片思いマジック!? 憧れの彼に対して一気に冷めちゃう女心とは【漫画】

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”限定”――制限された場面というのは、どうしてこんなにも心の隙間に入り、勝手に盛り上げて、何事もなかったように去っていくんでしょうか。
人は”すぐ手に入れることができない”という状況の方が惹きつけられやすいようです。物質的なものは気に入ったらすぐ手に入れたいと思うのに、不思議ですね。
ゲームでも、たまに出てきてタッチしたらコインがいっぱい貰えるなんて仕様のプレミアキャラっていますよね、そんな希少価値があるのかもしれません。

希少価値で好きになるというのは、憧れに近い。憧れって遠巻きから好きでいる状態で完成ですから、好きだからどうしたいのか(生身の恋愛)となると、その先が実はよく分からなかったりして。
くうちゃんはTさんの私服で発動していましたが、調子が狂う(生身を見る)と減点装置が出ちゃうんですよね。でもその装置、満点にする過程でそもそも“本人が不在”なわけなのです。
勝手に想像し放題から湧いてくる“好き”はランチのように日替わりです。

女心と秋の空は移り変わりが早いと詠われていますが、だんだん涼しくなってきて五感も冴えてくる季節。読書をしたり映画をみたりしてお題(場面)をもらい、そこから一歩ひいた想像力を培っておくといいかもしれません。すぐ寒くなって人恋しさで心がマヒしそうになっちゃう前にね。
(大日野カルコ)

この記事を書いたライター

大日野カルコ
1979年生まれ。神戸在住の漫画家。1997年に「ザ・マーガレット」に別名義で「青春のぼやき劇場」4コマデビュー。約12年間集英社準専属作家として在籍していた。最近ではエッセイコミック「意識低い系ヨガのすすめ〜ヨガを始めたら自分を好きになれました〜」を出版。

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