マツコ女の急増が止まらない! 女子たちが絶望的にモテから遠ざかっている理由

「どうせアタシは○○ですよ〜」
「なんだてめぇこのやろぅ!」
スリーサイズはすべて130cm、体重は140kgの圧巻の風貌。テレビで見ない日はない女装家、マツコ・デラックス。

彼女がメディアでブレイクしてから、日本の女性たちの会話ががらりと変わったことに、みなさんは気づいているでしょうか?
(見た目はかわいい女子のままですよ!)

そう! 女性たちはみな、毒舌な批評家のようになったのです!

目次

キラキラ系とツッコミ系 二極化した女たち


「草食男子」の名付け親である深沢真紀氏は、著書「日本の女は100年たっても面白い」の中で、昨今の女子たちの「キラキラ系とツッコミ系の二極化」について語っています。
キラキラ系は、モテや愛されなどの女性誌のフレーズに照れがなく、女を楽しんでいる女子たちのこと。ツッコミ系は女らしくふるまう自分に自分でツッコミをいれ、「かわいいね」と言われることを全力で否定するちょっと自虐的な女子たちのこと。

ちなみに、筆者はどちらかというとツッコミ系でした。
そして、そんなツッコミ系グループたちは、昨今の女子会ブームにより、さらに進化をとげていると筆者は感じています。
それがマツコ女の登場なんです。

“女子会”という毒舌パーティにより、マツコ女が急増


今や当たり前となった“女子会”。同じ趣向を持った女子会ほど盛り上がるものはないですよね。
そして長らく彼氏がいないツッコミ系女子の女子会は、もはや自虐を忘れて他人への毒舌と批評が止まらない、それはそれは恐ろしい、マツコ女大量発生の夜の宴へ……。

マツコ女たちは最近の恋愛のゲスネタから、まわりのキラキラ系に対する批評まで、自身たちが性格を悪いと認識しつつも、毒舌を加速させます。結果、大変面白い会になってしまうので、クセになり抜け出すことはできません。
これ、誰にでも鉄板でウケるように錯覚してしまって、普通の飲み会でもやっちゃうようになるんです。
実は、みんなドン引きしながら笑っているんですけどね……。そして、ウケるけど性格に難がある子と認識され、絶望的にモテなくなります。

マツコだからこそ許される境界線


マツコなどオネェ系の方々が放つ毒舌は、その陰に彼女たちの人生経験が見えるからこそ、世間は暖かく見守るものです。
でも、そこまで人生経験もない20代の女子たちの毒舌は、わがままかつこじらせた女性と認識されてしまうんです。
最近男性に「本当かわいげないよな~笑」なんて言われている女子は、一緒になって笑っている場合じゃありませんよ。

とくにアラサーは気をつけて! イタい女認定されているかも……


それでもまだ、10代後半や20歳そこそこの女子は、「生意気~!」で許されます。
でもアラサーがやるとダメ! なまじ若くて、チヤホヤされてきた女が世間をななめに批評し、語り出すとイタく見えるんです。
このまま開き直り続けると、モテないのはもちろん、普通の女子とも別次元にいくことになります。

言い過ぎたな~と思ったら……リハビリ開始


「いつものクセで言い過ぎた!」と思ったら「でもすごくかわいいよね」とか「本当はうらやましいんだけどね」などと付け加えるようにしましょう。

これは、ちょっとしたリハビリにもなります。少しずつ自分の中の毒気が抜けていくのを感じるはず。
心から毒気が抜けていくと、すごくさわやかな気分になれます。
素直な女性はいくつになってもかわいいもの。いつのまにか、愛されキャラに戻っているでしょう。

最近、毒気がたまっているな……という女性は、今すぐリハビリを開始して! 
等身大の素直さを思い出すと、世界が輝いてみえるようになりますよ♪
(YUE/プロップ・アイ)

この記事を書いたライター

井関 唯絵
1988年9月20日生まれ。東京出身。 モデルとして、ショー・PV・雑誌などで活躍後、女性向けコラムライターとして、美容やグルメスポットの取材、恋愛リサーチ、編プロにて本の執筆、編集作業をしている。 2012ミスアースジャパンファイナリスト。ナッツマイスター。

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