やきもちを焼きすぎて破局!? 「嫉妬深すぎ女子」へのアドバイス

いつも彼氏に嫉妬しすぎて、関係がダメになってしまう。

先日そんな相談を受ける機会がありました。浮気やそれに近い行為ばかりをする相手ばかり、ということであれば論外ですが、彼女の場合はそうではないのに、恋人ができると「浮気するかも」「他の女の子が彼を狙っているに違いない」とネガティブな妄想でいっぱいになってしまう――とのことでした。

同じ悩みを持つ方へ、今回は嫉妬心のコントロール方法を紹介します。

目次

相手が「嫉妬が嫌いなタイプかどうか」は知っておくとベター


「嫉妬心」は男女関係なく、恋愛にはつきものの感情。悪い影響ばかりではなく、軽い嫉妬ならばお互いの恋愛感情を高めたり、恋愛寿命を伸ばしたりするのに役立つこともあります。好きな相手には「やきもちを焼かれて嬉しい」「ちょっとくらい、やきもちを焼いてほしい」と思う瞬間もありますよね。

ですが、嫉妬の”程度や頻度”にはやはり注意が必要です。嫉妬される側の男女からは「可愛いやきもちならいいけど、怒ったりイライラされたりは勘弁」「本気で拗ねて険悪なムードになる相手だと、会いたい気持ちが減少していく」といった意見もよく聞かれます。

嫉妬すること・されることを好む度合いは、人によっても違います。「今回の彼は、軽い嫉妬でも本気でキレる。前の彼はこのくらいなら、むしろ喜んでくれたのに……」といった感覚差を経験したことがある人もいるでしょう。相手によっては「俺なりに十分に大切にしているつもりなのに、信用していないのか?」と不信感を抱かれてしまい、関係悪化に繋がるケースもあります。嫉妬しやすい人は、相手が「嫉妬されることが嫌いなタイプかどうか」を交際初期に確認しておくといいかもしれません。

「不安」から嫉妬をしてしまう人は、相手が変わっても同じ顛末に!?


嫉妬でダメになる恋愛には、以下どちらかの原因があることが多いです。

1.相手側の問題。誤解を与える行動が多い、相手への説明や配慮が足りない
2.自分側の問題。自信の欠如、あるいは不安感が強く、依存心が強い

1つは相手側の問題。カップル間では、できるだけ誤解を与えないような行動をしたり、相手のために詳細を説明したりといったことが必要な場面も出てきます。しかしそうした配慮を意図的に、あるいは面倒がってしないような相手だと、無用に嫉妬心が煽(あお)られてしまい、苦しむことになりやすいです。このような相手の場合、まずは「こういう時は言ってくれないと不安になるよ」と穏やかにお願いしてみましょう。

2つ目は自分側の問題。相手が上記のような配慮をしてくれていても嫉妬心が収まらない、という人もいます。この場合は、本人の「自信の欠如」や「不安感」が原因の可能性大。「私だけを好きでいてくれなきゃ自信がなくなる」「不安だから私のことだけをちゃんと見ていてよ」といった心理から、必要以上に嫉妬してしまうのですね。こうした人は、嫉妬心を少し自分でコントロールできるようにならないと、誰と付き合っても関係が長続きしにくくなってしまうかもしれません。

「尽くさない、欲しがらない」を徹底するだけで変化は起きる


2のように、「もっと愛されたい」「もっと自分だけを特別扱いしてほしい」と詮索や嫉妬に狂い始めると、皮肉な事に、逆に相手から愛されなくなったり、相手に遠ざけられたりもしやすいです。そしてますます”不安感”が強まり、必要以上に尽くしたり、悲劇のヒロインになったりしてしまうことも。「あ、このまま嫉妬に狂っていたら危ない!」と自分で気づけたときは、以下2つの心がけを徹底してみましょう。

・「相手のために何かしてあげよう」と一切思わない
・「相手に何かをしてもらおう」と一切期待しない


「彼はなんで〜してくれないの!?」と思ったら、「ハッ。また相手に求めてしまってる!」と気づいて抑える。「彼が喜ぶだろうから〜してあげなくちゃ!」などと余計なことをしそうになったときも同様です。とにかく相手に何も求めない。そして自分も何もしてあげようとしない。この2つができるようになると、気持ちがフッと楽になってきます。

「必要以上に相手の領域に踏み込まなくても、本当に浮気するような相手なら別れればいいし」「相手が元気でいればいい。お互いが自然に求め合うときに関われば十分」などと、安定した自信や”自然体の距離感”の獲得を目指していきましょう。

もし自分が自信を失ってしまっているときは、自分のいいところや魅力を10個ほど書き出してみましょう。「私は大丈夫、私はちゃんと素敵なところをもった女性なんだよ」と自分で自分に分からせる作業をします。そして「人間関係の見直し」もおすすめです。なんだか自信を失ってしまうような相手やコミュニティとは距離を置き、一緒にいて心から楽しいと思える人や、自分を評価してくれる相手を大切にし、そういうコミュニティに積極的に参加する。自己評価が低い人は、すべての場で評価されないと落ち込みやすい傾向がありますが、それは不可能だと悟ることも力になるでしょう。

自分の自信が揺らぎにくくなってくると、恋人に不要に嫉妬の矛先を向けなくて済むようにもなってきます。自分の嫉妬に悩まされているという人は、ぜひご参考くださいね。
(外山ゆひら)

この記事を書いたライター

外山ゆひら
対人関係、心や生き方に関する記事執筆が中心のフリーランスライター。読売新聞が運営する「発言小町」の相談コラムや、「恋活小町」を担当する。文芸、カルチャー、エンターテイメント方面を日々ウォッチしている。

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