ダメ男好きは卒業できる!? 結婚に向けた「見る目」の磨き方

「恋多き肉食だけど、ダメ男好き」として通っていた知人が平和な結婚をすることになり、周囲はびっくり。彼女は30歳を過ぎてから、「長く一緒にいられる男性を探したい」と強く思うようになり、男性を見る目意識して変えていったそうです。曰く、「ダメ男好きは卒業できるよ!」とのこと(笑)。そのポイントを教えてもらいました。

目次

(1)「好きじゃなくなっても、興味を持てる相手」かどうか


まずは1つ目。その男性は、たとえ失恋しても、「悔しいけど、こういうところは素敵だな(尊敬できる)」などと思える人物かどうか――という観点です。別れた途端、「あの人のどこを好きだったんだろう?」「あんな奴に振られるなんて、許せない!」なんて後悔してしまう恋愛、確かにありますよね(笑)。彼女はそんな“まやかしの恋”はもうしたくないと考え、アプローチ前にこの点を一考するようにしたそうです。

特に「見た目がかっこいい」「男として色気がある」「トキめくことを言ってくれた」なんて理由だけで恋をしてしまうと、のちのち“不要”な人間関係となってしまいがち。恋愛だけをしたいならばそれでもいいのでしょうが、長く続く結婚生活を見据えるならば、人間性のほうがはるかに重要。この観点を持っておくのは、かなり有効かもしれません。

(2)「人として不誠実」だと思ったら、諦める


続いて2つ目。交際前や交際後、「人としておかしいのでは?」と思う言動が見られたら、彼女はその男性がどんなに魅力的に見えても、諦めるようにしたそうです。

どんな言動を「人としておかしい」と思うかはそれぞれでしょうが、例えば、あからさまに見下したり、急に態度が大きくなったり、一方的に連絡を絶ったり、傷つくことを言ったり……etc。「普通に考えて、友人や知人にはしないようなこと」「普通の人間関係ならば、亀裂となるような行動」を平気でする人かどうかは、確かに重要な見極めポイントになりそうです。

好きな男性や気になる男性には寛容になりすぎてしまう女性も少なくないと思いますが、人としておかしいことをされたら、ちゃんと怒って、ちゃんと距離を置く――。恋愛でもこの普通の対応ができるようになれば、一気に“ダメ男好き”からサヨナラできるのかも!?

(3)「欠点」や「個性」はOK、でも「相性」は重視する


最後3つ目。欠点や個性はそれとして受け止めるものの、「相性」だけはしっかり考える。「一般的には『難しい』と言われるようなところがあっても、私には合っている」などと思えばその点は気にせず、逆に一般的には良さげな人でも「私の性格だと、こういう人は無理そうだな」と思ったら、その相手には執着しないようにしたそうです。

彼女は自分と合う男性はどんな人か、どんなときに衝突してしまうのか、うまくいかなくなってしまうのか……など、相性を多方面から考えていったそう。例えば「私は毒舌だから、それを嫌がらず面白がってくれる人がいい」「ある程度は連絡無精でもOK、私には合ってる。むしろ寂しがる人のほうが相性がよくない」「働く女子を本気で応援してくれる人でないと、難しそうだ」などなど。こうした視点を持って出会いを繰り返した結果、「人間としても好きだし、自分に合っている」と思える現在の旦那様に巡り会えたと教えてくれました。

最後に、「完全に好きになってしまうと女子は盲目になってしまうから、そこまで気持ちが暴走する前に、しっかり相手を見るようにしたほうがいいよ!」というアドバイスも付け加えてくれました。好きのブレーキをすぐ全開にしないことも、“ダメ男好き”を卒業する秘訣なのかもしれないなと感じた次第。思い当たる傾向のある方は、ぜひご参考くださいね。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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