女として見てほしい! ただの友達や同僚から”異性”として見られるようになるには

前回の記事では、「男女の友情はアリか? ムリか?」というテーマについて取り上げた。
はじめは異性として見ていなくとも、どちらかの感情に変化が生まれ友達関係が継続できないこともある。

「これまでぜんぜん意識していなかった男性のことが気になりだした」「男友達や同僚などを好きになってしまいどうしたらいいのかわからない……」というのはいつの時代も女性の抱える悩みでもある。

今回は「男性がただの女友達や同僚を友人として見られなくなった瞬間」について調査してみた。「彼に女として意識して欲しい」「彼とはもう友達でいたくない」女性は必見である。

目次

1.他の男が彼女をホメたとき


・「同じチームでプロジェクトを組んでいた同僚のA子は超勝ち気な女。女だてらにモノをハッキリ言うし、自分が信じた意見は絶対にひっこめない。仕事中『それは違うと思います!』って“ド正論”を言われてめちゃムカついたことも……。それが他の同僚の男友達に『何だよアイツ! ホント可愛くねえよなぁ!』って愚痴ったら、『そうか? A子って結構色気あるよ。俺はああいうタイプ好きだな』などと思いもよらぬひとことを返されて……。“他の男の目から見るとそうなのか……”って気づいて以来どうも意識しちゃってる」(20代・企画)

――結婚や出産など状況の変化で退職せねばならない女性とは違い、大半の男性は一生仕事を継続して生きていかねばならない。会社だとか組織に長く属する男性は“他人の評価”をけっこう気にするもの。特に「他の多数がそう言っている」と己の判断よりもそっちのほうに巻かれてしまうこともある。それが「彼の信頼している人間」や「上司」からの意見ならばなおさらだ。
つまり、さりげなく他人から「私をホメてもらうこと」を心がけ、それがあなたの気になっている男性当人の耳に入れば効果大といえよう。

2.一線を越えてしまったとき


・「俺には気の合う女の飲み友達がいる。なんといっても彼女は元同僚だし、仕事の不満や悩みも理解してくれるからある意味同性よりも気楽に飲める。これまで女だとか意識したことはなかったんだけど……ある日俺の仕事の昇進祝いを兼ねて“やったじゃん! 飲もうよ”と彼女に誘われ待ち合わせの飲み屋に行くとその彼女が仕事モードのスーツでなく女らしいワンピースを身につけていた! いつもと違う彼女にドギマギし、でもそれを悟られないよう大酒をくらってしまい、泥酔したはずみでなんと“一線”を越えてしまった……。翌朝正気にもどって焦りまくり『これは単なる事故みたいなものだよね、昨晩のことは忘れよう!!』ってことになったんだけど“アイツあの時けっこう可愛かったよなあ”なんてつい思い出しちゃって……。しかも向こうもまんざらじゃなかったみたいで、いま結局恋人っぽくなってます(笑)」(30代・金融)

――他にも「ついキスしてしまった」「手をつないで歩いてしまった」「冗談で抱き締めてしまった」などの“身体的接触”をキッカケに女友達を異性として見始めた……という男性が相当数いた。注目すべき点は、これらはほとんど「酒のうえでのアクシデント」「酔った勢い」であること、だ(笑)。
しかし、お酒を飲んだ時につい出てしまう言動こそ“本能”であり、本来望んでいたことが開放されてしまうこともある。
お酒は自分の背中を押してくれる起爆剤ともいえるし、恋愛に力を貸してくれるアイテムともいえるのだ。
裏を返せばシラフでは“事故”も起こりようがない……ということ(笑)。
必ずしもうまくゆくとは限らない“アルコール大作戦”だが、「彼の本性」「男の本能」を引き出すためにもまずは気になる彼と飲みにゆく回数を増やすべきである。

3.俺のタイプじゃなかったのに“好きです”と言われたとき


・「よくつるんで飲みにゆくB子は顔見知りではあるけど、趣味のサークル仲間と一緒の時にしか会わないので二人だけで会ったことはない。だからホント“知り合いのうちの一人”とか“友達といえば友達”みたいな感じでしかなかった……。でもある日彼女に呼び出され、『ずっと前から好きでした……』と告白を受けた。コッチはそんなふうに考えたことなかったから、『え~そうだったの?』なんて笑って誤魔化すしかその場では出来なかったけど、でも自分をひたむきに思っていてくれていた彼女の気持ちは男として嬉しかった……。それからは否応なしに彼女のことを考えてしまう自分がいる」(30代・スポーツメーカー)

――「男友達を振り向かせる」最終手段がこちら。男性の女性に対する“区分け”や“仕分け”は非常に厳密なものがある。見た目がタイプかタイプじゃないか、もしくは自分が魅力を感じるか感じないか……。その判別により「魅力ナシ!」「タダの友達!」と見なされた女は、一夜の相手にすら考えてもらえないのだ。
けれどそんな“範囲外”の女でもそちらから好意を示されたら話は別。「好きです」と表明された途端、男性は今まで思いもよらなかった女性をとりあえず“範囲内”として考えようとしてくれるもの。
自分の思いを告げればもう友達には戻れないが、今のままでもんもんとするよりはマシではないだろうか?

彼に“女”として見てもらうためには……いつもと違う私を見せればいい


男性が「タダの女友達」や「タダの同僚」を女性として見るのは、その彼女に“女”を感じたときである。

自分を“女”として見ていない男性に“女”を感じてもらうにはどうすればよいのか?
それは“いつもと違う自分”を見せればいいのだ。

これまで女として見られなかったのだからこれまでと違う面を見せるのが得策というもの。
弱みを見せる、涙を見せる、女性らしい格好をしてみせる……などの工夫を凝らし、その男性の抱く「女性像」にピントを合わせることで彼の「恋愛対象内」に入れる可能性は確実に高くなる。

「彼とはもう、単なる友達ではいたくない!」というあなたは、“いまのぬるい関係”を捨てる覚悟で思い切った行動に打って出ないと、現状はなにも変わらないといえるだろう。
あなたの奮闘を祈る。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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