メールやLINEは特に注意! 恋愛で「誤解」が生じた時にすべきこと

そんなつもりはなかったのに、どうも相手に違う意図が伝わってしまったようだ……。好きな人が相手ならば尚更、コミュニケーションで「誤解」が生じるのは悲しいですよね。特にメールやLINEは顔色が見えない分、思わぬ発言で「そんなつもりじゃなかったのに!」ということが起こりがち。男女間で“誤解”が生じたときの対処法と、そのポイントをご紹介します。

目次

(1)誤解を解く「タイミング」、いつがベスト?


まずはタイミングから。好きな相手の場合、「1分でも1秒でも早く、誤解を解かなくちゃ!」と思いがちですよね。友達のように「次会ったときに話せばいいか」などと悠長には待てず、再び電話をかけたり、返事のこないLINEやメールに何通も送ったりしてしまうときもあるでしょう。そうした「再連絡」は、明らかにケンカをしたような場合は有効なときもありますが、返事が途切れたとか、相手が思った通りの反応をしなかったという場合、「再コミュニケーションを急がない」「何もしない」ことのほうが有効な場合も多々あります。

そもそも、相手がいい反応をしなかったのは、本当に「誤解したからかどうか」もはっきり分からないことが多いですよね。別の理由で虫の居所が悪かったという場合もあるでしょうし、それ以上の言葉がないのは「今はコミュニケーションをとりたくない」と意思表示であることも少なくありません。そんなときに、メールやLINEを連投して「話し合い」に引きずり出そうとすると、どうなるか。余計に相手をイラつかせたり、問題を大きくしてしまったりすることもあるでしょう。

ということで、「誤解が生じてしまったかも?」と思っても、まずは焦らずしばらく待ってみましょう。一旦、頭を冷やしたほうが、うまく話し合えることも多いですし、時間が経てばお互いにどうでもよくなっている、なんてこともあります。明らかに自分に反省する点があっても、「伝えるタイミング」は十分に考慮して。近々会えると分かっているならば、そこまで待つのも一案です。直接、顔を見て伝えたほうが誤解は解きやすいことを覚えておきましょう。

(2) 「仕切り直しの連絡」、どんな内容が最適?


続いて、「仕切り直し」の連絡をする場合の内容について。これはケースバイケースですが、基本的には丁寧な、明るい話題を投げかけてみるのがいいと思います。冒頭に「こないだはありがとう」といった言葉を添えてもいいかもしれません。相手が普通の感じで返してくれたら、そのまま楽しいムードでコミュニケーションを続けてみて。相手の性格次第では「気にしていない」という可能性もあります。
相手が気にしているかもしれない場合、自分もきちんと訂正しておきたいという場合は、しばらく楽しい話題をした後で、「そういえばこないだの件、本当はこういうつもりで言ったんだけど、誤解させてたらごめんね」などと伝えるといいでしょう。

一方で、仕切り直しの連絡の際、最初から相手の様子がおかしいと感じたら、やはり前回のコミュニケーションで何か行き違いが起きていた可能性が高いでしょう。その場合は、「今少し話せる?」と状況を慮った上で、「考えすぎかもしれないけど、こないだの件、言葉足らずだったのでは……と少し心配しています。私はこういうつもりで言ったんだけど、伝わってるといいな」などと丁寧に伝えてみて。相手が変わらず腑に落ちない様子でも、訂正は伝えたのですからそれ以上は深追いせず、また少し距離を置いて「頭を冷やす期間」を設けてみましょう。

(3)「きっと誤解は解ける」と信じて、落ち着いて過ごそう


最後に、誤解が生じたかもしれない際の「心持ち」について。好きな人との間で誤解が生じると、不安になったり、オロオロしたりしてしまいがちですが、「今まで築いた関係が、この1回で全部ダメになるはずはない!」と信じることも大切です。相手が“今は”思ったように反応してくれなかったとしても、行き違いなのであれば、必ず解決できるはず。「この程度で壊れてしまう関係なら、その程度だったんだ」と腹をくくっておくのもいいかもしれません。

それに、相手の反応が悪かったからと言って、「過去の自分が言ったこと」を取り消してばかりいたら、それこそ「信用のない人」に見えてしまうかも。「たまたま、波長が合わなかっただけ」「二人の気持ちが通じ合っている部分があるならば、必ずまた仲良く話せる」などと考え、落ち着いて待ってみましょう。「時間」を味方につければ、恋愛はうまくいくことがとても多いです。いい関係を築くためには、焦らず急がず、腰を据えて取り組むことが大切。好きな人とのやりとりで「誤解が生じたかも?」と思うときは、ぜひご参考くださいね。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

関連記事