欲しいモノがわかっていないと恋はうまくいかない? 自分なりの恋愛観を見極めるには【漫画】

欲しいモノがわかっていないと恋はうまくいかない? 自分なりの恋愛観を見極めるには【漫画】の3枚目の画像

欲しいモノがわかっていないと恋はうまくいかない? 自分なりの恋愛観を見極めるには【漫画】の2枚目の画像

恋愛に求めるものは人それぞれですが、「とりあえず恋人がほしいから」「寂しいから」という理由でやみくもに活動してみても、うまくいく確率は低いようです。具体的にどんなつきあい方をしたいのかをある程度イメージしていないと、実にならない恋愛をしてしまうことにも。

たとえばそれほど好みでもないけれど、口説いてきた人ととりあえずつきあってみたら、とんでもない浮気者だった。あるいは自分に合うかどうかもわからず外国人とつきあったら、考え方の違いなどでとても苦労をした、等々はたまに聞く話。もちろん理想を描いたところで、そんな人はほぼ現れないのですが。ただ、欲しいモノとそうでないモノをある程度ハッキリさせておくのは、ムダに傷つかないためにも大事なことかな〜と思います。

筆者の友人で現在は既婚のアラフォー女性Aさんは、18歳の頃からずっと男性と暮してきました。相手が変わっても、Aさんにとっては「男性とつき合う=いっしょに住む」なので、それ以外の恋愛の形は考えられなかったそうです。必然的に、いっしょに暮らすのをしぶるような人はふるい落とされます。彼女のルールは徹底していて、「1時間以上かかるところに住んでいる人とは、つきあわない」というのもありました。同棲がデフォルトなくらいですから、遠い場所なんてもってのほかなのでしょう。Aさんの欲求は、実にシンプルです。

もうひとつ、昨年の秋頃に明け方のバーで会った20代前半の女の子、Bさんの話を。そのとき彼女は水商売のバイト帰りで、こちらが聞いたわけでもないのですが、彼氏の話をしはじめました。フンフンと聞いていると、「彼がホストで」「浮気された」「仕返しに自分も浮気してやった」「嘘ついて○○買ってもらった」「殴られて蹴られた」みたいなワードがバンバン出てくるではないですか。おいおい、おだやかじゃないねぇ、なんて思いつつ苦笑いしていると、Bさんは特に気にする風でもなくさらに話を続けるのでした。そのとき気づきました。ああ、彼女にとってはこれがふつうの恋バナなのか、と。Bさんはおそらく高校生くらいから、ずーっとこんな感じの恋愛をしてきたのでしょう。

とんでもない話を楽しそうにし続けるBさんを見ながら、「ああ、恋愛の基準が明快な人はブレがないな~」と思いました。世間的にいいか悪いかは、ここでは問題ではありません。

実のところ、私たちは恋愛において自分がどうしたいのか、明快にはわかっていなかったりします。
「みんながそうしているから」恋人を作り、週末はカップルで過ごし、そろそろな年齢になってきたらから結婚する。TVや雑誌や映画でくり広げられる「恋愛中のカップルとはこういうものだ」というイメージを無意識になぞり、そこから外れると不安になる。でもそれって、本当に? どうも恋愛がうまくいかないという人は、今している恋愛の形と、自分が本当に快適だと思う恋愛の形・相手というものが、もしかしたら違うのかもしれません。一度自分とじっくり対話してみて、必要なモノ以外は捨ててみるのもいいのではないでしょうか。
(アオノミサコ)

この記事を書いたライター

アオノミサコ
イラストレーター・漫画家。美容から神事、ディープスポット巡り等の漫画やコラムを執筆。著書『わがままセラピー入門』(KADOKAWA)が販売中。

関連記事