告白して振られた後の最適な関係は 友達に戻る? 縁を切る? 

気になる異性と少しずつ距離を縮めて仲良くなり、「告白」をしたものの、振られた――。そのような場合、今後の関係性に結構悩みますよね。相手側に「もう関わりたくない」と言われてしまえばそれまでですが、友達としてそれなりに仲良くなっていたとしたら、振った側からそこまでのことを言われるケースは少ないでしょう。振られた後の関係は、主に「仲の良い友達に戻る」「完全に縁を切る」「知人として薄く繋がっておく」の3つ。どうするか迷うときは、“その後”を想定しながら考えてみるといいかもしれません。

目次

1.仲の良い友達に戻る


まずは、告白前と変わらない関係に戻るパターンから。この場合、(1)振られた事実を受け止め、期待値は残さないこと。(2)自分が辛いならば、あまり「相手のために」という無理はしないこと。この2点は心がけておくといいでしょう。振られた相手と変わらず仲良くするのはつらいし、ちょっと気まずいですよね。いい友人関係は「相手の幸せを願える」のが前提ですが、振られた直後にそんな風に思うのもなかなか難しいもの。時間が解決する部分も大きいので、当面は離れる、というのが最良だと思います。

もちろん、中には変わらず仲良くしようと頑張る健気な態度に、相手の気持ちが傾いてくるケースもないわけではありません。しかしながら、このような関係は最終的に「相手に特定の恋人ができて疎遠になる」という結末を迎えがちなのもまた事実です。「彼女となった女性からの嫉妬や牽制」が原因で、男友達と疎遠になった経験がある方も少なくないのでは? 「私は別れた相手とだって友達になれるのに……」という博愛主義の人もいるでしょうが、そうした価値観が通じない相手も少なくないことは心得ておくべし。

振られた相手と仲良くするにしても、進展はほぼ期待できないし、いつか「友達」という立場からも身を引かなければならなくなるかもしれない。その可能性だけは覚悟しておきましょう。

2.完全に縁を切ってしまう


告白してダメなら、すっぱりと縁を切るという人もいると思います。「過去は捨てていかないと、新しいスペースが生まれない」「ひとつドアを閉めないと、次のドアは開かない」といった論理もありますよね。恋を忘れるためには、会わない&関わらないが最良の手段。縁を切ることで、次の恋愛に早く進みやすいメリットは大いにあると思います。

ただ、恋愛前提で異性と仲良くなっては縁を切り……ということを極端に続けていると、友人や人の縁に乏しい人生になってしまうこともあります。不誠実な態度をされた相手の場合は遠慮なく縁を切っていいと思いますが、きちんと尊重してくれ、相手に人としての魅力をまだ感じているのであれば、“自分からは”縁を切ってしまわないのも賢明な選択だと思います。すぐには無理でも、いつか他に好きな人ができれば友情に変わるかもしれませんし、その縁が何かいいことを引き寄せてくれる場合もあるでしょう。

3.知人として細く繋がっておく


最後は、「知人」として細く関係を保っておくパターン。「二人きりで会おう」とはならないけど、偶然に会えば普通に話をする。連絡先も知っているけど、用があるとき以外は連絡を取らない。そのくらいの関係性ですね。

「人との繋がりは多いほうが安心」「長い人生何があるか分からないし、老後の茶飲み友達くらいにはなれるかもしれないし(笑)」なんて思う人は、知人でいるのが最適だと思います。逆に「恋愛と友達は完全に別」「早く忘れたい」という人の場合は、中途半端に繋がっておいても、心が揺れるだけでマイナスが多いかも。潔く連絡先を消してしまうのも、自分のための良い選択だと思います。

以上、振られた後の関係性3パターンでした。それぞれに良さとデメリットとがあると思いますが、自分の性格とも相談しながら、考えてみてくださいね。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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