恋する前に友達から増やしたい! 「男友達」との付き合い方の心得

恋愛話をしていたあるとき、女子高出身の友人が「だって私、男友達さえいないから」「恋愛の前に、まずは気軽にご飯にでも行ける男友達が欲しいな」とポツリ。
女友達と付き合うのは上手なのに、男友達がうまくできない……という人は確かにいますよね。男友達が絶対にいたほうがいいというわけではないですが、恋愛の前にまず人として仲良く付き合ってみたい、と思う女性は少なくないかもしれませんね。
女友達とは違う、男友達との付き合い方のコツは? 主な違いを4つご紹介します。

目次

1.男友達には、「気遣いすぎない」ほうがいい!?


男友達と気軽に付き合いたいならば、「あまり気を遣いすぎないこと」はひとつ目のポイントだと思います。女友達の関係では、仲が良くても、ある程度「気を遣うこと」が前提であることが多いですよね。「返事は必ずする」「誕生日はお互いに祝いあおう」なんてルールが成り立つのも、女友達ならでは。“平等”の意識が強く、「してもらったことは、して返すのが当たり前」という姿勢もベースにあります。

しかし男性には、あまりこうした細やかな“気遣い”の風潮がありません。返事をしなくてもお互いに大して怒らないし、誕生日だって偶然会えばビールをおごる程度。お返しなどは、別に期待もしていない。男性にとっては、そのくらいのゆるい関係のほうが居心地がいいようです。女友達に対しても、細かな気遣いを有難いことはあるものの、あまり過度に気遣われすぎたり、平等なお返しを求められたりすると、逆に窮屈な感じがして男性は「面倒くさいな〜」と思ってしまうようです。中には「そういう面倒なのは、彼女だけで十分だから」なんていう男性も(笑)。

気遣いが足りなくても気にしないでいてくれるのが、男友達のいいところ。男友達との関係では「お互いに自由に振舞える雰囲気」が好まれやすいので、できるだけ“おおらかさ”を意識していきましょう。

2.男性は「友達の悪口」を好まない


また男性は、友達の“沽券”にかかわるような話題はあえて避けたり、嘘だとわかっていても、かばってあげたりすることがしばしばあります。そして自分の場合も、そうして欲しいと望んでいます。一方、女性の場合は、たとえ友達であっても、道徳的に悪いこと、気に触ることなどについては割と堂々と非難する傾向がありますよね。

男性は、女性のこの態度を解せない人が多いようです。なぜなら彼らにとって、友情とは嘘でも見栄でも相手の言い分を尊重してあげることだから。もちろん、男性も嫌いな人物の悪口はとことん言いますが、友達の場合は「黙っていてあげる」のがルール。男友達と仲良くなりたいなら、「あまり友達の悪口は言わないこと」もポイントと言えるかもしれません。

3.男友達とは、「おしゃべり」以外の楽しみも共有しよう!


男友達とは、ただおしゃべりをするより、何か一緒に取り組んでみるのもおすすめです。女友達の場合、「しゃべること」は最大の潤滑油。女性は1日に話す量が男性の3倍とも言われ、おしゃべりだけで仲良くなれることも多いですよね。それに比べると、男友達との関係は“行動”を共にすることで仲が深まっていくケースが多いように思います。初回はお酒を飲みながら知り合ったならば、次はお互いが興味を持てることを一緒にしてみる。たとえば「今度、山に登らない?」「◯◯して遊ぼうよ!」「一緒にスタジオ入ろうよ」なんて具体的に誘ってみるのもいいかもしれません。

4.男性は、女性のように「深刻な話」を気軽にはしない!?


アラサー女性に人気の某漫画にもよく登場しますが、女性は何かあれば集合をかけて根掘り葉掘り、お互いの事情をバラしあいますよね。そうして何でも話すことで親交を深め、深刻な話やつらい話でも「聞いて、聞いて」と明かしあい、慰めあい、それによって元気を出すのが女友達の常です。

しかし男性間では、そう滅多に深刻な話は登場しません。基本的にはバカ話や下ネタ、仕事や趣味の話で盛り上がることが多い様子。落ち込んでいるときは基本的に自分の世界に没頭することで処理し、よっぽどつらいときにはお酒の場で親友に聞いてもらう、そんな感じです。

こうした違いがあるためか、男友達と仲良くなり始めた段階で女性が重い話をしすぎると、思いのほか戸惑われてしまうこともあります。「言ってスッキリしたいだけだから、気にしないでね(笑)」などと前置きしておかないと、深刻に受け取られすぎてしまい、後処理に困ることも。本当に相談したいときは頼るのも手ですが、まずは前項に書いたように、何か楽しい活動を共有したほうが仲良くなりやすいでしょう。

個人差はもちろんありますが、男友達との付き合いには、主にこんな傾向があるかと思います。男友達ができにくいという方は、ちょっぴり女友達とは違うスタンスを意識しながら臨んでみるといいかもしれません。よければぜひご参考くださいね。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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