モテればモテるほどなくしがちな4つの“あれ”

なにかを手に入れたらなにかを失うというのは、水は高いところから低いところに流れるというのとおなじように、この世の真実ですよね。
今回は、「モテモテ男子がなくしがちな」4つの“あれ”に迫ります。
モテモテ男子をつかまえて、なにを失ったのかについてお尋ねしてきました。
さっそくご紹介しましょう!

目次

1.男友だち


「モテている男に対して、男は冷たいものです。男どうしの嫉妬が生まれてくるので、男友だちを失くしがちかもしれません」(28歳・IT)
モテている男で、男に対してマメで誠意があって……ということになると、そのモテ男は「人格者」だと過剰に崇め奉られたりもしますが、モテない男がそれをしても「ふつう」に扱われたりもしますよね。
前者を、人格者ではなく、男どうしの嫉妬をうまくかわした、ただの知恵者だと、人はなぜ言わないのか不思議です。

2.スマホの充電


「ぼくはスマホの充電がよくなくなります。モテようと思えばマメに女子たちに連絡するからです」(27歳・飲食)
モテている女子も、カフェに入ったらすぐにコンセントを探しまくっていたりするのではないでしょうか。

3.お金


「複数の女子とデートをしていたら、当然のようにお金がどんどん消えてなくなっていきます」(31歳・広告)
モテモテ男子のなかでも、知恵のある男子は、お金がかからないデートを楽しんでいる……こういう話を、以前聞いたことがありますが、詳細を書くと長くなるので、べつの項でご紹介したいと思います。
ともあれ、ふつうは複数の女子とデートをしていれば、お金なんてあっという間に消えていきますよね。

4.誠意


「何人もの女子を満足させようと思えば、ときには歯が浮くような褒め方をしなくてはならず、最近、おれのなかに誠意はあるのかないのか、自分でもあやしくなってきました」(33歳・イベント制作)
誠意があるのかないのか、感覚が麻痺してきたころに、全部の彼女からフラれたらいいのにね。

モテモテ男子を取材していると、いつも恋愛の一極集中について考え込むことになります。
女子って、男子が持つ勢いとかオーラに敏感な人が多いようで、たとえば仕事がうまくいっており稼ぎがいい男子を、嗅覚で察するのか、勢いのある男には何人もの彼女がいたりします。

もっとも人生における勢いなんて、栄枯盛衰ですから、勢いがなくなったとき、モテ男はひとりぼっちになるのだろうと思います。
勢いがなくなった男子も、それはそれでなかなか味があっていいと思うのですが、いかがでしょうか。
なにも倍率が高いモテ男に集中しなくったって……と思いません?
(ひとみしょう)

この記事を書いたライター

ひとみしょう
作家/コラムニスト/作詞家。キルケゴール哲学をベースに、なんとなく淋しい人に向けた希望論&恋愛論『自分を愛する方法』を上梓。全国の書店等で発売中。『ひとみしょうのお悩み解決』『ひとみしょうの男って実は』(Grapps)など連載多数。日本自殺予防学会会員。キルケゴール協会会員。

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