正月休みに両親から「結婚はまだ?」と聞かれたときの秀逸な答え

11月の下旬くらいから、女子に恋愛の取材をしていると、どうしても年末の話になります。
今年の年末はどうするの? 実家に帰る……。ありふれた話です。
実家のことを質問すると、「実家に帰ると、親が『結婚はまだ?』と言ってうるさいので、ホントは帰りたくない」とか「『結婚はまだ?』と言われるから、近所のレンタルビデオ屋でDVDを借りてきて、実家の自分の部屋で黙って観ているだけ」とか、そういうことを言う女子もいます。
結婚はまだ? うっさいわ! というのが、彼女たちのホンネなのでしょう。

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大胆にある一カ所で「家庭」を切り取るなら


それぞれの実家にはそれぞれのご事情があるはずで、家庭の問題を一般化して語るのは、非常にむずかしいものですが、それでも大胆にある一カ所の家庭を切り取るなら、母親の前でいい子を演じている女子が、なんとなく多いように思います。
たくさんの女子に取材でお世話になりましたが、厳密に統計をとりつつ取材をしたわけではないので、「なんとなく」という言い方しかできないのですが、「なんとなく」母親の前でいい子を演じている女子が多い。
だから、「結婚なんて後回しで、今はとりあえず自分の好きなように生きる」と親の前で言い切れない。だから正月休みに実家に帰るのが苦痛……たとえばこういう女子の心情が生まれます。

結論から言えば、自分の好きなように生きるというのは、勝負の末に勝ち取る権利みたいな側面もあるので、「結婚はまだ?」という親の問いに「うっさいな!」と答えるというのは、正月休みは、親との心理的な勝負です。

自分に好きなように生きている人……だれのまわりにもいると思いますが、そういう人って、親やその他周囲の人と、心理的な勝負をしたことがあったりします。

この子は(この人は)こういう人だから、もうあれこれと文句を言っても始まらない。相手にこう思わせるのは、心理的な勝負の結果なのです。

親の前でいい子を演じていると、どうしても、その勝負の入り口を開けることができないのだろうと思います。そんな扉を開けてしまえば、親が哀しむにちがいない、であれば扉を開けないようにしよう、開かずの扉にしよう……。
ずっとそういうことをやってゆくと、そのうち我慢の限界が訪れて、親子喧嘩が必要以上に大きくなることもあります。
何人かのそういう女子たちに、お話を聞かせていただいたことがありますが、結局のところ、娘がずっと我慢していい子になり続けるか、どこかで我慢の限界がきて諍いが起こるか、という二択のようです。

好きなように生きろ!


このお正月休み、両親から「結婚はまだ?」と聞かれたら、素直に、かつ、しれっと「あたしの好きなように生きるから」と言ってみてはいかがでしょうか?
言ったところで、暴れない親だっています。哀しまない親だっています。こちらがおおいに意を決して言ったにもかかわらず、「ああ、そうね、あなたは昔からそういう子ね」と親に言われて、肩すかしをくらった女子もいます。
「それを言ったらどうなるのか」は、言ってみないとわからないものです。
あれこれ悩むくらいなら、好きなように生きろ!
(ひとみしょう)

この記事を書いたライター

ひとみしょう
作詞家・広告プランナー・コピーライターを経て、専業文筆家に。小学館 『Menjoy!』編集部よりMVP賞を4回受賞。現在、連載を9本を抱える

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