自然とやる気が出る…? 自分を追い込むドSなダイエット法とは

こんにちは。日夜ダイエットに励み、独自のダイエット術を編み出すことが生きがいとなっているメタボ予備軍のライター村尾です。ダイエットの近道は食べないこと。食べないためには食欲をなくすこと。これをモットーに日々新たなダイエット術を考えているのですが、最近試していてなかなか効果のあるダイエットを作りました。それは、「美女の隣に座るダイエット」です。

以前にご紹介した「グロ映画ダイエット」は、精神的なショックを与えて食欲をなくすダイエットでしたが、荒々しすぎて試すまでにハードルが高いというご指摘をもらいました。

しかし、この「美女の隣に座るダイエット」はとってもかんたん。その上、軽いショックでダイエットのやる気が湧いてきます。

美女の隣に座るだけでできるダイエットとは


やり方は、電車で美女の隣に座るだけ。なんのひねりもありません。しかし、太っている人は、体の大きさを意識したくないために、無意識に細い人と横並びになることを避けています。そこを、心を鬼にして、隣に座るのです。

隣に座れば、美女の体の薄さ、太ももの細さ、ケツの小ささに目が丸くなるほど驚きます。もしも電車が空いていて、向かいの鏡に自分と美女の姿が映っていたら、ひときわでかい石仏のような自分の姿にショックを受けるでしょう。

美女と横並びになっていることを客観的に見ることが追い打ちをかけるために大切なので、電車だけではなく、カフェのガラス張りのカウンター席も効果的です。また、相手が注文しているものにも必ず注目してください。美女がソイラテなどを飲んでいる横で、自分はなんちゃらフラペチーノにドーナツというグラニュー糖のコンボを決めてむさぼり食っていたら、この巨体でこんなものを食べるのは今後一切やめよう、と思い至るに違いありません。そこで決して、同じ人間とは思えないから生きるのをやめよう、と決意しないように。

繰り返しになってしまいますが、太っている人は、自分と他人を比べるのが嫌いです。太っていることを自覚していても、比較対象がなければ傷つくことはありません。街を歩いても、電車に乗っていても、カフェで一息ついていても、他人を見ないようにしていれば「太っているみじめな自分」を感じずに生きていけます。

でも、それでは絶対にダメ! みじめで醜い自分を意識しなければ、ダイエットは絶対に、絶対に絶対に成功しません。「美女の隣に座る」はあくまでも実践するひとつの方法で、「他人と比較して自分を客観的に見よう」ということです。美女の隣に座ることに拒否反応が出なくなれば、減量がうまくいっているともいえます。

最後は精神論になってしまいましたが、人と比較するのはタダですし、周りを見渡すことで「あんな風になりたい!」という意欲を燃やすキッカケになるはずです。偉そうに言ったんだから私が真っ先に実践しないといけないんですけどね……。うう、さっきまで隣に座っていた女の子、ちっちゃくてかわいらしかったな~! ちくしょう、がんばってやる!
(村尾肴)

この記事を書いたライター

村尾肴
ライター。東京都生まれ。「むらお・さかな」と読みます。高校中退後にはじめた出会い系のサクラで、文章を書くことに目覚める。お酒、恋愛、映画、ゲーム、ダイエットの話題が得意。

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