なんであの子が…ちょいブス女が結婚相手に選ばれる理由

もうすぐ年賀状の季節。「わたしたち、結婚しました~♪」なんて文字とともに、タキシードと純白のドレスをまとった男女の写真が今年もあなたの家のポストに舞い込むハズだ。

「おめでとう」という思いと、「また、先を越されたか……」という寂しさの入り混じった複雑な感情をかみ締めながらそれを眺め、率直にこう思ったことはないだろうか?

「……この花嫁さんよか私のがイケてるじゃん! なんでこの子が結婚できて私はムリなの?」
……今回は「男性がちょいブス女子を結婚相手に選ぶワケ」をリサーチした。人には聞けないこの疑問に関する答えを、見つけてほしい。

目次

1.「そもそもブスだと思っていない」


・「出産が話題になった某女芸人にソックリな俺の婚約者(笑)。たま~に口の悪い男友達から『素面で抱けるの?』なんて言われちゃうこともあるけど、俺の好みである色白丸ぽちゃ小柄をぜーんぶ満たしてて、自分はなにも不満はない。むしろ、よく女性たちが『キレイ!』ってもてはやす、痩せてて気の強そうな女性の方が苦手!」(20代・PC)

――この男性のような意見は決して珍しいものではない。そもそも男性と女性とでは美的感覚が異なる。女子が「この人ステキ!」「スタイル良くていいなぁ~」と思う芸能人やタレントが、男性にはイマイチウケが悪い……なんてことはザラにあるケースではないだろうか。
まして結婚、ということになれば男性は外見だけでなく、居心地や家事能力までトータルで評価するもの。「女子から見たブスは男性にとってはそうでもない」と脳裏に刻み込んでおこう。

2.「ちょっとくらいブスのほうが安心する」


・「そりゃ奥さんにするなら、なるべくキレイな方がイイに決まってる(笑)。でも男ってね、どこかで美人だと落ち着かない部分があるんですよ~。その点、いやらしい言い方だけど、ちょっとくらい容姿にコンプレックスがある子のほうが高飛車じゃないし、浮気の心配もなかったり(笑)。『私そんなにキレイじゃなくてごめんね』な~んてほうが、男心をくすぐったりもするんですよねえ」(30代・物流)

――ブスだって浮気はする。そんなことは女なら分かっているのだが、それでも男性にはこういう意見もあるのだと覚えておこう。たいていの男性は学生時代、憧れのマドンナに相手にされずヒドイ目に遭わされているから美人を恨む部分もある。
男性は完璧よりもちょっと“抜け感”のある女性を結婚相手に選ぶもの。男性が求めているのは「高嶺の花」でなく「落ち着ける相手」なのだ。

3.「ブスは男を立ててくれる」


「昔、美人だけどワガママな女性と付き合ったことがあったけど、超最悪だった。美人は自信があるから、男が自分に合わせて当然だと思ってる! 『こんなキレイな私と付き合えてありがたく思いなさいよ』とばかりに、デート代はいつも全額俺持ちは当たり前……。ほとほと懲りてその後美人じゃない子と付き合ったら、料理は作ってくれるし、甲斐甲斐しく世話してくれるし、我も通さないしホント天国~(笑)。しまいには『こんな私と付き合ってくれてありがとう』とまで言われてマジ感激。結局その“ちょいブス子”が今の嫁です」(40代・飲食店経営)

――美人と不美人と実際に付き合ったことのある男性の貴重なエピソードがコチラ。
「ブスは男に合わせてくれるからいい」というのは至言である。
「ブスは男を立ててくれる」とも言える。
「こんな私と付き合ってくれてうれしい」というひとことは、“男冥利”に尽きる究極の殺し文句。男性の保護本能を掻き立てる効果もあるので、ここぞ!という場面で使ってみてはいかがだろうか?

その女性は、男にとってはブスではない!


「男性はなぜちょいブス女子を妻として選ぶのか?」という問いに対する答えは、「彼にとってその女性はブスではないから」というひとことに尽きる。

男は「不美人だからその女性を好きになる」のではない!
ブスは努力してくれるから、男に合わせてくれるから、謙虚でかわいらしいところがあるから……。
だからこそ、男は美人を押しのけてまで結婚を考えるのだ。
怠け者でワガママで金遣いの荒いブスならば性格の悪い美人には勝てなくとも、男たちは「ルックスを補うなにかがある不美人」を生涯の伴侶にするのだ。

「努力するブス」「他の女にないモノを持つブス」「謙虚で優しく、明るいちょい不美人」は男性たちにとってはもはやただの“ブス”ではない。真剣に結婚したいと願うただひとりの大切な女性として考え始めるのである。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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