惚れた理由が別れの引き金に? 失敗しない恋人選びのコツ

「フェイタル・アトラクション」という言葉をご存知でしょうか? これは簡単に言うと「致命的になる魅力」。「優しい人」だから好きになったのに、交際が長くなるとそれが「優柔不断」に見えてきて、イライラする。最初は相手の魅力的だと思えていた部分が、最終的には致命的な欠点に見えてくるということです。これが理由で破局に至るカップルはかなり多いのだとか。それなら最初から、魅力の反対側を知っておくことで、対処できるかもしれません。

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ひとつの物事には必ず裏の側面がある


テキサス・クリスチャン大学のプール・シュロット教授によると、「ひとつの特質には必ず肯定的な側面と否定的な側面がある」と説いています。真面目に仕事をする人は、裏を返せば仕事一辺倒で家庭を顧みない人かもしれません。好奇心旺盛で冒険家な人は、常に刺激を求めてさまよい歩く安定性のない人とも言えますよね。気配り上手な人は優しいですが、かえってこっちも気を使ってしまい疲れることだってあります。

例えば消極的な人は積極的な人に惹かれやすいというように、自分にはないものを持っていると、魅力を感じるという人も多いですよね。女性は特に子供を産んで家庭を守ろうとすれば、パートナーに自分にはないものを補ってもらうことで、生活を安定させたい。そうやってバランスを取ることで、安全に暮らしたいと思っています。

ところが自分にはないものなので、やがて違和感を覚えることもあるでしょう。あなたがおとなしい人なら、頼もしい相手に心を惹かれ、そこを魅力に感じていました。ですがしばらくすると、傲慢で自信家な人に思えてきたとします。これはあなたが持っていない性質なので、どうしてそんな風に偉そうな態度がとれるのか理解できないためです。自分とは反対の性質を求めたことによって、魅力が鼻についてきたとき、その部分が理解できなくなるのです。

出会った当初、相手のどこに魅力を感じたの?


まずはここからですね。相手のどこに魅力を感じて好きになったのでしょうか? もしそれが「なんとなく」と漠然としたものだったら、「フェイタル・アトラクション」は起こりにくいので安心してください。明確な理由がないなら、そこに明確なアンチ理由もないのです。

恋をしていると「あばたもエクボ」です。「こんなに素敵な人を嫌いになるはずがない!」と思っているでしょうけれど、時間が経てば必ず「エクボがあばた」に見えてくる。しかも何度同じことで失敗しても、また同じ過ちを繰り返してしまうのですから、恋する人というのはピュアでもあり愚かでもあり……(笑)。
でも次こそは相手の魅力の別の側面をしっかり見据え、それを踏まえて交際するかどうか考えましょう。

一歩も二歩も踏み込んだ関係を想像してみる


先ほどの「優しい人」がやがて「優柔不断、頼りない」と思えてくる可能性までは、想像がつきますよね。でももうちょっと先。優しい人は誰にでも優しいので、ほかの異性との交流に、あなたはやきもきすることにもなりかねません。優しいために断り切れず、いろいろなトラブルを抱える可能性もあります。こうなると交際に現実感が増し、冷静に考えることができそう。それでも付き合いたいと思えたなら、そこで初めて交際へと踏み切ってくださいね。

補足ですが、あなたも同じだということを忘れてはいけません。相手はあなたがしっかり自分を持っていて、カッコいいところを好きになったとします。「それなら自己主張してもいいんだよね? だって私のそこが好きなんでしょ?」と、大手を振って自分を前面に押し出せば、それを相手は「わがままで自分勝手だ」「マイペースで扱いづらい」というマイナス印象に変化するかもしれません。

相手の魅力の別の側面を把握しておくのと同時に、あなたの魅力もいつの間にか致命的な欠点に変化すること覚えておきましょう。まずは相手に私のどこがいいのか尋ねておいて。それが変化すると、どんな風に相手に映るのかを事前に自分で把握しておけば、無用な衝突は避けられるかもしれませんね。
(鈴木ナナ)

この記事を書いたライター

鈴木ナナ
お酒と食べ歩き、人間観察が趣味のフリーライター。心理カウンセラーの資格を有し、夜な夜な面白い人を探しに街へ繰り出すのが趣味

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