男性が口走る「バレバレな言い訳」への対処法

「どうして男って、バレバレの言い訳をするんだろう?」と既婚友人が深々とため息。たしかに男性は、真実がバレていても、明らかな言い訳をすることがありますよね(笑)。この点を「解せない」と感じる女性は少なくないようです。近しい男性が「言い訳をしているな〜」と思ったときは、どう対処するといいのでしょうか。

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“可愛げ”のある言い訳なら、乗っかるのも手!?


たとえば、1時間デートに遅刻した彼氏が、「向かい風で……」なんて言い訳をした。同棲中の彼が、明らかにパチンコに行こうとしているのに、「駅前を散歩してこようかな〜」と言い訳してから出て行く。旦那のポケットから怪しいお店のカードが出てきたのに、「たぶん俺のじゃないな〜」と謎の言い訳をし続けた……などなど。作家の向田邦子さんも、著書で「男は嘘の言い訳をして家を出る」と指摘をしていますが、女性からすると「“頭隠してお尻丸出し”の状態なのに、なんでわざわざ言い訳するの?」と思ってしまいますよね(笑)。男性ならではのプライドや見栄なのか、「認めたら終わり」「別に嘘は言っていない」などと主張されることも。

そんなとき、どう対処すべきか。浮気や借金など重大な話の場合は別ですが、上述のような大して意味のない言い訳や、思わずプッと吹き出してしまうような可愛げのある言い訳ならば、「あえて乗っかる」「笑えるネタにする」のも円満のコツと言えるでしょう。ちなみにカード発見の奥様は、「ひとつ弱みを握ったわ。時々いじって遊ぼうっと」と余裕の笑みを浮かべていました(笑)。

「交際前の相手」の言い訳は要注意! 冷静に対処しよう


ただし、交際前の相手の言い訳については、あまり軽視せず、冷静に対処するのがおすすめです。この段階での言い訳は、責任を取りたくなかったり、自分の都合のいい距離に相手を置いておきたいがための言い訳だったり……ということもしばしば。「言い訳されている」と分かっていて甘んじてしまうと、妙な力関係ができてしまい、良好な関係が築けなくなってしまう場合もあります。

「これは明らかに言い訳だな」と感じたときは、相手を責めることはせず、しかし冷静に「ふーん。そういう態度をするんだね」という心持ちで、相応の対処をしていきましょう。本気の好意はあるものの、単なる甘えや怠け心で言い訳をした……という場合、このような態度をされると、「まずい、嫌われたかも」「信頼を失ったか!?」と慌ててきちんと対処し直してくるでしょう。逆にこれで関係が切れてしまうような相手なら、そもそも本気の関係は築けない可能性が高いです。「縁がなかった」と割り切るべし。

言い訳を減らしたいなら、「認める」か「論理的対処」を


男性の言い訳にイライラする、という女性たちの意見を集めたところ、「子どもっぽい」「器が小さいと感じてがっかりする」「ひと言謝れば終わりなのに、謝らないから長引いて腹が立つ」「不誠実で、大事に思われていないと感じて悲しい」といった声が聞かれました。好きな相手だからこその落胆や悲しみもあるのでしょうが、あまり過大に捉えず、ある程度「そういうものなんだろう」と受け入れて、「じゃあどうするか」を決めたほうが自分も楽だし、現実的かもしれません。

どうにかして彼氏や夫の言い訳を減らしたいという人は、「認めてあげる」、あるいは「明るく論理的に対処する」のがおすすめです。男性の言い訳は、罪悪感や「怒られたくない」「かっこ悪い自分を見せたくない」という気持ちが原因であることも多いので、女性が否定しないことで変化が起きることも。冒頭のパチンコ男性の例であれば、「意外と面白そうだよね」「勝ったらご飯、連れてってね」なんて言い続けていると、必要以上に言い訳をしなくなることも期待できるでしょう。

「明るく論理的に対処する」とは、例えば彼氏が「デート? もうちょっと先がいいかな……」なんてモゴモゴ言い訳をしていたら、「そう。『もうちょっと』ってどのくらい?」と優しく、しかし理詰めで返してみる。「◯◯ランドに行こう」と約束していた彼氏が、急に「ああいう場所、やっぱ俺には似合わないしさ……」なんて言い始めたら、「千原ジュニアだってそう言いながら、行ってハマっちゃったらしいよ」「だからこそ、新しい発見があるかもよ!」なんて明るく、かつ根拠も添えて返してみる。言い訳に対して、その都度明るくカウンターパンチを返していたら、相手もこちらの前向きさにやられ、言い訳をする回数が減ってくるかもしれません。

言い訳への対処法・まとめ


いずれにせよ、男性が言い訳をしてきたときは、「私を大事に思ってないからなの?」なんて悲観的になる必要はあまりないように思います。自己都合の言い訳や、悪意のある言い訳ならば、「ふーん。そんな人だったのね」と冷静に対処するのが一番。今後の関係を考える上での判断材料にするとよさそうです。

仲良しの彼氏や旦那さんならば、「アホやな〜(笑)」と聞き流す(笑い飛ばす)もよし、明るく徹底応戦するのも、それはそれで楽しいかもしれません。言い訳の理由が「好きな女性に嫌われたり、怒られたりしたくない」という気持ちからのものならば、ちょっぴり呆れつつも、「可愛いな〜」なんて思えることもあるのではないでしょうか。

以上、男性の言い訳への対処法でした。ぜひご参考くださいね。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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