「恋の一方通行」の原因は3パターン!? 好きな人と両想いになるには

放映中の月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』。先週放送された回では、こんな会話が登場していました。「好きになってくれる人を、好きになれたらいのに」「それは……世界で一番難しい問題だね」と。彼らが悩んでいるのは、切ない“一方通行”の恋。世の中の恋愛の悩みの半分以上は、このテーマかもしれません。どうすれば「好きになってくれる人を好きになれる」のか。もしくは「好きな人が好きになってくれる」境地にたどり着けるのか。一方通行の恋を卒業するためのヒントを探ってみました。

目次

一方通行の原因1.釣り合う人を選んでいない


まずは、釣り合う人を選んでいない=「自分のいる世界」と「好きな相手の世界」に差があるために、いつも一方通行になってしまう――というパターンから。

(A)目標を掲げ、「自分のいる世界」のレベルを上げる
(B)「今の自分」を心の底から受け入れる

このタイプの人は今の自分に納得がいっておらず、「もっと価値の高い相手でなくてはダメだ!」という考えに“がんじがらめ”になっている可能性があります。この状態を脱するには、自分のレベルを納得いくまで上げていくか、今の自分をありのまま受け入れる道を探っていくかの二択だと思います。

ただしAの場合、どこまでいっても不満足、なんて状態にもなりかねないので、目標ラインをあらかじめ設定しておきましょう。「このくらいの仕事ができるようになろう」「こういう人たちと対等に話せるくらいの知識を身につけよう」など。自分自身の暮らしに満足がいくようになると、対等な相手も選びやすくなるでしょう。

Bの場合は、真逆のアプローチ。上を目指さず、「今の自分」に満足できるよう心の改革をしていく方法です。他人に愛情や評価を求めすぎず、自分の心を自分で満たす術を覚えていく。「私は私」「今のままでも十分に素敵だから」という“心の芯”ができ、しっかり自己肯定感を会得できていけば、自然に釣り合う相手を選べるようになることも期待できるでしょう。

一方通行の原因2.せっかちすぎる


(A)「放置」「保留」のスキルを身につける
(B)「怠け者」になる

また、「せっかちすぎる」ゆえに、恋が一方通行で終わりがちな人もいます。一方的に自分のペースで盛り上がって、勢いよく攻めて、早々に諦めてしまうのですね。恋愛では相手のペースに合わせる姿勢も必要です。(A)「しばらく白黒つけず保留にしておこう」「今月は恋をお休みする」「好きでもしばらく放っておこう」ということができるようになると、相手との足並みも揃ってきやすいでしょう。

(B)「頑張らない」を心がけるのもおすすめです。せっかちな人は恋愛でも「自分から動いて頑張ろう」としがちですが、たまには「やーめた」と怠け者になってみる。例えば「会いたいけど、家でゴロゴロしようっと」「自分から電話するの面倒くさいな〜。後にしよう」といった風にですね。せっかちで行動しすぎるタイプの人は、「怠け者になろう」と心がけるくらいで丁度よくなってくると思います。

一方通行の原因3.心のどこかで恋愛を怖れている


(A)「楽しくない恋愛はしない」を合言葉にする
(B)「なるようになる」「結果はどっちでもいいや」を口癖にする

心の奥に「恋愛への怖れ」がある人も、一方通行状態になりやすいです。「二度と失恋はしたくない」「この彼に嫌われたら、一環の終わりだ」といった怖れは、次第に強い執着に変わっていき、最初は良かった関係をも壊してしまうからです。このタイプの人は、結果や先々のことばかり考えず、まずは(A)恋の楽しさを味わうこと。「彼の顔が見られてうれしいな」「今日はLINEが来てハッピーだ」などと、“今この瞬間”だけを楽しむことに集中していきましょう。

その上で、恋が成就するかどうかについては、「どっちでもいいや」「なるようになる」と成り行きまかせにする。人の気持ちはコントロールできるものではないし、結ばれなくても別に怖くない。人を好きになれた、その時間を楽しんでいこう――そのようなスタンスでいられると、結果的にいい未来もやってきやすいです。

一方通行の恋からはもう卒業したい……という方は、ぜひご参考くださいね。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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