彼との付き合いがなんとなく”つまらない”と感じるようになった時の乗り越え方

最初はラブラブな恋愛関係であっても、1年、2年と経過すると「相手を嫌いになったわけではないけど、何となくテンションが上がらない……」という時期が必ずきます。
いわゆる倦怠期と呼ばれるものですが、長く続いているカップルは、この時期をうまく乗り越えより強い絆で結ばれています。逆にいえば、 倦怠期を乗り越えられないカップルは、どちらかに好きな人が現れるなど破局してしまうことが多いもの。
そこで今回は、5,200件を超える相談を受けてきた恋愛コンサルタントの筆者が、倦怠期の乗り越え方をご紹介します。

目次

1.倦怠期であることを自覚する


まずは自分たちが“倦怠期”であることを自覚しましょう。 本当は少し彼との関係にマンネリを感じているのに 「いや、私たちはラブラブだから!」 と、強い思い込みで乗り切ろうと考える人もいます。
プラス思考は大切ですが「私たちはこうだ!」という気持ちが強すぎると、マンネリになっている現実に気づいた時のショックが大きくなるもの。
倦怠期は悪いことではなく、むしろいいこと。 「相手を失うかもしれない……」 という恋愛初期特有の強い不安は少なくなり 「彼はこういう時、こういう反応をするんだな」 と、相手を理解できているというしるしでもあるのです。

2.習慣は「面倒でも」やめずに継続する


倦怠期になると、今までやっていたことが面倒に感じはじめます。たとえば、“毎日LINEでやりとりしていた”、“毎朝モーニングコールをかけていた”、“毎週末デートをしていた”など、 2人の今までの習慣は、面倒になってもやめない方がいいでしょう。
カップルは、鏡です。 あなたが彼に対してマンネリを感じているということは、彼も同じように感じているかもしれません。こんな時、いつもの習慣をあなたの都合でやめてしまったら、彼はどう思うでしょうか?  「自分に気持ちがなくなったんだな」 と思うかもしれません。 それだけならまだしも、タイミングよくカワイイ女の子が彼の前に現れたら浮気のきっかけにもなってしまいます。
同様に、もし彼が今までの習慣をおろそかにしはじめたらそれも危険なサイン。そうなってしまったら 「あなたが構ってくれなくて寂しい」 と、初期の段階で伝えることも大切。相手を責めるような言い方でなければ、きちんと聞いてくれるはずです。

3.相手に「してもらったこと」「してあげたこと」「迷惑をかけたこと」を書きだす


これは、相手の大切さを再認識するためのワーク。紙でもパソコンでも構わないので、“相手にしてもらったこと”、“相手にしてあげていること”、“迷惑をかけていること”を思いつくままに書きだしてみるのです。
女性は特に、付き合いが長くなってくると 「私は、彼のためにこんなにしてあげている!」 という気持ちになる人が多いです。たしかに、あなたは彼にいろいろな場面で尽くしているでしょう。だから、お付き合いが長く続いているのかもしれません。
でも、書き出したものを見直してみると、彼も同じではありませんか? あなたが彼に迷惑をかけたことも見つかったのではないでしょうか。

彼にしてもらったことも、あなたがしてあげていることも、お互いの喜ぶ顔が見たいからという、ただそれだけの理由だと思います。

「○○してくれてありがとう。私も△△をあなたにしているけど、あなたの喜ぶ顔が見たくて、そうしているんだ」など、言葉で伝えてみるのもいいでしょう。
倦怠期は“関係の終わり”ではありません。そんな時こそ、2人の関係を見つめ直すことができれば、最初の頃よりもっとラブラブになれるんですよ。
(橘つぐみ)

この記事を書いたライター

橘つぐみ
恋愛コンサルタント。1979年東京生まれ。大妻女子大学文学部卒業。既婚、2児の母。 2004年に「つぐみ恋愛相談所」を設立し、年間200件以上のカウンセリングを行う。恋愛テクニックだけでなく、「男選びは人生選び」をモットーとしたカウンセリング、勉強会が人気。著書に『野性の勘で恋せよ乙女!(講談社)』『最終彼氏の見つけ方(大和出版)』などがある。

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