物足りなさを解消! 男らしい彼氏の育て方

あなたの彼氏は、どんな人ですか? 強引で男らしいワイルドな肉食系でしょうか。こちらを気遣ってくれる優しく穏やかな草食系でしょうか。

優しくて穏やかな彼氏……というと聞こえはいいし、付き合っていても苦じゃないですよね。「長く付き合っていく上で言うことはない。でも、時には強引さも見せてほしい。男らしいワイルドな一面も見てみたい!」ワガママだとはわかっていながらも、本当はこう思っている女性は結構多いのではないでしょうか。
今回は、そんな優しい彼氏を男らしく育てる方法を紹介します。

目次

叱るのはだめ


まずやりがちなのが「もっと男らしくしてよ」という叱責。これはNGです。男性は、プライドが高い生き物。どんなにナヨナヨした草食系でも、根は男性です。頭ごなしに叱ると、プライドが折れてしまいます。「じゃあ他の男を探せば」と冷たく突き放されてしまう可能性も……。うまく育てるには、相手のプライドを傷つけないことが重要です。

「男らしさ」を求めるならこちらも「女らしく」


あなたは、デートではいつもリードする立場ではありませんか?「○○に行こう!」「○○が食べたい!」など、積極的なあなたに、彼は甘えているのかも。また、自分のことは自分でやってしまうと、彼も男らしさを発揮するチャンスがありません。

彼の「男らしさ」を発揮させるには、こちらも「女らしく」振る舞うことが必要です。相対的に、彼の男性的役割を強めるのです。たとえば、デートの選択を彼に決めさせましょう。「この前は私が行きたいところに行ったから、今日はあなたの行きたいところに連れて行ってほしいな」と言えば、彼もリードしてくれるようになるはず。また、たとえ自分でできることでも、「荷物持つの手伝ってくれる?」「このパソコン操作がわからなくて……」など彼の得意分野に関しては頼みごとをしてみましょう。頼りにされて嬉しくない男性はいないからです。

ドラマやマンガで見本を示す


男性は、言外の意味や相手の感情を読みとることが苦手です。単に「男らしくしてよ」という言葉だけぶつけても、「男らしいって何だ……?」と首をかしげるばかり。けれども、ビジネスの場などでマニュアルに慣れている男性は、きちんと「明示」すれば学習し、応えてくれます。そこでオススメしたいのが、ドラマやマンガで自分の理想像を見せてあげることです。

「花より男子だと道明寺が一番好きだな」と具体的なキャラ名を挙げたり、「あすなろ白書でキムタクが後ろから抱きしめるシーンは憧れちゃう」とシーンを挙げたりして、イメージを伝えましょう。お気に入りのマンガを貸したり、大好きな映画やドラマを一緒に見るのもオススメです。

不器用でも褒める!


最初のうちは、頼みごとをしたり見本を見せたりしてもピントのずれた反応が返ってくるかもしれません。けれど、そこで「違うんだよね」と否定してしまってはまた彼のプライドを折ってしまいます。多少不器用でも、努力が見えたらきちんと褒めて、相手を立てましょう。

「やっぱり頼りになるね!」「男らしくてドキドキしちゃった」と相手の自尊心をくすぐれば「なるほど、こうすれば喜んでくれるんだな」と彼は学習し、自分好みの「男らしい彼氏」になってくれます。ピントがずれてると感じたら、褒めた後に「こうしてくれたらもっと嬉しい」と穏やかに修正してあげましょう。

完全に男らしく育つには時間がかかるかもしれませんが、日々の心がけからじっくりと相手を導いてあげることが大事です。ぜひ今日から実践してみてください!
(五百田達成)

この記事を書いたライター

五百田達成
作家・心理カウンセラー。「男女コミュニケーション」「きょうだい型性格分析」「ことばと伝え方とSNS」をテーマに執筆・講演。35万部を超える「察しない男 説明しない女」シリーズほか著書多数。

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