彼氏や好きな相手に“結婚願望がない”場合の対処法はある?

好きな男性や彼氏に「結婚願望がないらしい」とわかったら、皆さんはどうしますか? 誰しもが結婚する時代でなくなった今、こうした事態に直面する女性も実際に増えているようです。そうした場合の対処法を考えてみました。

目次

まずは自分の気持ちや相手の動機を検討してみよう!


・「その彼しかいない」という気持ちはどのくらい強いか?

結婚願望がないとわかったとき、まず考えるべきは自分の、その相手への思いの深さです。「彼のほかにも男性はいる」と思える程度なのか。それとも「私には彼しかいない」「こんな人には二度と出会えない」と思うくらいに好きなのか。自分の気持ちがよくわからないときは、新しい出会いの場に出かけてみて、他の異性にも興味を持てるかどうか試してみると、はっきりしてくるかもしれません。

・相手の「結婚したくない理由」の重さはどのくらいか

相手の「結婚したくない理由」を掘り下げてみるのもポイントです。「ただなんとなく、結婚したくないだけ」「なんとなく良いイメージがない」といった曖昧で軽めの動機であれば、ふとしたきっかけに、価値観が180度変わる可能性もあるでしょう。逆に「過去の結婚で懲り懲りだから」「家庭にまったく夢を持てない」「自分が育った事情で」といった簡単には変わらなそうな深刻な理由の場合は、相手の結婚観が変わることはかなり難しいです。「いつか彼の考えが変わるかも?」という期待値は低めに見積もったほうがいいかもしれません。

・交際を続けた場合の「回避ルート」を考えてみる

結婚願望のない相手と付き合い続けた場合に考えられる、様々な”選択肢”を想像してみるのもおすすめです。自分の仕事のこと、親のこと、年齢のこと。未来は誰にもわからないものですが、さまざまな要素を含めて考えていると、「◯歳までには最終決断したほうがよさそうだ」といった岐路の”目安”を立てられることもあります。お見合いや紹介、恋人候補などの”別の可能性”も検討しつつ、「いざとなったら、この山を降りる(=彼と別れる)ルートはいつでもある!」と思えるのであれば、無用な焦りも少なくて済むでしょう。

選択肢は3つ。結婚へのこだわりはどのくらい?


上記3点を検討した上で、できる選択は以下3つになるかと思います。

1.別れて、別の相手を探す
2.「たとえ結婚できなくても、相手と一緒にいること」を選ぶ
3.期限を決めて、「相手の気持ちを変えること」に挑戦してみる


まずは1、「結婚する気がない相手と交際を続けても仕方ない」と考え、つらくても決断をしていくケースもあれば、「結婚願望がないと聞いたら、気持ちが冷めていった」という理由で、必然的に別れを選択するケースもあるでしょう。「とにもかくにも結婚!」とこだわる気持ちが強く、「他人の価値観や考えを変えるのは難しい」という考えの人は、この選択が一番後悔は少ないかもしれません。

一方で、2のように「結婚」よりも「相手といること」を優先する、という選択もあります。「たとえ結婚できなくても、彼と一緒にいたい」という気持ちが強いならば、その思いを貫くのも自由。事実婚のようなパートナーシップの築き方もあります。ある程度自立しており、形式や旧来の価値観にこだわらない方であれば、こうした選択をするのも、これからの時代はひとつの幸せの形と言えるかもしれません。

そして最後は、「期限を決めて、相手の価値観が変わるのを待ってみる」という選択。人が考えを変えるには、それなりに時間も必要です。さまざまな働きかけをしたり、心地よい二人の時間をたくさん共有するなかで、相手の価値観が変わるのを待ってみる。そうした働きかけをしても「やはり彼との結婚は無理なのだな」と心の底から諦められる日が来たら、1か2どちらかの選択をする。このように、”猶予期間”を設けてから決断をしてみるのも一案です。

結婚がしたい。彼と一緒にいたい。この二つの願いが両立しないときは、結婚制度への思いの強さ、相手への思いの強さをまずはじっくり考えてみましょう。「自分が本当に望む人生」を考えた上で、つらくともどちらかを選ばなければならない瞬間がくると思いますが、できるだけ後悔の少ない選択ができるよう願っています。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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