あなたの常識=彼の常識ではない! 同じ気持ちでいてほしいと思う前に考えたいこと【漫画】

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筆者が副業でやっている占いで、たまに「彼が信じられないようなことをする」という相談を受けることがあります。
性格的にウエットで共感的な女の子ほど、身近な人に対して「自分と同じ気持ちでいてほしい」「同じ価値観であってほしい」という気持ちを抱きがち。そのような人は、彼氏に対しても自分と同じであることを期待してしまいます。でも、ちょっと待って! 個々人で考え方が違うのは当たり前。それが異性ならなおさらで、彼と自分を同じ線上で考えすぎると、つらくなってしまうのではないでしょうか。

筆者は「基本、男性も女性もそんなには変わらない」と思っている派ですが、時々どうしようもなく、「ああ、やっぱり男女は別々の種なのだなぁ」と思わされることがあります。

特に違うと思うのは、「危険」に関する意識。
男性はやはり狩猟本能がベースにあるせいでしょうか。いったんスイッチが入ると、危険な方へ危険な方へと進みたがるように思います。ギャンブルなどは現実的な女からすると危険で空虚な行為としか思えませんが、獲得欲と夢見る力が強い男性ほどのめりこみます。ギャンブルをしなくてもスマホゲームにお金をつぎこんだり、スピードを出すのが好きだったり、格闘技を観るのが好きだったり。男性とは、なんらかの危険に触れているのが好きな生き物なのかと思わざるをえません。

もうひとつ全然違うと思うのが、「共感」に対する意識。
共感能力の高い男性もときどきいますが、それはほんの一部。大部分の男性の共感力が低いのは、昔から危険を冒して狩りをしたり、他国と戦ったりする必要があったからだと言われていますが、真偽のほどは定かではありません。ただ、人の気持ちをいちいち考えていたら、これらのことはできません。もっと科学的な説もあります。思春期に男性の脳がテストステロン(=男性ホルモンの一種)漬けになると会話や社交にまったく興味を示さなくなる、というものです。これを聞いたとき、みょうに腑に落ちました。「なるほど、だから同じことを何度言ってもスルーされていたのか」と。

人は誰しも「自分」というものを基準に物事を判断するので、他人も同じだろうとごく自然に考えてしまいます。でも、やはり一人一人は違う。筆者も昔は「よく話し合えばわかってもらえるはず」と思っていましたが、こと異性に関してはカラダや脳の構造が違う限り、完全にわかりあうことは難しいと思うようになりました。

あなたが共感力の強い女の子で、もし「どうして彼は○○なんだろう」とグルグル考えて苦しくなってしまったら、まずは「自分と彼は違う人間だ」と思うようにしてみてください。完全にあきらめろということではないですが、いい意味で個人主義になると、ずっとラクになりますよ。
(アオノミサコ)

この記事を書いたライター

アオノミサコ
イラストレーター・漫画家。美容から神事、ディープスポット巡り等の漫画やコラムを執筆。著書『わがままセラピー入門』(KADOKAWA)が販売中。

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