「好きな人からはモテない」のもこれが原因!? 「余裕」の魅力をまとう3つのコツ

好きじゃない人には好かれるのに、好きな人とはうまくいかない――。皆さんもそんな悩みを持ったことはないでしょうか。「自分の好みのタイプと、自分がウケるタイプが違う」といった場合もあるでしょうが、「好きな男性の前だと余裕がなくなり、本来の魅力を発揮できないから」といった理由も大きく関係していると推測できます。「余裕」がないと、なぜ恋愛はうまくいかないのか? 好きな異性にも、余裕を持って接するにはどうしたらいいのか? そのポイントをご紹介します。

目次

「余裕」を失うと、なぜ恋はうまくいかないのか?


まず「余裕」について考えるヒントから。俳優の水谷豊さんは、朝日新聞のインタビューでこんなことを語っています。
――『僕の口癖は”俳優はアルバイト”ですから。本職だと思うと懸命になり過ぎて“余裕”を失い、世界が見えなくなる。でも俳優には色気とか余裕が必要なんです』。

俳優さんは視聴者を“魅了”しなければならない職業。「懸命になりすぎること」が余裕をなくす最大の原因であり、余裕がなくなると、「世界(全体像)が見えなくなる」「色気がなくなる」ので、視聴者を魅了できない。これは、恋愛で「好きな人の前だと余裕がなくなり、本来の魅力を発揮できない」ということと、比較的近しいことを語っているように思います。

もちろん、一生懸命になって成就する恋愛もありますし、少女漫画でも、恋は「一生懸命」が正義ですよね。でも残念ながら、現実の恋愛は意外とそうではない。「この人を絶対に逃したくない!」などと一生懸命になりすぎると、がっついているように見えて“色気”もなくなる。二人の関係性や距離感を冷静に見られなくなり、相手を引かせるような言動もしてしまう。その愚かさこそ恋、とも言えますが、「余裕を失うと、好きな人に好かれにくい」というのは、男女共通の真理だと思います。

恋愛で「余裕のある人」になるための、3つの心がけ


ちょうど最近、「余裕がある人、キレイだな。」なんてCMも流れていますが、男女問わず「余裕がある人」はモテます。「モテるとさらに心に余裕がうまれ、余裕が出てくる」という好循環も起こりやすいです。好きな人の前でも「余裕」を持って振る舞うためには、以下の3点を心がけるのがおすすめです。

(1)すべて「6〜8割」を心がける!


余裕を出すには、力を抜くこと。力を抜くには、「100%」を目指さない姿勢が重要です。メールや会話、デートなどでも、「せっかくなんだから少しでも長く……!」なんて貧乏性にならないようにして、6〜8割の満足で打ち切る。自己アピールもしすぎず、2〜4割くらいは残しておく。「恋する気持ち」も100%全開にせず、6〜8割に抑えておく……などなど。残りの2〜4割は趣味やモノ、別の異性(芸能人でもOK)に分散するといいと思います。恋愛におけるすべてのことで「6〜8割」を心がけることで、“余裕”の雰囲気が出てくるでしょう。

(2)「監督目線」を取り入れる!


「監督目線」を取り入れるのもおすすめです。好きな異性のことでは何かと一喜一憂してしまいがちですが、これも「余裕なく見える」態度の典型です。相手との関わりで少々「失敗したな」と思うことがあっても、焦らない。スポーツの監督気分になり、試合全体(=彼との関係)を少し長い目で見てみると、まだまだ挽回可能なことも多いです。「負けなら負けで仕方ない」と肝を据えておくのもいいかもしれません(笑)。そして、「こちらの一手に対して、次にどんな局面が来るか」と予想しながら恋愛を進めてみましょう。次第に相手側の癖やペースも掴みやすくなってきます。そうして少々のことに惑わされなくなると、“余裕”の雰囲気がぐっと増すでしょう。

(3)「寂しさ」は恋愛以外で解消する!


「寂しさ」を恋愛や異性に委ねすぎる態度も、余裕なく見えてしまう大きな原因です。「人恋しい」「寂しいな」と思っても、すぐに「恋愛や好きな異性にどうにかしてもらおう」と考えないで、まずは自分で解消するよう取り組んでみましょう。今日寂しくて「話したいな」と思っても、「週末会えるから、そのときに聞いてもらおう」などと“先送り”を心がけるのもおすすめです。いつでもすぐに繋がれる時代だからこそ、この「自己節制」はとても重要。これができる人になると、かなり“余裕の魅力”が身につくと思います。

「余裕」を心がけていると、恋愛の雲行きもきっと変わってくるはず。「好きな人には、なぜか好かれない(涙)」なんて悩んでいる方は、ぜひご参考くださいね。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

関連記事