彼氏ができない焦りのせい? 「結婚した友達」の悪口を言いたくなったとき

発言小町に、「なんで友達は結婚できたの? 皆さんどう思いますか?」という投稿が寄せられました。

トピ主さんは27歳女性。友達は結婚しているのに、自分には彼氏すらできず、荒れているそうです。そんなトピ主さんに対し、知人は「”あいつより! あいつなんて!”と目で威嚇(いかく)しているトピ主さんより、結婚した友達さんの方がはるかに美人」などと指摘したとか。「なんでこんなこと言われるのか、私は幸せになれないのか教えて下さい」とアドバイスを求めています。

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なぜこうなった!? 結婚願望の「出し方」にはご注意を


きっと、トピ主さんはアドバイスをくれた方(以降、Aさんとします)に、ただ話を聞いてもらい、「素敵な彼氏ができて、結婚できるといいね」と激励してほしかったのでしょう。「あー早く結婚したいです」「幸せハッピーな生活が夢です」という部分だけを見ると、「結婚を夢見る、素直でかわいらしい女性なのだな」という印象を抱きます。

しかし、トピ主さんはわざわざ友達の結婚式の写真を見せて、「だってこの子で結婚できるんだよ?」とも言ったそうですね。そうなると一転、かなり傲慢(ごうまん)な人のように思えてきてしまいます。結婚願望を持つのは大いに結構ですが、「出し方」には気をつけないと、今回のように思わぬ辛辣(しんらつ)な意見をされてしまうこともあるでしょう。

Aさんはもしかしたら、トピ主さんが1年前と同じ悩みを口にしていたために、「状況が変わっていないなら、厳しい意見でも言ってあげよう」と思ったのかもしれません。あるいは友達をこけ下ろす発言が引っかかった、同じ話ばかりで聞き飽きた、などの理由から辛口のアドバイスをした可能性も考えられます。友達や知人と話せる時間だって大切なひとときです。会うたびに同じ恋愛の話ばかりされたら、ちょっぴり“うんざり”する気持ちも理解できるのではないでしょうか。それに、誰もが耳心地のいいアドバイスをくれるとは限りません。意見をされたくないならば、今後は信頼できる人以外には、自分から「彼氏ができない、結婚したい」と言って回らないのが最善だと思います。

トピ主さんはその後の投稿で「いきなりドヤ顔でベラベラしゃべり始めて『は?』ってなった」とAさんを批判し、さらにレスに便乗して、攻撃的で挑発的な発言を繰り返しています。売り言葉に買い言葉だったのかもしれませんが、自分の味方になってくれない人全員に喧嘩腰になっていたら、ますます敵が増えるだけ。共感できなくとも、「そういう意見もあるんだな」と流せる余裕を身につけたほうが、ご自身にとってプラスではないかなと思いました。

「同性の悪口を言う女性」が不人気の理由


Aさんは、写真の中のトピ主さんを見て、「容姿に自信がありすぎて、少し違う方向に行きかけている」「かわいいでしょ?スタイルいいでしょ?なんで皆そんなこともしてないの?というオーラが伝わってくる」などと分析したそうですね。そして、トピ主さんの「自分の長所をわかってること、伸ばす努力をしていること」については認めた上で、「だけど自分より容姿磨きに力を注いでいない人を見下して、切り捨てる思考回路はいけないよ」などと言ったとか……。

彼女のアドバイスが的確かはさておき、結婚相手を見つけたいというトピ主さんがぜひ取り入れたらいいと思う内容がありました。それは「他の女性の悪口を言うと、自分のマイナスになる」という点です。

「同性の悪口を言う女性」を嫌う男性はかなり多いです。立場を変えて考えるとわかると思いますが、「同性の友達の悪口を言っている男性」を見て、良い印象は持たないですよね? しかもAさんは、写真のなかのトピ主さんに“よくないオーラ”を感じ取ったとのこと。たとえ男性の前では悪口を控えていたとしても、「悪口を言いそうな不満いっぱいのオーラ」が出てしまっている可能性は大いにあるでしょう。

その後の投稿には、「私はただ(友達が)なんで結婚できたのか知りたかっただけ」「(自分には)足りないところはありません!」などとあります。魅力は人それぞれなので、彼女の真似をすれば必ずしも結婚相手が見つかる、ということはないでしょう。したがって「自分に足りないところ」は考えなくていいと思いますが、今の自分の「状態」はできるだけいいものにしていくのがおすすめです。「結婚した友達の悪口を言いたくなるような精神状態」ではなく、もう少しハッピーで穏やかな状態でいられるよう努めたほうが、絶対に恋愛チャンスは増えるはず。おそらくAさんが言った「ひたむきさ、健気さ、健康的なエネルギーに人が寄っていく」というアドバイスも、同じことを言いたかったのだと思います。

「容姿」さえよければ、幸せな結婚ができるもの?


結婚相手は「生涯、一緒に年を重ねていこう」と誓い合う、生活や人生のパートナー。いろいろな夫婦がいるものですが、通常は、「長く一緒の時間を過ごしたいと思える相手」を選ぶ方が大半だと思います。

となると、「心根」の部分はかなり大切になってきます。美人でスタイルのいい女性を連れて歩けば、男性も一時的には満足でしょうが、「ずっと一緒にいるのはしんどいな」と思えば、結婚相手としては考えない人も出てくるでしょう。投稿を見る限り、トピ主さんは容姿に自信があるようですね。相手を探す上では大きな武器になると思いますが、「容姿さえよければOK」と思い込み過ぎると、彼氏はできても、なかなか結婚に至らない――なんて悩みも出てきかねないので、どうぞご注意を。

なぜ攻撃的な意見をされるのか。ちょっぴりの「客観性」を身につけよう


「次々当ててました」という一文を見ると、Aさんのアドバイスはまんざらズレてもいなかったから、トピ主さんは余計に腹が立っているのかもしれません。Aさんにも不躾(ぶしつけ)な部分はあったかもしれませんが、少し気持ちが落ち着いたら、なぜ彼女が辛辣なアドバイスをしたくなったのか、一度考えてみては。読者に対しても「批判的なレスばっかりで更にイラッってした」と反発していますが、トピ主さんに批判的な意見を投げてくる読者が多かったのは、なぜなのでしょうか。

他人の態度は、自分の鏡です。こちらが攻撃的な態度をすれば、他人の攻撃心も刺激してしまう。シンプルにそういうことではないかな、と僭越(せんえつ)ながら私は感じました。相手を傷つけないよう優しい発言をする人に対しては優しい気持ちになりやすく、同じように接したいと思うことが多いですよね。これは恋愛に限らず、すべての人間関係に通じることです。

「四六時中、善人でいろ」とは言いませんが、嫌なことをしてきたわけでもない友達の“あら探し”をしている自分の姿を見て、「これって、魅力的な女性がすることじゃないよな~」と気づけるくらいの客観性は持っていたほうが、いい大人になっていけると思います。

また、「攻撃的な発言ばかりの女性と、男性は一緒に暮らしたいと思うだろうか?」と自問自答してみれば、「彼氏ができない問題」についても、自(おの)ずと光の差す方向がわかってくるかもしれません。辛口なアドバイスを受けてつらかったでしょうが、Aさんにただ反発して終わるのはもったいないかと思います。ぜひ今回のことをいいキッカケにして、人生に好循環が起こる方法を探っていってみてくださいね。
(外山ゆひら)
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この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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