わってきますよね。筆者の価値観では、10年も経っているのなら、もはや初婚のような感覚です。半年前のほうが、「この人は離婚経験者なんだなぁ」という認識が強まりますよね。

尚、離婚直後の人は、男女問わずなぜかモテます。その、モテ期真っ只中にある男性と親しくできているというのは、かなり美味しい話です。「○○さんは離婚直後でモテモテだろうに、言い寄ってくる数多くの女性たちの中から、私を選んでくれたのだ!」と、これまたポジティブに捉えましょう。逆から言うと、彼はモテ期真っ只中なのですから、これっぽっちも気を抜けません。ライバル達に大差をつけられるよう、最大限の努力をすべきときなのです。

親が良く思わないかも……


将来的に、結婚(相手にとっては再婚)という運びとなった際、彼の離婚歴を親がどう思うか……その点が気になっている人も多いでしょう。いかに離婚が珍しくない時代とはいえ、私たちの親世代のなかには、離婚に対して否定的な考えをするかもしれません。親をどのようにして説得するか、彼に嫌な思いをさせないか……不安は尽きませんが、初期の段階では「まだ先のことだし」くらい、のん気に構えている姿勢でオッケー。来たるべきときは、いずれ来ます。それまでに、「この人との結婚のためなら、絶対に親を説得してみせる!」くらいの、強い愛情が芽生えていれば、何とでもなるでしょう。

これは仮の話ですが、自分自身に離婚歴があるとして、それを理由に男性から身構えられたら嫌ですよね。そういう意味では、頭を柔軟にすることが、チャンスを広げるポイントと言えるでしょう。
(菊池美佳子)

この記事を書いたライター

菊池美佳子
コラムニスト。1977年3月17日生まれ。岩手県盛岡市出身。21歳~29歳まで、舞台女優のかたわら、様々なナイトワークを体験。29歳で引退後、コラムニストとして活躍中。

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