男性が苦手な女性に使う「さりげないお断りフレーズ」とは

「ごめ~ん、今日はちょっと……。また今度誘ってね!」

大して気のない男性に誘われたとき、「ホントはあなたと二人で食事するなんてまっぴらゴメン!」という気持ちをひた隠しにして“カドの立たない”言い方でやんわりお断りをする女性は多いはず。

しかし、こんな“社交辞令”を使うのはなにも女の専売特許ではない。男性だってそれを巧みに利用する。それもオトナでマトモな男ほど、「好みでない女に対してまわりくどい社交辞令」をするものなのだ。

今回は「男がニガテな女性に使うさりげないお断りフレーズ」をお届けする。あなたがやんわりと「ごめん。ちょっと無理」「キミとは勘弁」と言われていないかチェックしてほしい。

目次

1.「いま好きな人いないの?」「早くいい人みつけなよ」


・「自分の“恋愛対象外なのにグイグイ来る子”に対して僕は必ず『キミには早く幸せになって欲しい』『ちゃんとイイ奴みつけろよ~』って言います。他に男でもできてくれればコッチに矛先が向くこともないだろうし(笑)、それが誰も傷つかず幸せになれる方法でしょ。だから女性はそう言われたら『ああ、この人私に全く気がないのね』って早めに気付いてほしいな~」(40代・飲食店経営)

・「男はホントに好きな子に対して『早くいい人見つけなよ』なんて幸せ支援することなど100%ない!!自分がターゲットにされたくないからこそ『いま好きな男いないの?』とか『そろそろ彼氏作ったほうがイイんじゃない?』とか『好きなタイプはどんなの?』とか聞くことはあるけど……それは“早く男作れ!”ってこと。“あなたの恋愛を僕は支持します!”の意味(笑)」(20代・鉄鋼)

……「○○さんって、付き合ってる人いるの?」「いま好きな人いないの?」という男性からのセリフに、「えっ、まさかこの人、自分が彼氏になりたいと思ってる!?」なんて胸ときめかせたことのある人は勘違いしていた可能性もある。
この男性が語っている通り、「彼氏いないの?」「どんな男がタイプ?」という質問系は「まさか俺じゃないだろ?」「やめてくれよ!」という場合だってあるのだ。
「恋人作りなよ」のアドバイスは「ああ、あなたには近寄るなってことね……」と諦めるべし。

2.「キミと飲んでると楽しい」「俺たちイイ友達だよな」


・「飲んだり喋ったり愚痴ったりするのにはいいんだけど、ハッキリ言って顔が全然好みじゃなくてどうしても異性として見られない女友達がいる。ある日ふと彼女のSNSを見たら、『最近気になる男友達がいる……』とかつぶやいていて、状況的にみるとどうも俺のことらしい。それからは『俺たちってイイ友達だよな!』『いや~男女の垣根に縛られない楽しい飲み友って最高!』なんてことあるごとに“友達アピール”を繰り返すようにしている。彼女とは恋人になりたくなくても、楽しい憂さ晴らしの時間は失いたくなくないんだよねえ……」(30代・医療機器)

……女からしたら「いまはタダの友達でも、いつかは私の魅力に気付いてくれるはず!!」なんて思いがちだ。けれど男性にとって「友情からはじまる恋」はない。
男性が「一緒に飲んでて楽しい」「お前には何でも話せる」というのは「異性としてなど見られない純粋な友人」であることがほとんど。
「彼ったら照れ隠しで私のこと飲み友だなんて言ってるのね!」なんて思い込んでしまってあとで傷を負うのはあなた自身。たとえしょっちゅう飲みに誘われているからといってもそれは男女のめんどくささのない気楽さからなのだ。

3.「今は仕事が忙しくてさ」「仕事頑張りたいんだよね」


「以前ちょっとニガテなタイプの女性に『○○日にこれ一緒に観にいきませんか? コンサートのチケットが手に入ったので……』と誘いが来た時、つい出た言葉は『その日はちょっと仕事が……』だった。ホントは一年で最もヒマな時期だったんだけど(笑)。でもその後も『じゃあ△△日ならどうですか?』とか提案されてしまい『今は仕事に本腰を入れたいんですよね』って返しちゃった……」(30代・イベント)

……男性は“ものにしたいと思う女性からの誘い”は決して断らないものだ。もし本当に仕事だったとしても、「それならこの日は?」と逆に自分から代替案を出す技量くらい持ち合わせているはず。それさえなくただ「忙しくて」とか「仕事で……」という男性の返答はあなたに対してなんの情熱もない証拠。
「ホントの理由は仕事じゃないよねえ」と疑ってかかるのが賢い女というものだ。

まともな男性ほど「社交辞令」を使うもの


気のない女性に誘いをかけられたからと言って、「ぶっちゃけ○○さんて全然俺の好みじゃないんだよねえ」「ムリムリ!オマエ連れて歩くの恥ずかしいし……」「あのさ~もっとキレイになってから出直してくれる?」
……なんてどぎついセリフを返す非常識な男性などろくでなしである。
たとえ仮に男の本心がこうだったとしても、ちゃんとしたオトナの男性ならば「女に恥をかかせない婉曲な断りの言葉」を使うもの。

ならば女にできることは、彼の心遣いを受け取り潔く退散することだ。
自分が好きになった男性は露骨で無礼な人などではなかった……。「やんわりとお断りしてくれるまとも男性だった」という事実を誇らしく思いながら……。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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