“性格も趣味も正反対”、“共通点も多く気が合う”…どちらの男性を選べばうまくいく?

ある読者の女性からこんな相談を持ちかけられた。

「最近、二人の男性と知り合いました。どっちに決めたらいいか悩んでいます。A君は私と趣味が一緒で、仕事や職場環境も似ていて、話もめちゃめちゃ合う。それに比べてB君は、趣味も仕事の種類もぜんぜん違って別世界の人って感じ。でも、性的にひかれるのはB君なんです。ただ彼を選んだとしても考え方も真逆で理解できないことも多いから、なんか幸せになれそうにない気がする……。この先結婚するなら共通点の多いA君のほうが無難ですよね?」(20代・OL)

――今回は「共通点がある気の合う彼と、あなたとはまったく違うけれど好きな彼」のどちらを選べば女子はより幸せになれるのかについてお届けする。
男性たちの意見から検証してみよう。

目次

やっぱり自分と似た子がイイ!


・「分不相応な女って疲れちゃう。以前かなりムリをして“高嶺の花”っぽい女性と付き合ったことがあったけど、俺より給料が上、それに収入だけじゃなくルックスもはるか上の彼女といっしょにいると『オレじゃ満足させられないんじゃないか』とか『そのうち浮気されるんじゃないか』ってどんどん卑屈になっちゃって……。彼女にもそんな気持ちが伝わったのか、『私たちもう別れたほうがお互いのためなんじゃない?』ってフラれた。それに懲りて、いまは自分と同じような中小企業勤めのちょいぽっちゃり目の特別目立たない普通の子と付き合っているけど、俺もそうだから身分相応って感じ(笑)。お互い『ブサイク~』『ここの肉つまめるじゃん』なんてからかい合えるのは、前の彼女のときは絶対になかった」(30代・流通)

・「以前、生まれや育ちがまったく違う子と付き合ったことがあったけど、やっぱりうまくいかなかった。自分は東京出身で、彼女はバリバリの関西人。最初はその“違い”が面白かったんだけど、『じゃ~そろそろ結婚しよっか~』ってなったときに、どっちの実家に近いところに住むからはじまって、しまいには料理の味付けや食べ物の好みとかのささいなことでも大ゲンカに……。お互いに疲れちゃって、どちらからともなく『もっと自分と見合った人を探そう』ってことで婚約解消。まだ新しい彼女はいないけど、もう“違いすぎる女”はこりごりです」(20代・食品)

――男性たちによる「共通点の多い子がイイ!」という率直な声がこちら。
「女が格上だと男が勝手にコンプレックスを持ってしまう」だとか「力が抜けない」「疲れる」というのは、女性が注目すべき意見ではないだろうか。また、「最初は違いを楽しんでたのに、将来を考え始めたところでその差が深刻化」という点も深く考える必要がある。
共通点が多い、似通ってる、ということは衝突が少なくて済むということ。先々あまり苦労したくないのであれば「共通点のない相手」は避けたほうが無難かもしれない。

むしろ違う女性がイイ!


・「自分と似たような考え方の人や同じタイプの女性って、やっぱり飽きがきちゃうと思う。自分は心配性で超ネガティブなんだけど、今の彼女は大らかでざっくばらんな性格。俺が仕事のことなんかで落ち込んでて、『あぁ、やっちゃった、どうしよう……』って悩んでいても、彼女は『大丈夫、大丈夫!! 食べて寝れば元気でるって!』って笑い飛ばしてくれる。それにどれだけ救われてるかわからない。これが俺と同じようにイジイジしてすぐ凹む子だったら余計めいっていただろうから、自分と同じタイプの子だと長続きしないと思う」(20代・設計)

・「学生時代に格闘技をやっていた俺はマッチョというかデブめなんだけど、自分と同じようにガッチリしてる子とか肉厚な女性は絶対ヤダ(笑)。子供もデブになっちゃったら? とか遺伝子的なことも心配もしちゃうし、本能がそうさせるのかひかれるのはいつもスリムな女性ばかり。それに俺のことを『デブ』とは言わず『男らしくてたくましくてステキ!!』って言ってくれるのはいつも小さめの女性が多いから、なんか自然の摂理みたいなつり合いがとれてるのかな~」(30代・警備関連)

――「自分と似た子はヤダ」「むしろぜんぜん違うほうがイイ!」派の回答がこれ。
男女問わず「自分のイヤなところを持ち合わせた異性はお断り」「自らが持たないものに憧れる」のは誰もが理解できるだろう。
せっかく相手と共通点があっても、それが「自分の欠点とおなじ」であれば元も子もない。
「私は自分のこういうところがイヤ……」という強いコンプレックスを持ちあわせているのであれば、むしろ全く違うタイプの彼を選んだほうがうまくゆくともいえる。

“自分と似たような彼”と“違いだらけの彼”の間で迷ったら、自分の“本能”を信じるべし!


“性格も趣味も自分とは違う彼” と“共通点があって気の合う男性”とのどちらにするべきか? は、あなたが今後なにを望んでいるのかによる
この先その彼と結婚したらどうしていきたいか? ……である。

自分に足りない部分を補って欲しいと思うなら自分とは違う相手。
二人の時間を穏やかに楽しみたいのであれば、趣味や好み、常識や良識が自分と似たような人を選ぶべきである。

ただ、彼とは将来のことや結婚など全く考えていないのなら、それはあなた自身の「本能」で選ぶとよいだろう。
彼の匂い、肌触り、声を聞いたときの心地よさなどなど……。
恋愛とは理屈ではない。“理性だけでは判別できないあなたに欠けているモノ”を持ち合わせた男性にうまくひかれるようにできているのだ。

「彼の匂いが好き」
「抱き締められるとすごく落ち着く……」

そう感じた彼こそが、あなたと趣味や好みが別々であれ、血液型や星座の相性が最悪であれ、学歴やルックスに差異があれ、あなたが愛すべき相手といえるだろう。

「どちらかの男性のあいだで戸惑ったら自分の肌を信じるべし!」
これが私の恋の法則である。
(神崎桃子)

この記事を書いたライター

神崎桃子
体験型恋愛コラムニストとして活動し、ヒット記事の数々生み出す。大手ポータルサイトにてコラムを連載中。男女のズレや生態、恋愛市場の時事問題を得意とし、文章セミナー、婚活セミナー講師も手がける。

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